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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して~  作者: 田島久護
エルフの里潜入の章・序

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第六十五話 宣戦布告の使者?

縁起が良さそうには見えないものの、なんだか分からないが惹かれるものがあり、手に取ってまじまじと見る。


「うーん、値段は一ゴールドもするんですよね」

「眉唾だとワシも思うんだけどね……なにせ一ゴールドで買えって執拗に粘られてさ……」


 特殊なマントであれば一ゴールドは安すぎる気がするけど、ただの柄物マントであれば高すぎる代物だ。店主も確証が持てないから、本物であれば一ゴールドは安すぎるので、売らないだろうと思って提案したのだろう。


「一ゴールドで良いって言うから、博打を打つつもりで払っちゃったんすね一ゴールド……」

「そうなんだよ兄ちゃん、クロウ教での鑑定が良かったら俺は今頃大金持ちだったのにな……。お陰でおっかあには怒られるし子供達には馬鹿にされるしでよぉ……なぁ頼むよ! 一ゴールドで買ってくれ! おまけも付けるからさ!」


 涙ぐみながら両肩を掴まれてしまい、これを断ると夢でうなされそうなきになり、買い取ることにする。オマケとして痺れを治すメメリカ草の粉末を一袋くれた。個人的にこれの値段が分からないので得したか不明だけど、これ以上遅れるのも不味いので代金を支払い店を出る。


そういえばマントでお古ではあるが防具を買うのは初めてだな、と気付き少し嬉しくなって浮足立ってしまい、今変な人を巻いている最中なのを忘れてしまった。


「おお! こんなところに居たではないか! 飛んでるエルフはどこだ!?」


 まるでこちらの隙を待っていたかのように、突然横の路地からあのエルフの男が現れる。どういう原理だと訝しんでいる間にも、エルフの男はなぜだどうしてだと喚き散らした。


こっちこそつけ回されて迷惑してるんだが、いったい何の用だと聞くと口ごもる。言えない理由は知らないが、こちらは急いでいるので付きまとわないで欲しい、そうはっきり告げると肩を落としシュンとした。


俺に対して肩を落としてしょげても意味無いだろと思いつつ、放っておくのも寝覚めが悪そうなので手短にと伝え、こちらに対する要求を改めて聞くことにする。


「……じ、実は困っておるのだ。私はエルフの里の使いで首都へ行くのだが、行き先が分からず難儀している」


 エルフの里の使いと聞いて違和感を感じた。イリスはエルフの里に居るはずで、寄越せとかそういう依頼では無いだろう。あと考えられるとすれば宣戦布告くらいだ。


もし仮に宣戦布告などされた日には、イリスを可愛がっている王の心に火をつけてしまい、戦争が始まる切っ掛けになり兼ねない。


エルフ側からすればイリスがいればマナの木は治るし、煮え湯を飲まされてきた人間族へ復讐をしたい、などと考えても可笑しくはない気がする。


戦争をするにしてもマナの木が全快してなければ無理だろうに、イリスがマナの木に連れていかれてまだ数日だが、そんなに直ぐに回復するものなのだろうか。


「マナの木は元気なのか?」

「なんのことだ? マナの木はいつも通り壮大で美しいままだったが?」


 身なりは位が高そうな恰好をしているのに、マナの木が危ないことを知らないのは意外だった。危機が近いと知らせれば一部の者は動揺し騒ぎ立てるので、内密にするというのは上層部の判断だとすれば妥当だろう。特に彼のように賑やかな者には知らせないだろうな、と納得する。


 話しを戻し宣戦布告であればここで潰しておきたい。どうすれば阻止できるかと考えた時、使いというからには王に会うわけで、その王に会ったことがあると言えば話すかもしれない。


執拗さはあるが単純で素直そうな印象を受けたので、ここはその方向で話を進めて見ることにした。


「何の使いで来たんだ? 俺は王や王妃様と直接お会いし、仕事を依頼されたことがあるのだが」

「ほ、本当か!? ならば話は早い! この手紙を渡すよう言われて来たのだ!」


 懐から木筒を取り出し、あっさりこちらに渡してくる。聞かずに開けると後で面倒になりそうなので、開けても良いかと聞くと良いというので開け、中の手紙を見ると案の定宣戦布告だった。



冒険者ランク:シルバー級

職業:二刀流剣士(初級)

魔法:生命力変換オーラヒール

   冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)

仲間:エイレア(エレクトラ王妃の妹のエルフ族)

   ヴァルドバ(ワーウルフ)


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     クリスタルソード(王妃がエルフの里から持ち出した秘剣。追憶のペンダントが無ければ抜けない。鞘のベルトを肩から斜め掛けし背中に背負う)


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント(裏面に魔法陣が隙間なく掛かれ、表はど真ん中にウロボロスのマークが入ったマント)


アイテム:エリナから貰ったリュック

    (非常食各種、水、身分証、支援金五十ゴールド、地図、治療セット箱)

     キャンプ用品一式     

     水晶の荒粒

     追憶のペンダント(エレクトラ王妃から借りた物。マナの木の持ち物?)

     砥石一式

     鉄くずの入った袋

     メメリカ草(痺れ消し草の粉末一袋)


所持金:二十二ゴールド

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