序章三話目
説明会が続きます。
「ステータスはいくつかの項目があるので、しっかり聞いてくださいねー。」
聞いた内容をまとめてみると、
基礎レベル…その人自身のレベル
HP…生命力、それが尽きるとその世界での死を迎える
MP…魔法力、魔法を使うためのエネルギーの値
力…物を持ったり、物理攻撃力に関する値
魔力…魔法の威力に関わる値
技量…スキルの習熟度やクリティカル判定の出しやすさに関係
耐久…物理防御力に関係する値
耐性…魔法防御力、状態異常に関係する値
敏捷…スピード、回避率に関係
運…クリティカル率やドロップ率に関係する値
ランク…S、A〜Gまである
ランクが高いほどレベルアップ時のステータスの値が上がりやすくなる
職業により変動する
例…職業 剣兵レベル2 基礎レベル2
HP:20+20 ランクB
MP:10+4 ランクF
力:8+10 ランクC
魔力:7+2 ランクG
技量:8+8 ランクD
耐久:7+8 ランクD
耐性:6+2 ランクG
敏捷:8+10 ランクC
運:5+4 ランクF
こんな感じだろうか。
左が基礎のステータス、右の数字が職業によるステータス上昇値である。
基礎レベルが上がれば、どの職業でもある程度ステータスは望める。
職業レベルが上がれば、その職業で必要になるステータスの上昇は高い。
ステータスが高くなれば死ににくくなるので、ステータスアップがしばらくの目標になるかな?
「そうですねー。ただ、アビリティにも能力値を上げたり、スキルで一時的に上げたりできますからねー。大まかな目安とお考えくださいー。」
「だから心を読むなって。焦るから。」
「…、その割には焦ってるように見えないんですよねー。」
「何だ今度は小声で。」
「いえいえー。ちょっとした独り言ですー。ついでに、称号と加護の説明もさせてもらいますねー。」
「加護は一人に一つ与えられるものですー。その加護により、得意な職業や、上がりやすいステータスも変わったりしますー。加護にもランクがあって、寵愛、祝福、加護と下がっていきますー。〇〇神の寵愛とかになると、半端ないステータスアップが望めますよー。」
「俺がなんの加護貰えるか」
「教えませんー。悪くはないと思いますよー。」
「なら、楽しみにしておく。」
「で、称号とは、その人が達成した実績みたいなものですねー。ステータスアップとかはないですが、場合によっては状況を変えうるものもありますよー。」
「特殊な効果があったりするのか?」
「それは手に入れてからのお楽しみ、ということで。ー。」
「秘密が多いな。」
「言い切れないほど多いってのも1つなんですけどねー。」