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ジノちゃんの正義

へい

はい!転生したー!

わかるよ?明らかに日本じゃねーもん!!

でけー鳥飛んでんだもん




「おほおおおおお!しゅごいよおおおおお。鳥さんおっきいよおおお」




おっと、つい声に出ちまったぜ、俺としたことがうかつだった。



ん?



あれれ?





「声が、遅れて、聞こえええええ!!!!!

声高えええええええ!!!!!!!!女の子になっちゃってるうううううう!!!!!!」




ていうか!手がちっさい!足ちっさい!胸ちっさい!


私、汚されちゃったよおおおお

股間を触っても、あるのは孤独な時間ばかり…息子を返してよ…








ま、いっか。






そうそう、この世界での俺の名前はもう考えてあんだぜ?


パーフェクトカエサル2世だ!!!!

どう?イカしてるでしょう?



まあ冗談で、ジノって名前にしたんだ。これなら男でも女でもいいだろ?




「とりあえず、あの城みたいなんがある街目指して行くか。」


そういえば今俺様、絶賛路頭に迷い中なんだよな。丘に一人ぼっち座ってるんだぜ?12くらいのか弱き少女がよお!どうすんだよ!



持ち物といえば短剣と小銭?みたいなものだけ、金銭チートも駄目じゃないか!



「全く、RPGの王様より使えん女神だぜ…」



俺がヤレヤレといったように肩をすくめていると




「おやおやあ?かわいい女の子がこんな所で何してんのかなあ?」




なんか太ったあからさまに怪しいやつが馬車転がして近づいて気やがったぜ。


これ、割とピンチ臭くね?チートないんよ?わたくし。



「みちにまよっちゃったの。おじさん、馬車に一緒に乗ってってもいい?」


ここで渾身のウイイイインク!!!!!

これで大抵のやつはズキュウウウンってもんだぜ!!!容姿はガッツリ使っていくぜ!レッツ奴隷系女子!!




「そうなのかい?じゃあもうちょっとこっちにおいで?乗せてってあげるから。」




おっさんは馬車を降りて近づいてきた

そしてゆっくり俺の髪をさわり、匂いを嗅ごうとした







「幼女の頭の匂いを嗅ぐだと?そいつは……………







馬車程度じゃあ到底賄えねえぜ?」




恐ろしいまでの生理的嫌悪!!!まるで生まれた瞬間に小便引っ掛けられたような最悪な気分だ!!!

激おこだぜ…!!!!




小さい拳を握り込んだ。

手に光が集まり、バチバチと静電気が起こった…

きゃあ眩しいなによこれ!

必殺技使えそうな雰囲気じゃない!!!!




「え、君、なにそれ、え?ちょっとやめてy」




「だめよおじちゃん?馬車の中にたくさん女の人いるね、なんで縛られてんのかなあ?あはは。

いくぜ………死刑執行!少女ぱんち!!!!!!!」




「えがッ!!!!」




拳が触れるかどうかの刹那の間に、男は消し飛んでいた。そしてちょうどその五分後、20キロ離れた山に音速に近い速さで肉塊が到着し、おっきい鳥さんの餌となった。





さてと、




「こうつうしゅだん。げっとよ!!!!!」





馬車が手に入ったぜ!いやあ、親切な方がいるものですね!!!

さあさあ街に向かいましょうか!!!!!!!










YO!

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