表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して冒険者から成りあがる!~  作者: 田島久護
エルフの里潜入の章・破

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

111/246

第百十一話 マナの木との接続と魔神とのお茶会

「ふふ……待った甲斐があったというものだ。冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)とかいうのを使って防がれたのであれば、少々困ったのだが使わずに防いでみせた。合格だコーイチ。マナの木の麓にお茶請けなどを用意してある。早速来てくれ!」


 テンションがまた元に戻った魔神に連れられ、エルフの里の中に入る。夢で見たのと似たような景色を走り抜けていく。エルフたちはこちらを見て笑顔で手を振っていた。


人間族の町には生活感もあり、生命の循環を感じるがここには生も死も、住む者たちの恐怖心すらも感じない。こういうのを人によっては理想郷と感じるのだろうが、俺は一刻も早くここから帰りたい気持ちになる。


「さぁ着いたぞ! そこの席にかけてくれ! 今お茶とお茶菓子を持ってくる!」


 マナの木の麓に着くと魔神はそう言って手を放し、来た道を駆けて戻って行った。巨大なマナの木の下には堀があり、そこには水が流れ魚たちが泳いでいる。


「おいコーイチ、さっさと席に着け。今のうちに移動の疲れを回復するんだ」


 黒騎士に促され席に着きマナの木を見上げた。見た感じ特別な見た目はしていないが、葉と木々の間から流れ込む木漏れ日を浴びると、精神的な疲れも体の疲れも消えていく気がする。


―コーイチ、いらっしゃい。よく私たちの元へ来てくれました、お礼を言います。


 目を閉じ回復に専念していたところに、エリザベスの声が聞こえてきた。彼女と会話する為に頭の中で念じる。


遅くなって悪い。でもなんとか辿り着けて良かった。


―いえ、私たちの想定より早かったので驚いています。これもあの魔神が待ちきれなかったからでしょう。森の妖精たちもモンスターや野生動物たちも、異様な雰囲気に今はこの周辺の森から離れたり、息をひそめていますので。


そりゃそうだよな……ところでイリスは?


―安心してください、彼女は今寝ています。魔神はこの木を攻撃したりはしませんから、ここが一番安全ですので。仮にもし危なくなっても彼女は首都へ魔法で送り届けます。


今それが出来ないのは何故だ?


―彼女に断られました。あなたが迎えに来るのを待っていたい、そう言われてしまいました。


 エリザベスから聞いたイリスの言葉に胸が熱くなる。イリスは両親の元から望んでもないのに何度も強引に引き離され、今直ぐにでも帰りたいはずだし帰れるのに、この俺が迎えに来るのを信じて待っているなんて言葉もない。


―エルフたちの不始末をあなたに頼むのは大変申し訳無いのですが、どうか魔神ラヴァルを魔界へ帰してください。彼が憑りつき現界していることで、周囲に歪みが生じ続けてしまいます。そうなると生態系にも影響が出てしまいますので。


魔界の神だから憑りついているとはいえ、その力の影響が凄いのはここに来るまでで少しは感じたよ。全力で戦うのでエリザベスも力を貸して欲しい。


―もちろんです。私たちが頼んだことですので、あなたにはマナの木が全面的に協力させて頂きます。会話している間、マナの根からあなたに直接力が渡せるよう接続しました。


助かる。色々よろしく頼むよエリザベス。


―任せてください。コーイチも頑張って!


 体力が完全に回復したのを感じ目を開けると、魔神が向かいの席に座りこちらを見て微笑んでいる。あの優しい表情の元が、俺とやっと戦えるという期待からだと思うと恐怖でしかない。


「どうだ? マナの木とのパスは繋がったか?」

「なんでも御存知だな。その通り、今マナの木との接続が終わった」


「宜しい。一応準備完了と言ったところだな。直ぐにでも戦いたいがコーイチの状態を万全にする為、少し時間を掛けてゆっくりしてもらおう。……そうだな、少し会話でもするとしよう。コーイチ、お前はこの神であるクロウにあったようだな」



冒険者ランク:シルバー級

職業:二刀流剣士(初級)

魔法:生命力変換オーラヒールLv.2

   冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)Lv.2

   魂斬り (ソウルスラッシュ)Lv.2


仲間:エイレア(エレクトラ王妃の妹のエルフ族)

   ヴァルドバ(ワーウルフ)



騎乗馬:サジー(白毛の小さめの馬)


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     クリスタルソード(王妃がエルフの里から持ち出した秘剣。追憶のペンダントが無ければ抜けない。鞘のベルトを肩から斜め掛けし背中に背負う)

     神の使いの剣(ダークルーンソード)

騎乗時の武器:鉄の棒


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント(裏面に魔法陣が隙間なく掛かれ、表はど真ん中にウロボロスのマークが入ったマント)


アイテム:エリナから貰ったリュック

    (非常食各種、水、身分証、支援金五十ゴールド、地図、治療セット箱)

     キャンプ用品一式     

     水晶の荒粒

     追憶のペンダント(エレクトラ王妃から借りた物。マナの木の持ち物?)

     砥石一式

     鉄くずの入った袋

     メメリカ草(痺れ消し草の粉末一袋)

     皆とおそろいの裁縫セット(緑)


所持金:十三ゴールド

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブクマ・ポイント評価お願いしまします! 小説家になろう 勝手にランキング ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