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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して~  作者: 田島久護
エルフの里潜入の章・序

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第六十六話 新しい装いのエイレア

こんなものを突き付けられて動かなければ侮られ、他の種族に知られれば弱腰で消極的とみられ、侵攻の切っ掛けになってしまう。


王は見た瞬間に戦争の準備を開始するだろうし、エイレアの話からすると長老たちはエルフの里を動かない。


そうなればエルフの里に戦火が広がり、罪もないエルフたちが真っ先に死ぬことになる。それを分かっているのかと問うも、内容を知らされていない様で驚愕しへたり込んだ。


 エイレアにしてもそうだがエルフ族の長老たちは、自分のところの民を気軽に犠牲にするのが好きらしい。こんなものを手渡して無事に帰れるはずがない、そう伝えるとエルフの男は頭を抱えて唸り出した。


長老たちにとっては人間族だろうとエルフ族だろうと、自分達より下はお構いなしということなのだろう。戦争をされるのも困るのでこれはここで破り捨てたいところだが、何かにつかえるかもしれないので取っておくことにする。


 エルフの男についてはどうするかと考えていた時、身分の高そうなこの男を案内役に出来ないか、という案が思い浮かぶ。


今となってはエイレアは長老たちにとって、捨てた駒であり裏切者のエレクトラ王妃の妹だ。このまま行けば間違いなく怪しまれるし捉えられるだろう。ならば代理の案内役が必要になる。


他人の良さそうな彼を利用するようで気持ちのいいことではないが、命を一応助けた恩を着てもらい快く案内してもらおうと考え、提案して見ることにした。


「俺としては本来であれば王へこれを渡さなければならないが、これを見なかったことにしたいんだがどうだろう」

「ほ、本当か!?」


 子供のように表情をころころ変える人だなぁと思った瞬間、イリスの顔が思い浮かび罪悪感を抱いてしまう。話を始めてしまったので止まれないけど、この人も生かすために頑張ろうと覚悟を決め、さらに話を先に勧める。


「その代わり条件がある」

「な、なにか」


「長老たちに考え直してもらうよう、俺が提案するから案内して欲しいんだ。王の名代ってことで」

「良いのか!? 助かる! このまま帰ったのでは我が家の名折れになってしまう!」


 どうやら渡りに船だと思ってくれたらしい。宣戦布告状を出してきた長老たちが飲むような条件は、全面降伏以外にないだろうし、こちらはそんな提案をすることはない。


戦争を止めるよう提案するだけするが、間違いなく交渉は決裂し戦闘が始まる未来が見える。イリスを助けた後でエルフの里も無事でいられるように、色々考えなければならない必要が出来てしまった。


個人的にはエルフ族には恨みは無いし、出来れば戦争よりもエレクトラ王妃を切っ掛けに、友好的になってくれるよう尽力しようと決める。


腹は決まったのでさっそくエルフの里へ行くべく、ヴァルドバとエイレアと合流するべく、二人を探すことにした。一旦冒険者ギルド前へ行ってみるかと考え、移動してみたところヴァルドバと見慣れない人が、並んで立っているのが見える。


エイレアの服装をジッと見たことがないので、服では分からないが仕草で彼女と分かった。


「ちょっと待っててくれ。デリケートな問題だから他の人に聞こえないよう、仲間たちにも共有したい」

「よかろう」


 相変わらず偉そうな人だなと思いつつ、二人の元へ駆け寄った。声を掛けると長い髪をロールアップにし、眼鏡を掛けた女性に遅いと怒られる。声からしてエイレアに間違いないなと分かり、印象が違って驚いたと言うと


「このままエルフの里に帰ったら何をされるか分からないし、丁度時間もあったから道具やで眼鏡と髪留めを買って変装してみたの。これならエルフの里へ帰ってもバレないでしょ?」


 賢く見えるというヴァルドバに対し、元々アンタより賢いわよとツッコミを入れつつも、楽しそうにする彼女を見て元気が出て良かったとホッとする。


何よりこれから先の行動を考え、前向きに動いてくれていたことをうれしく思う。彼女にそう伝えると私も仲間だからねと気恥ずかしそうに言った。


冒険者ランク:シルバー級

職業:二刀流剣士(初級)

魔法:生命力変換オーラヒール

   冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)

仲間:エイレア(エレクトラ王妃の妹のエルフ族)

   ヴァルドバ(ワーウルフ)


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     クリスタルソード(王妃がエルフの里から持ち出した秘剣。追憶のペンダントが無ければ抜けない。鞘のベルトを肩から斜め掛けし背中に背負う)


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント(裏面に魔法陣が隙間なく掛かれ、表はど真ん中にウロボロスのマークが入ったマント)


アイテム:エリナから貰ったリュック

    (非常食各種、水、身分証、支援金五十ゴールド、地図、治療セット箱)

     キャンプ用品一式     

     水晶の荒粒

     追憶のペンダント(エレクトラ王妃から借りた物。マナの木の持ち物?)

     砥石一式

     鉄くずの入った袋

     メメリカ草(痺れ消し草の粉末一袋)


所持金:二十二ゴールド

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