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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

暑い日に冷たいアイスキャンディーはいかが?

作者: はるまき
掲載日:2026/01/09

カラスバは元来の体質故に暑さが苦手で、外を出歩く際には必ず黒い傘を持たせたジプソを傍に従えていた。


その日はとびきりに暑い日だったのだが、通りすがりのレストランが露天を構えてアイスキャンディーを売っていたのが目に留まり、戯れにそれを数本購入する事にした。


事務所に帰ってきたカラスバは、直ぐさまに着ていたジャケットを脱ぎ捨てネクタイを緩めた。

サビ組のボスといった体裁もあり、夏の暑い日でもスーツを身につけている所為で、白い肌にはじっとりと汗が滲んでいる。

ジプソが目の前に冷えた煎茶を差し出してくれたが、それ以上の冷たいものを身体は求めていた。


カラスバは購入してきたアイスキャンディーの袋を破り、徐に口に含んだ。

白いバニラアイスの甘みと冷たさが唇の熱を奪い急速に冷やしてゆく。

しかし、思っていた以上に大きく太かった為、カラスバの小さい口には収まりきらず、仕方なしに赤い舌を出して、その先から丁寧に舐め上げるしか無かった。



事務所内はまだエアコンを付けたばかりで冷えておらず、アイスは次々と溶けてテーブルの上にポタポタと垂れてゆく。


カラスバの唇はアイスを舐める度に白く塗れ、それを追うようにカラスバは舌先でアイスを拭った。



「・・・ボス」


突然の呼びかけにカラスバは怪訝そうに其方を見上げた。


見れば普段よりも随分と近い位置に腹心が立っていて、此方をひたと見据えている。


そのグレーの瞳の奥には隠しきれない程の欲情が浮かび上がっていて、カラスバは思わず不敵な笑みを口元に刻んだ。


「・・・何や?お前も食べたいんか?」


問いかけるや否やカラスバは座っていたソファーの上に押し倒された。


カラスバの2倍はあろう大きな手で両肩を押さえつけられて、同時に頬にポタリポタリと腹心の額から滴り落ちた汗が伝ってゆく。


「・・・随分と食べたかったみたいやな?」


「ええ、散々と煽られましたから」


普段の丁寧な口調は崩さないままに荒々しさを含んだその声音にカラスバの身体はゾクリと粟立った。


今からこの男に、この手にありとあらゆる自由を奪われ、ただ只管に快楽を与えられ続けられる。

暑い肌で、滴り落ちた汗で、全身を撫でられるのだ。


「ぁ゛っ・・・」


首筋に強く吸い付かれ、カラスバは思わず小さく声を上げた。

普段よりも幾分か高い体温の舌先が無遠慮にも肌の上に這わされて舐め上げられてゆく。


「普段よりも、濃い味がしますよ、カラスバ様」


「なっ・・・あっ、なに言うてんねん・・・お前は、んっ・・!」


じゅる、じゅる、とワザとらしく音を立てて吸われ、汗を舐められているのだと悟ったカラスバは、羞恥に顔を染めさせた。


「なんや・・・んっ、オレの汗、そんな、美味いんかいな・・・」


問いかけると、さも当然かのように

「とても美味しいですよ」と答えが帰ってくる。


「そない美味しいんなら・・・オレにも、お前の舐めさせてみぃや」


カラスバは少しばかり自由になっている左手を伸ばし、腹心の首元から滴る汗を指で拭いそれを口に含んだ。


「なんや、しょぱいだけやんか・・・」



苦々しげな表情で呟きながらも、カラスバは次の瞬間にはふっ、と小さく笑みを零した。


「けど、ジプソ、お前の味がするなあ・・・」


言い終わるや否や、カラスバの唇は腹心のそれに塞がれた。

荒々しく、まるで噛み付くかのように重なり、奥の方で歯と歯がカチリとぶつかり合う。


苦しさに僅かばかりに唇を開けばその隙間からぬるり、と熱を帯びた舌が侵入し、カラスバのそれを絡め取った。


「ふっ、んっ、んんっ・・・!」


小さい口の中に大きな舌が這い巡り、声にならないくぐもった音がカラスバの口内から滑り出る。


暑さで溶けた脳はただ只管に快楽を求め、さらにその先の果てまでもを浅ましく求めている。


「カラスバ様・・・」


熱を帯びた眼差しと欲を含ませた声音にギュッと心臓が掴まれて

(ああ、ホンマにコイツの事、好きなんやな)

