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魔王様の結婚相手  作者: 久遠みおな
1/3

勇者の結婚相手は魔王様

思い付きまま気のむくまま浮かんだ物語をつらつら書きなぐりましたので誤字脱字あたりまえです読みにくくても直す気ありませんので、親切心でも誤字脱字などは受け付けておりませんのであしからず

なんの因果が知らないが前世では平穏だったこの国は魔王軍の驚異に晒されていた


「何でぼくなの?ぼくにはやらなきゃならないことがあるのに、何でぼく?」


そう、聖女様から賜った神託はぼくが勇者なのだという


はっきりいってやりたくない


ぼくにはやらなきゃならないことがあるのに

勇者とやらはそれを阻止する形で周りから埋められていった


ならこっちだって条件付けてやる


「ぼくの運命の番が見つかったら勇者を辞めるから」


「構わぬ、いまこの国で一番の強さがあるのはおぬししがおらぬでよ魔王軍をこの国から引かせるだけで構わぬ」


ぼくの強さは筋金入りだよ前世のスキルからステータス迄既に自分で解放してるし、もともと前世の方がこの国は潤っていた。人材的にも国力にしても


まあ、それは良い

人材不足はいつだってぼくを悩ませてきた

何で女でパーティー組むかなー?

ぼくに依存しすぎだろう



前世ではぼくと心通わせたのは勇者だったぼくはしがない魔法使いで

それでもみんなの身体強化魔法や回復魔法で守ってきた

前世は魔王ではなく暗黒竜でなかなかに苦戦したんだけど

なんとか倒してぼくらは夫婦になり平和に暮らしたと思う

18歳で勇者とかきついよね婚活いや、前世の勇者と約束したんだ

また出会ってまた一緒になろうって

それがなぜ勇者に変貌したのかわからない


孤児だから悪いのか使い捨て感たっぷりだ

毎日毎日魔物倒すばかりで減らないからどういうつもりか魔王に直接交渉しようと使者に手紙を渡して送りつけてそろそろ一週間返事なし?

明日には総攻撃が人間から始まるのにどうしたことか…


さて、ようやく帰ってきた使者に話を聞こうとしたら人垣を真っ二つにしながら(この場合魔物垣?)やって来たのはなんと魔王その人だった


しかも前世の勇者だぼくが間違えるわけがない


でも、覚えてるかは分からないぼくはたまたま覚えていたけど何かを振り切って魔王になった勇者はぼくと目を会わせようとしない

勇者がそれだけ嫌いかそれならそんな肩書きどっかの馬にでもくれてやるさ


「勇者、お前の提案受け入れても構わない。お互いの国の重要な人物を交換するというものだが

ただし国王に認められたらだろう?そんな大事を戦の最前線で進めて良いのか?」


「あ、いーのいーの国王はぼくに言ったんだ軍を引かせるだけでもぼくには権利がつくし

これ以上戦っても損害が出るだけでおたがいにメリット無いでしょう?」


「ならそちらからは誰を出す」


「まず間違いなくぼくがいく」


「そちらさんは?」


「魔国のオレの右腕の宰相を出そう民がこれ以上苦しまないように改革させてもらう」


「ちょっと勇者?私たち何も聞いてないんだけど!」


あ、未だうるさいのが残ってた


「聞いてたじゃないか。ぼくが勇者に選ばれたときぼくは言ったよ。運命の番が見つかったら勇者を辞めるからって、聞いてたよな」


「確かに言ってたけど見つけないように私たちが見張っていたのに何処でみつけたの!?」


やっぱりそうだったか周りに気配が消えなくて寝れなかったのお前たちのせいか


「今。ついさっきというか目の前にいる」


「冗談でも魔王その人だなんて言わないわよね」


「冗談でも何でもない間違いなくそこにいる魔王その人がぼくの運命の番」


邪魔したらただじゃおかない


「覚えて居てくれたのかオレの愛しい人」


「忘れるわけ無いずっと会いたかったぼく…ううん私の愛しい唯一の人」


剣士や魔法使いや聖女が呆然としてるけどそんなもの知るか私は魔王に抱きつき魔王はそんな私をお姫様だっこで陣に帰ろうとする


「ちょっと待って!もしかしなくても勇者は女?」


「当たり前だ。何を今さら驚いてる

まあ、サラシ巻いてるみたいだし髪が短いからいっけんして男の子に見えなくもないが

間違いなく女だ」


声色変えてたしまあ思い込みって大事なんだわ


「さあ、全軍撤退国に帰るぞ」


そうして残されたのは勇者を失った人軍だったがぽつねんと立ち竦むしかなかったらしい




それから魔王軍が動くことなく勇者は魔王の隣に座り王妃として宰相の代わりをしてみたり一年で子供を生んでからは魔力の質が変わったのか魔王と同じく成長が止まり魔王と共に老後はのんびりといつまでも相思相愛のまま二人で庭先で眠るように息を引き取っていた

王妃は子供を三人生んでいてその誰もが両親らしいと笑顔で送り出したとされる

二人の合言葉はまた一緒になろうだった


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