第1話
恋愛なような、恋愛じゃないような。
そんなお話です。
でも、ちょっと切ない感じですかね?(?)。
1、紹介!
私は桜坂 春です。
私は中学一年生
髪の毛は黒髪にくせっけのショート。
今時の中学生って感じ?でも、私は普通の子とちがうところが一つある。
それは、幽霊が見えることです。
何で?って?そんなのわかりませんよ。
ただ、お母さんも幽霊が見えると言っている。
私の家族で、幽霊が見えるのはお母さんと私とお姉ちゃんだけ。
私の家族はお父さん、お母さん、お兄ちゃん、お姉ちゃんと私なんだ。
五人家族なの。
お兄ちゃんは高校二年生。
お姉ちゃんは中学三年生。
三人とも二個ずつはなれてるんだ。
結構にぎやかな家族です。
2、いつもの朝。
私には友達がいる。
でも、何故かその子も幽霊が見える。
私はその女の子の友達を知ってから、凄く仲良くなった。
その子の名前は波咲 鈴っていう子。
今日もいつもとかわらない朝の目覚め方。
いつも、幽霊達に起こされる。
私にいつもちょっかいだしてくるやつ。
そいつはまだ成仏できてないみたい。
何でかは知らないけど。
そいつの名前は影河 和輝っていうんだ。
いつもいつも起こすの私のこと。
「おーい、朝だぞー。」
和輝が私の耳元で起こす。
「うるさいなーいつもいつも。何で起こすのよ。」
私は怒りながら和輝に怒った。
「だって、つまんねーんだもん。」
和輝はふわふわと空中に浮きながら私に言った。
「つまんないからって私のこと起こすの?」
私は空中に浮かんでいる和輝に言った。
「だって、お母さんとかお姉さんとか起こすの可愛そうじゃん。」
和輝は私に顔を向けて言った。
「じゃあ、私のことだって起こさないでよ。いつも寝不足でいってんだからね学校に。」
私は和輝に怒りながらベットから起き上がって。
洗面所に向かう。
「ねえねえ、今日、学校おわったら、どっか行く?」
和輝が歯をみがいてるときに言ってきた。
「どっかいってほしいとこでもあんの。」
私は歯ブラシをとめながら鏡に映る和輝に言った。
「やっ、そこまでいきたいとこはないんだけどね。」
和輝はふわふわ飛びながら私に言った。
「じゃあ、家であほんでれば。*あそんでれば。」
私は歯ブラシを動かしながら和輝にあきれながら言う。
「ええー、ひどい、春。」
和輝は犬みたいにショボーンとしながら言った。
「別にいつもと同じ。」
私は歯ブラシを洗って、うがいをして。
口をふいた。
「次は顔洗い〜。」
和輝は浮きながら歌った。
「何?いきなり、なんで歌うの?」
私は顔に水をかけながら和輝に言った。
「だって、つまんないんだもん。春遊んでくれないし。」
和輝はほっぺをふくらました。
くすくす
私は笑ってしまった。
だって、和輝のふくらましたほっぺが赤くなってるんもん。
また、可愛いんだよ。
「私、和輝のほっぺがふくらむの好き。」
私は和輝にゆるく笑顔で言った。
「え。」
和輝は頬が赤くなった。
「?」
私は何故赤くなったのはわからない。
「な、なんでもねー。」
「な、何?いきなり。」
「別に」
和輝は後にむいた。
和輝の耳が赤くなってる。
和輝の耳が赤くなってるときは照れてるとき、とか恥ずかしいとき。
「何?照れてんの?」
私は笑いながら和輝の耳元にささやいた。
ビクッ!
和輝は私のほうに顔を向けた。
ぷくくくくくく…
私は笑いをこらえながら笑った。
「笑うんだったら普通に笑えよ。」
和輝は赤い顔を私にむけながら言った。
「あはは、ごめんごめん。」
私は和輝の通り抜ける肩に手でポンッポンッと叩いた。
やっぱり感触はない。
だって幽霊だもん。
でも、かすかにあったかい。
その感触は好き。
「たく。」
和輝はまたほっぺをふくらました。
「あはは、さ、着替えよーと。」
私は自分の部屋に入った。
「入ってくんなよ。」
私は二階からあがってくる和輝をとめた。
「はーい。」
和輝はそう言って、階段に腰をかけた。
ガチャッ・バタン
私はパジャマを脱ぎ、最初に上をきて。
下をはく。
いつもと同じ制服に着替えた。
ガチャッ
「終わったよ。」
私は階段に腰をかけてムスッとした顔で待ってる和輝に言った。
「以外に長い。」
和輝が浮かない顔をして、私に言った。
「そんな制服、一分で着替えられる。」
和輝は浮かびながら私のほうに近づいてくる。
「女の子は大変なのよ。」
私は笑顔で和輝に言った。
「そうか?」
和輝が首をかしげた。
「そうなの。さあ、お母さんを起こすよして、ご飯食べよ。」
私は笑いながら和輝にささやいた。
「うん。」
和輝はまた何故か赤くなって私から目をそらす。
私と和輝はお母さんが寝ている一階におりていく。
ガチャッ
一階には部屋が一一部屋しかない。
お母さんとお父さんが寝る部屋だけ。
お父さんは相変わらず仕事に出て行ってる。
いつも、六時ぐらいにでるから。
「お母さん、朝だよ。」
私はお母さんの掛け布団から突き出している肩をゆらしながらお母さんを起こす。
「ううー、もう朝?もう少し寝ていたいわ…。」
お母さんは目をこすりながら起き上がる。
「もう朝です。」
私はあきれながらお母さんに言った。
「はいはい。」
お母さんはベットからパジャマ姿で出てきた。
「じゃあ、春は洗濯しといてちょーだい。」
お母さんはいつもと同じことを言った。
「はーい。いくよ和輝。」
私は和輝にガッツポーズを見せながら言った。
「はいはい。」
和輝はお母さんがさっき言った言葉をまねた。
たったったったっ…
私は一階にある庭の物干し竿に洗濯物を干した。
今日もいい天気で、日が差しこんで来る。
日は輝き、光、まぶしくて。
私は一階深呼吸した、そして、一階のびして、洗濯物入れを片付けた。
また、今日が始まる、一日、一日、ちがう一日。
今日はどんな一日になるんだろうか。
私はベランダから朝日を見ていた。
「春ー、朝ごはんよー。」
台所からお母さんの声が響いてきた。
「はーい。」
私はリビングにむかった。
いつもとちがう一日一日、でも、今日はすごくちがうことになった。
2、見知らぬ幽霊・・・?!
