1章 はじめまして、異世界
急に光りだした地面、目が開けられない…。
目をつむり、顔を背ける。
少したったとき、フワリと風が全身を撫ぜる。
都会では感じられないような、自然の匂いが感じた。
さっきまでは全く感じなかったというのに。
もしかして…。
目を開けるとそこは雄大な草原。
辺り一面緑に覆われていた。
「これは、すごいな…。」
その光景に目を奪われる。
日本でもあまり見られない、東京ではありえない光景。
いつまでも見入ってしまいそうになる…。
いやまて。
ここからどうしよう?
何をするか決めておかないと。
夜になる前にはどこかしらの町にはついときたい。
剣士とか魔術師とかいう前世の時代にはお目にかかれないような職業があるんだ。
もしかしたら、魔物とか凶暴な野生生物とかいるかもしれない。
そんな物にあう前に少しは安全なところに着いておきたい。
まずは自分の持ち物と、ステータス確認だな。
自分の格好を見てみる。
格好は中世のヨーロッパの人が着てそうな服装。
ゲームとかに出てくる旅人のような服装がイメージしやすい。
これなら、旅人としても目立たなさそうだな。
他には、と。
地面には西洋で使われてるような剣が鞘に入って落ちていた。
そういえば、剣士と剣兵って違いなんなんだろう?
また調べておこう。
そんなことを考えながら、剣を抜く。
うん、普通の剣っぽいかな。
刀自体はキレイで新品な感じだ。
鞘に戻して背中に装備してみる。
うん。しっかりと剣士になったはず?
さて、今度は自分のステータスを確認してみようかな?
装備品の確認でした。
次はステータス、スキルを確認します。