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横州賀平和ボケ

愛機が3機もあるこの男、無損のエース近井道政大佐、今回の中心人物。彼は実際の空戦経験がない数少ないエースである。


何故実戦経験がないものがエースと呼ばれるのかはのちのちわかるであろう。




「大佐、プロイセンがガリアに侵略を始めました。まさかこんなに早く、ですな。」

副官の白見が新聞記事を見ながら話しかけてきた。

近井自身これはありえると踏んでいたため特に驚くことなく普通にしている。

「取り敢えず、ソビエトの冷麺もとい、レーメンから救援要請が来ても行けるようにしておくのが確実。まぁ、それよりもウェールズのステファニー首相からのが先かもな。」

呑気且つ安定な答え答えを残し、『戦場とか逃げるが勝ちじゃん』とか言いどこかに足早に向かった。

全く公国の士官とは思えない人物だが、有事にはしっかりやるやつなのである。



談話室のラジオから陽気な音楽が流れゆったりとした時間の中、

『我が公国はソビエト国民主義同盟、ワシントン連盟会合と足並みを揃え、中立国であることを宣言しました。今回の戦闘では多くの死傷者、焦土が世界中に広まることが予想され、無意味な殺し合いを防ぐため3国の首相が国際平和主義宣言を致しました。これにより我が公国は中立国間の交易の強化や現在戦闘中の国家に対し経済制裁を実施し、消極的ではありますが平和への1歩を踏み出します。』

突然の政府ラジオ放送が割り込んできたが、呑気である。まぁ、戦闘がとくにないということが確実になった。


ここで基地司令である近井が口を開いた。

「しばしの平和が約束されたが、我らの世界は戦争状態に入ったのだ。諸君らが怠けていて、そこに突然の敵の襲撃にあったら国民を守れない。我らの国を守ろう、そのために強くなれ。あとわかっていると思うが、公国議会の指示があるまで現状維持。以上、解散」

風紀を仕切り直し、武人であること痛感させた

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