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レベル1のスキルマイスター  作者: もきゅ
2/5

序章二話目

説明回がしばらく続きます。お付き合いください。

「信じたくない、けど、本当っぽいな。手違いって一体どういうことだ?俺はこれからどうなるんだ?」

「まぁまぁ落ち着いて下さーい。ちゃんと一個ずつ説明していきますからー。」

「いや、これで落ち着いていられるか!」

「まぁまぁ。これでも飲んで下さーい。」


ふと見ると、彼(彼女?)の手にはティーカップ、その香りは華やかながら落ち着く。

…、新たな疑問として、どこから出てきたのかと言うのが生まれたが。


「さっきスキルを使いましたからー。物質創造というアクティブスキルですねー。」

「心読むのやめてくれないか。落ち着かない。で、なんだよアクティブ?」

「アクティブスキルですー。発動が任意のスキルですねー。まぁ、このあたりはおいおい話すとしてー。まずは座りましょうかー。」


またいつの間にか、テーブルと椅子が出てきていた。

…、このあたり考えるのはやめとこう。

頭が痛くなりそうだ。

そんなことを考えながら椅子に座る。

向こうも反対側に腰掛けた。


「さて、まずはー、謝罪から、かな。ごめんなさいねー。ホントはあそこにトラックが走ってくるとは思わなくてー。いたずら好きな神もいてねー。それが運命を操るから手に負えなくてー。」


ほんとあの子はどうしようもないわー。遊ぶのが好きなのはわかるけど、人の運命をいじるなって言ってるのにー。と呟く


ただ、そんなことはどうでもいい。

つまり、オレは、


「神様の気分で、殺されたってことか?」

「そうなりますねー。」

「ふざけんな!」

「ふざけてませんよー。」

「ふざけてるだろ!!まだ、やりたいことがあったのに…。恋人作ったり、結婚したり。」

「わかってますよー。だから、本来とは違う手続きをふんでいるんですからー。」

「違う手続き?」

「はいー。本来なら死んだあと、その人の功罪に応じていろんな世界に生まれ変わってもらいますー。魔法が発展してたりー、古代エジプトのような世界とかにねー。でも、あなたの場合は、神がふざけて殺してしまったものですー。今までの基準も参考できないくらい普通なものでしたしー。」

「普通は余計だろ。」

「失礼しましたー。まぁ、そんな訳で、貴方には、転生じゃなく、少し若返って違う世界に転移してもらおうかなー、って思ったんですよー。こちらからのお詫びの1つってことでー。」

「1つ…。ってことは他にも?」

「はいー。いくつかありますよー。1つは転移、2つめはその世界の知識とその服装や装備、最後にアビリティとスキルを4つプレゼントですー。」


いらだっていた頭が幾分か落ち着いた。

転移にスキルやアビリティ。

夢のような話だが、これはおそらく現実。

そんなものがもらえるなら、それこそゲームのように


「魔法が使えたりするのか?」

「それはあなた次第ですねー。まずは世界の説明からさせてもらいますねー。あなたに行ってもらうのはセインティアというところで、魔法が発展した中世ヨーロッパの様な世界ですー。そのうちのグランデリア王国に転移させますー。まぁ、色々と豊かかつ争いがあまりない国ですねー。セインティアは、スキルとアビリティ、職業が生きていく中で、重要な役割がありますー。」

「スキルとアビリティの違いってなんなんだ?職業も重要ってどういうことだ?」

「順番に説明しますねー。まずスキルは技能ってイメージですー。剣を使う技能とか、魔法を使う技能とかですねー。ステータスによっては使えないものがあったりしますー。アビリティは、能力ですねー。ステータスにかかわらず使えるもので、体力アップとか、遠くを見たり出来るものとかですー。ここまで大丈夫ですかー?」

「あぁ。」

「では続けますねー。スキルは、アクティブスキルとパッシブスキルとに別れますー。アクティブスキルは意識して使うもので、意識して発動することが特徴ですー。パッシブスキルは逆に、常に発動してるものですねー。剣とか魔法はアクティブスキル、馬に乗ったりするのはパッシブスキルに当てはまりますー。」

「わかった。」

「職業は、扱えるスキルやステータスの増減がありますー。例えば、剣兵は剣を扱うのに最適なスキルを使えますが、他の武器の適性がない、とか魔術師は魔力は高いけど、力が弱まるとかですねー。スキル、アビリティ、職業の組み合わせは、とても大切になるですよー。」

「なるほどな。」

「次にステータスの説明に移りましょうかー。」

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