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夕焼

作者: 唐草日和
掲載日:2026/05/15

幼い頃は夕焼けが好きだった。もちろん寂しさもあったけれど、それ以上に明日がどんな日になるか楽しみだった。母が作ってくれる夕飯を想像しながら、友達に手を振り全速力で走った。  あの頃は友達と約束をすれば何も言わず、公園へ集まった。誰も時間の話などしなかった、ただ集まったときから夕焼けを見るまでが、遊びの時間だった。  私達はあの夕焼けにいつも夢を語った。どんなものにもなれる気がした。どんなことだってできる気がした。そんなときは夕焼けがいつもより大きかった。いつもよりも明るくオレンジ色に私達を照らした。

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