「おはよー。鈴。」
私は和輝と鈴に飛びついた。
「おはよ、相変わらず元気だね、春は。」
鈴はのほほ〜んとしながら言った。
「うん。」
「おはよう、和輝。」
鈴はいつも和輝にニコッとしながらあいさつする。
「ああ、おはよう。」
和輝は鈴に比べて全然眼中にないって感じ。
「今日は数学、教えてね。よくわかんないんだ。」
私は頭をかきながら照れた。
「うん、いいけど。いつものことだし。でも、わかんないままにしないのは春の良いところだ
と思うよ?少なくとも私は。」
鈴は私のことをちゃんといいことで返してくれる、ちゃんと私をうけとめてくれる。
すごくいい子。
私の大好きな友達、大切な人。
「ん?」
鈴は立ち止まった。
「どうしたの?鈴。」
私は鈴の見ているところを言いながら見た。
「誰かな?あの人、幽霊だとはわかるけど。」
私と鈴が見たものは、幽霊の男の人だった。
髪の毛は金髪で、かっこいい、ブランド物のTシャツに腰には長袖のジャンバーを巻いて、ジーパンの長ズボン、腰にチェーンがついている。
「あの、すいません、どなたでしょう?」
私は単刀直入に言った。
「おじょうちゃん、俺が見えるの?」
金髪の人が私に聞いてきた。
「私、幽霊が見えるんです。後、この子も。」
私は鈴のほうに指をむけた。
ペコッ
鈴はお辞儀をした。
「かわいいね、君たち、あ、そうだ、幽霊が見えるってことはどっちかが、桜坂 春ちゃんだね?」
金髪の人は私に言ってきた。
「はい、私が桜坂 春ですけど?何か私に用でも?」
私は首をかしげながら聞いた。
「ああ、まあね。」
バッ
いきなり私の目の前に和輝が立った。
「な、何?和輝、いきなり。」
私は和輝の顔をのぞきこんだ。
「君は、もう、死んでいるみたいだね?」
金髪の人は何かをたくらんでいるかのような少し怖い顔をしたみたいに見えて、私はぞくっとした。
「ああ、死んでるさ、でも、それはお前もだろ?」
和輝は怖い顔をしていた、怒っている顔だった。
「ああ、そうだね?それで?、何?そのガードみたいな手は。」
金髪の人は笑いながら言った。
「こいつには指一本もふれるなよ。」
和輝は怒りに満ちた目をしている。
「何で?」
金髪の人は相変わらずひょうひょうとしている。
「お前から、すごくいやな匂いがする。」
和輝はほとんど獣になっていた。
幽霊には二つの種族があるの、獣からきた幽霊と、人間からきた幽霊と、二種類あるの。
和輝は獣から来た幽霊だから、獣に化けられる。
グルルルル…
和輝の顔は獣になりつつあった。
目は赤くなり、牙はむきはじめ、ほとんど獣になっている。
和輝が獣になるのは大変なことになる。
「だめ、和輝!だめだよ。ここで獣になっちゃだめ、姿が見られてしまう!」
私は和輝に抱きついた。
ギュッ
パッ
「あ。」
和輝は一瞬にしてもどった。
「ごめん、また。」
和輝は落ち込んだ。
「大丈夫、私は何ともないから。いいよ、無理して獣になったら、我を忘れてしまうから、いいよ、私のために獣にならなくていいよ。」
私は抱きついたまま、和輝に言った。
「ごめん、つい。もうすこしで我を忘れてしまうところだった。」
和輝はショボンとした声で言った。
「大丈夫、私は平気だから、我を忘れてしまったら、鈴だって、まきこむことになるから、今
はおさえて。」
私はギュッと和輝を抱きしめた。
「もう、大丈夫、ありがとう。」
和輝は私のほうに体をむけて、私にすがりつくように私のことをつつんだ。
そのぬくもりはとても、あたたかくて、とても、幽霊には思えなかった。
「すいませーん、お取り込み中わるいんですけどー。僕ー春ちゃんにようがあるんですけど
ー。」
金髪の人は私のことを呼んだ。
「で、何の用でしょう?、私に。」
私は抱きしめていた、和輝から手を片手だけはなし、手をつないだまま、金髪の人に聞いた。
「あのね?君をさらいにきたんだよ。」
金髪の人はにっこりと顔をかえて、私にほほえんだ。
「え?」
ビュオッ
いきなり私の周りに風が吹き荒れる。
「キャアッ!!」
「では、君がアクルスデスにくることをまっているよ。」
金髪の人はそういって、私を風と一緒にちがう世界に連れて行ってしまった。
「春ー!!!」
和輝は叫んだ、声が届かない、春を呼んだ。
「春…。」
鈴も、呼んだ、ちがう、世界へと連れて行かれてしまった、春を…。
これから、どうなるの?
また、続きをかくのでよかったら見てください。
おわったら、ぜひ、感想をください。