と壊れかけた脳の中で唯1つの思考が落ちていった。




カチリ、と金属音がしてカラスバのベルトに腹心の指が掛かった。

スルリと慣れた手つきでそれを外され、スラックスも脱がされる。

下着も脱がされ、ついにはシャツ1枚とネクタイの格好になったカラスバの膝裏を腹心は両手で掴み上げた。


「カラスバ様・・・ローションがここにはありません・・・ので、これを塗っても?」


「・・・あ?」


これから腹の中を抉られるのを期待していたカラスバは不可解な問いかけに思わず低い声を漏らした。


時間にして数秒を起き、腹心の視線の先に目を向ければ、いつの間にか手から滑り落ちていたアイスキャンディーがテーブルの上に転がっている。


「これを塗ります・・・カラスバ様」



「はあ?!お前、本気でそれ言うてるん・・・あ゛っ!」



思いもかけない提案に声を荒らげるや否や、カラスバの後孔にヒヤリとした冷たさが走り抜けた。


いつの間にやらアイスキャンディーを手に取っていた腹心は、あろうことか、その先をそのままカラスバの後孔にと押し当てたのだ。



「何しとんねん、おま・・・んっ!」


張り上げようとした声は、後孔に侵入を許した腹心の指により掻き消されてしまう。


そのまま人差し指1本をいとも容易く奥まで飲み込んだカラスバの後孔は、ひくひく、と腹心の指を締め付け始めた。


「簡単に入りましたよ・・・」


「お前のを、つっ、毎日入れとるんやで……はあっ、こうなるやろ・・・」


くちくち、と音を立てて中を掻き回されて、カラスバは荒々しく吐息を漏らし始めた。


「まだ滑りが足りないようです。」


「それ、も、やめぇ…」


また再びとアイスキャンディーを後孔に塗りたくられて、その冷たさにカラスバは思わず背筋を仰け反らせた。

ついには2本目の侵入を許した後孔は、その冷たさに固く入口を閉ざし、しかしながら奥の方では与えられる快楽を受け入れようと浅ましくも熱く蠢いている。


「はあっ、あっ、やめっ・・・じぷ、あっ・・・」



入口の浅い部分を上に押し上げられる・・・所謂前立腺を刺激されて、否が応でもカラスバのペニスは持ち上がりその先からはトロトロと液体が流れ始めた。



「もっと冷やしましょう、カラスバ様」


「なに言うとるんやお前……つっ?!」



3本目の侵入を許した後孔は、その指に押し広げられて、ポッカリと開いた空洞にポタポタと溶けたアイスキャンディーの液体が流し込まれた。


「それ、やめぇ、言うとるやろが・・・ああ゛っ!!!」



ぐちゅり、ぐちゅり、

本来なら塗れる筈もないその部分から厭らしい水音が響き、カラスバの脳内を快楽で刺激してゆく。

冷たいはずなのに、熱くて、頭がどうにかなってしまいそうだ。



「も、も、オマエの・・・オマエのが欲し・・・あっ、オマエのっ・・・」



気づけばカラスバは自ら腰を持ち上げ懇願し始めていた。

ぐちゅぐちゅに押し広げられたその中に、本来なら生殖の機能を持たない筈のその部分に、熱い太いペニスを突っ込んで動かして欲しくて堪らないのだ。



ジプソが欲しい

欲しくて欲しくて堪らない。



「あっ!ああ゛っ・・・!!!」



みちり、と肉が避けるような感覚がして、カラスバの入口に腹心のペニスのその先端が押し込まれた。



幾度、何度経験したとは言え、この内蔵を引き裂かれるかのような圧迫感は慣れるものではない。


しかし、入口さえ抜けてしまえば中は容易く男根を包み込んでしまう。



「くっ、カラスバっ・・・」



「あ゛っ!じぷっ、もっと奥!奥突いてぇや!」



ぐぐっ、と内蔵が押し広げられ、遂には最奥まで男根を飲み込んだカラスバは懇願しながらも腹心の首元へと腕を絡めた。

それが合図と言わんばかりに、ギリギリまで引き抜いたそれに一気に最奥まで貫かれる。


「あ゛っ!!それ、それ、えぇで、あっ、じぷ、じぷ、あ゛っ!!」



肉と肉とがぶつかり合う音に混ざり、ぐちゅぐちゅぐちゅと結合部からは厭らしい水音が響き渡る。



「カラスバっ!」


「じぷ、じぷ、キス、キスしてぇや、あっ・・・キス、キスしながら、イきたいねん、あ゛、あ゛あっ!」



ギシギシとソファーが軋む程の激しい抽挿に、最早、羞恥も矜恃も捨て去りカラスバは喘ぎ声を上げ懇願する。



「口、口開けろ、カラスバ!」


「あっ、じぷ、じぷ、すき、すきやで・・・じぷ、あっあっ、ああっ!!!!!!」



唇と唇、舌と舌を絡ませ、愛を囁きながら、カラスバは遂には果てた。



刺激していない筈のペニスの先から白濁した液体が飛び散り、腹心の腹を濡らす。

そのほぼ同時、小さく呻き声を上げた腹心は、カラスバの中、最深部にどくり、どくりと、欲情の果てとなる精子を注ぎ込んだのだった。







「・・・暫くは・・・アイスキャンデー、買うのやめよか・・・ジプソ・・・」




「ええ・・・そうしますか・・・」




ソファーの上。

汗とアイスと精子に塗れグッタリとした表情で項垂れて、しかし幸せそうに2人は笑い合ったのだった。





END




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