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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して冒険者から成りあがる!~  作者: 田島久護
エルフの里潜入の章・破

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第百十話 魔神との再会

道中はまったく迷うことも特別なこともなく、途中の橋を渡る時すらなんの危険もなく進んでいく。なんだったらこれまでの旅で一番安全な旅路である。


この先には魔神ラヴァルが待ち受けているというのに、まるで神様の庭に入り込んでいるような、神聖な雰囲気を感じてしまっていた。


先を行くエイレアからもう直ぐ里の入口に着くわよと声をあがる。分かったと返事をしつつも現実感が薄く、困惑しながら道を進んでいく。


やがて看板が見えそこにはエルフの里は左という文字が見えた。いよいよかと気を引き締めようとするも、気は入らず抜けていくばかりである。


これはいったいどういう状態なのか、決戦までに何とかなるのか不安を抱きつつ進む。


「この景色に似つかわしくないな、黒騎士」

「お前もな、コーイチ。もっともこんな薄気味の悪い景色に似つかわしい者など、凡そ生きる者とは思えんがな」


 エルフの里の入口だという大きな門の前に、黒騎士が一人立っていたので先行し降りて挨拶した。門兵の二人が穏やかな顔をしてこちらを見ているが、事情を色々知っているこちらからすると恐怖を感じる。


魔神ラヴァルの治世は分からないが、普通のエルフにとっては良い治世だったのかもしれない、そう考えると彼らの反応は普通なのかもしれないと思い直した。


「おお! よくぞ来たなコーイチ! 待っておったぞ!」


 門兵の後ろから声を弾ませて現れたのは、長いストレートヘアの金髪にエルフらしい横に長い耳、緑のローブに身を包んだ、瞳孔が縦長で黒目が赤く白目の部分が黒いエルフだった。


夢で会った魔神ラヴァルが乗り移っているエルフにそっくりなので、間違いなく本人だろうがまるで孫を迎えるようなテンションに戸惑う。


こちらに駆け寄り手を握り笑顔で魔神は頷くも、こちらの反応が思っていたのと違うようで笑顔が消え


「おいおいまさか私を忘れてしまったわけではあるまいな!? 私だ! 魔神ラヴァルだ!」


 間近まで来ると手を握り泣きそうな顔でそう訴えてくる。色んな意味で怖すぎるだろ魔神。視線を門兵に向けるも、彼らはにこやかな顔でこちらを見ていた。あっちもこっちもホラー過ぎてどうにかなりそうである。


「おい、いい加減にしろ魔神。勇者を怖がらせてどうするんだ? 戦いにならんぞ?」

「ん? お前は黒騎士ではないか。なぜお前がここにいる? お前などに用は無いと言ったはずだが」


 こちらの手を放さず視線だけを黒騎士に向け、笑顔でそう言っているが少し苛立ったのか握る手に力がこもった。


「気にするな。コーイチの助太刀でここにいる。ソイツも了承済みだ。それに……」

「私もいる、ラヴァル」


 アライアスを見てラヴァルは一瞬首を傾げたが、アリエルだと気付いたのか鼻で笑う。


「今さら老いぼれや軟弱者が出て来たところで、もはや用は無いし戯れる気もない。黙って失せろ」


 和やかな雰囲気が一変し、黒騎士とは違う底冷えするような闇に包まれる感覚が、場を支配し景色が色あせていく。


「安い挑発だが、我々がコーイチと共に戦うのが怖いのか? 魔神の癖に」

「たしかに傍で聞けば安くて笑ってしまいそうな挑発だが、受けてみると意外に苛立つものだな。良かろう、そのくだらない試みに免じて貴様ら二人は認める。あとのワーウルフとエレイアは下がれ。私はこう見えてゴミを踏みにじって悦に浸る趣味はない」


「なんだと!?」

「ちょっとヴァルドバ!」


 こちらの手を握っていた右手を放し、ヴァルドバに向けたのを見て直ぐにその手を蹴り上げた。手から放たれたスイカくらいの黒い球は、ヴァルドバの上を通り過ぎ後ろの木々を溶かすように消していく。


詠唱すらせずに魔法を放ち、且つ対象を音もなく消滅させるとか冗談レベルだろと思いつつ、唖然として魔神の顔を見るとこちらを見て微笑んでいる。




 

冒険者ランク:シルバー級

職業:二刀流剣士(初級)

魔法:生命力変換オーラヒールLv.2

   冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)Lv.2

   魂斬り (ソウルスラッシュ)Lv.2


仲間:エイレア(エレクトラ王妃の妹のエルフ族)

   ヴァルドバ(ワーウルフ)



騎乗馬:サジー(白毛の小さめの馬)


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     クリスタルソード(王妃がエルフの里から持ち出した秘剣。追憶のペンダントが無ければ抜けない。鞘のベルトを肩から斜め掛けし背中に背負う)

     神の使いの剣(ダークルーンソード)

騎乗時の武器:鉄の棒


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント(裏面に魔法陣が隙間なく掛かれ、表はど真ん中にウロボロスのマークが入ったマント)


アイテム:エリナから貰ったリュック

    (非常食各種、水、身分証、支援金五十ゴールド、地図、治療セット箱)

     キャンプ用品一式     

     水晶の荒粒

     追憶のペンダント(エレクトラ王妃から借りた物。マナの木の持ち物?)

     砥石一式

     鉄くずの入った袋

     メメリカ草(痺れ消し草の粉末一袋)

     皆とおそろいの裁縫セット(緑)


所持金:十三ゴールド

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