アクイド皇国
「まずですが、アクイド皇国は所属していた私が言うのは憚られるが、悪政、圧政で最悪の統治状態である」
うん、安心した。
「戦力や人材は精鋭なのだが、王が適当に指揮を取るため未だに辺境で暮らしている、こないだも実経験を積ませるとか言って賢者の末裔をダメにした」
もしかして、ゾンビリーダーのあいつなんじゃなかろうか。
「ちなみに今回の戦の理由は税収が少ないから奴隷として住民を売り払うのが目的である。まぁ結果貴殿にしてやられたわけであるが」
理由最悪か。考え方が盗賊のそれだぞ。せめて植民地とかにしとけ。
「まぁ、そんな訳で姫には家出されて行方不明だわ、冒険者は愛想尽かして出ていくわで今季の皇帝は最悪なのである」
よく持ち堪えてたな。
「その辺は我輩が見えない所で手を回してなんとか火の車でやりくりしたのである」
じゃあ、ほっとけばワンチャン滅びるのでは?
「多分その頃には住民全部奴隷にして国ごと売り払ってトンズラするであろうな」
流石にないだろ。
「絶対するのである」
逆の信頼感半端ねぇ。
まぁ、じゃあサクッと攻め込みますか。ちなみに国民はどんな感じだ?
「国民は至って善良であるが、悪政に疲弊して悪事に手を出してしまうものも少なくないのである」
貧すれば鈍するって奴だな。
よし、救っちゃいますか!! お前今日から王様な
「流石にこの姿では無理である!!」
その辺は話せばわかるやつに話つけてくれよ、裏から操るみたいな前からやってたんだろ?
「わかった。それなら吾輩頑張れそうである」
渋々頷いた感がある顔をしていたが知った事ではない。俺は政治とか知らんからな。適任に任せるが吉よ。
とりあえず王様殺せば行けそうか?
「いや、ズブズブの大臣達とそれをバカ真面目に守る四、いや三騎士を倒すのが大事であるな」
オッケーサクッと殺しに行くか。
「三騎士のうちの武を司るものには気をつけた方がいい。やつは引退した特級冒険者であるからな」
うわきつ。まぁ、頑張るわ。
そんな軽い返事をして俺は一人暗殺ミッションに飛び去った。
なんか最近一気にpv増えましたね。趣味なんで俺が楽しめればどうでも良いですけど、やっぱちょっと嬉しいもんですね。