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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して冒険者から成りあがる!~  作者: 田島久護
エルフの里潜入の章・破

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第百九話 異様な夜が明けエルフの町は目前

黒騎士はここでアライアスを始末するつもりか、と何かあった時にすぐ動けるよう身構えていたが


「すまんな黒騎士。年を取るとつい口から考えもせず言葉が出る」


 そういってアライアスは頭を下げて謝罪した。明らかにエルフらしい傲慢さはなく、そしてアライアスではない。あなたは誰なのかと尋ねたところ、黒騎士が鼻で笑った後でコイツは賢者だよと答える。


賢者と言われてもまったくピンとこないので、その賢者と言われたアライアスを見ると、溜息を吐いた後で説明してくれた。


「まぁ良くある話だ。アライアスと魔神ラヴァルに名付けられたこの子は、元々そういう星の元に生まれたんだろう。突然死に襲われた際に私が何故か引き込まれ、命を失わずに済んだというやつだ」

「転生した人なのですか?」


「コイツこそが以前魔神を倒したパーティの賢者、アインシュタット家の始祖、アリエル・アインシュタットだ」


 突然のことに困惑し停止した。しばらくして俺やエイレアの知るアライアスと、ここ最近の彼が全く合致しないのは、そもそも人が違うからだと理解し驚く。リアクションに困り二人を交互に見ると鼻で笑われた。


「アライアスというのも恐らくエイリアスから文字ったんだろうな」

「お前が言うようにアイツがクロウを追ってきたのであれば、アライアスなどとつけたのもお前を呼ぶ為の仕込みだろうよ」


 二人の会話の意味が分からず困惑し、転生した賢者と黒騎士が何故知り合いなのかと聞くも、それは話せないと断られる。


気になり過ぎるので再度聞こうとするも、アリエルにそれはそうとと話を変えられた。


「私が表に出たのもラオックが憑りついたショックによるものだ。元々私はアライアスに取って代わるつもりはない。すでに私の人生は終わっている。なんのためにこんなことになったのかは知らないが、やるべきことがあるのなら協力しよう。あいにくいつ消えるか分からないし、基本アライアスはアライアスの人格が優先だ」

「良いのか? お前でなくあの役立たずのボンボンには何も出来ないぞ? それどころかコーイチを殺すかもしれん」


 え、なんで俺をと驚き聞くも、黒騎士は笑って誤魔化す。アリエルはその点は私が防げるよう努力すると言い、魔神戦では怯えて気を失うだろうから、そうした時には共に戦うと約束してくれる。


「嫌な話だが私としてもラヴァルと同意見なのだ。傲慢不遜で被害をまき散らすエルフなど、滅びた方がいいと思っている。なので正直なところ倒すことに気乗りはしないが、コーイチの目指す未来を見てみたい。共に戦う理由が出来て良かった」

「俺は戦さえ起こればそれでいい。なのでお前がコーイチを殺そうとしても、俺がお前を殺すことにした」


「先ほどのをまだ根に持っているのか……」

「あの件以降ずっと根に持っているぞ? 今それを解消しても良いのだが……」


 黒騎士が殺気を濃くし柄に手をやったので、慌ててやめるよう促すと冗談だと言って笑った。冗談とは思えない悪質な黒騎士ジョークに肝を冷やす。


「あと少しで他の者が交代に来るだろうから、我々はこれで去ろう黒騎士の」

「ああそうだな我が敵アリエル。明日は癪な話だが共に魔神を倒そう。ではなコーイチ、先にエルフの里の前で待っている」


 アリエルはテントの中へ移動し黒騎士は夜の闇に消える。二つの強烈な力が完全に無くなったのを感じた後で、ゆっくりと深呼吸を繰り返し気を静めた。


魔神戦前最後の夜に刺激的すぎるだろと思いつつ、多くの因縁や思惑が絡み合って面倒だなとゲンナリする。俺としてはイリスを連れてヲスカーに戻りたいだけなのにな、と嘆きながら交代のヴァルドバが起きてきたので就寝した。


「よし! エルフの里へ向けて出発だ!」

「「「おー!!」」」


 朝を迎え食事を済ませて片付けを終え、目的地であるエルフの里へ向けて出発する。完全に疲れが取れた訳ではないが、あとはもう全力で戦うだけだと覚悟を決め軍馬を走らせた。





冒険者ランク:シルバー級

職業:二刀流剣士(初級)

魔法:生命力変換オーラヒールLv.2

   冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)Lv.2

   魂斬り (ソウルスラッシュ)Lv.2


仲間:エイレア(エレクトラ王妃の妹のエルフ族)

   ヴァルドバ(ワーウルフ)



騎乗馬:サジー(白毛の小さめの馬)


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     クリスタルソード(王妃がエルフの里から持ち出した秘剣。追憶のペンダントが無ければ抜けない。鞘のベルトを肩から斜め掛けし背中に背負う)

     神の使いの剣(ダークルーンソード)

騎乗時の武器:鉄の棒


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント(裏面に魔法陣が隙間なく掛かれ、表はど真ん中にウロボロスのマークが入ったマント)


アイテム:エリナから貰ったリュック

    (非常食各種、水、身分証、支援金五十ゴールド、地図、治療セット箱)

     キャンプ用品一式     

     水晶の荒粒

     追憶のペンダント(エレクトラ王妃から借りた物。マナの木の持ち物?)

     砥石一式

     鉄くずの入った袋

     メメリカ草(痺れ消し草の粉末一袋)

     皆とおそろいの裁縫セット(緑)


所持金:十三ゴールド

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