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転生おじさん立志伝~一国一城の主を目指して~  作者: 田島久護
エルフの里潜入の章・破

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第百二話 エルザとお出かけ

 腰に下げた革のポシェットから五ゴールド取り出し、エイレアに渡そうとするもコーイチにと言い、こちらに渡して来たので断ろうとするも、経費の話をされ驚き受け取ってしまう。


経費は忘れましたというも、必ず思い出して計算しろと言われる。そんなつもりはないと言うも、王が娘の為に金すら出さないのかと批判されると言われた。


「お前が見えを張りたいのか知らんが、王は王なのだ。娘の為にすら金を出さない王に誰が付いて行く?  娘にすら出さないのに国民に出すと誰が信じる? 上に立つ者として示さなければならないこともあるのだ。忘れたというならここまでの旅程で通り過ぎた町、すべてに使いを出して調べさせるぞ?」

「そこまでやりますか」


「当たり前だ。幾ら王が血筋だけでなく武力も治世も優秀とは言え、皆心のどこかでいつか変わってしまうのではないか、という疑念を抱いているもの。またそれを狙っている者もいる。疑心暗鬼になれば国が揺らぐ。特に今回のことでも知る者は、何故お前を一人で行かせるのかと文句を言う奴もいるのだ」


 ウォルフガングさんの言葉に頷く他無い。ここに来るまでの町で、エルフと通じている町長が要る感じだったし、王の失脚を狙う者が居ても可笑しくないと思った。


例え王が凄くて王妃たちがいると言っても、悪評をまき散らされ国民から信頼されなくなれば、間違いなく国は荒れる。権力者は強いが一人で国は成り立たない。


俺が格好つけたいだけの為に経費を断ることで、王の隙になってしまう可能性があるということを、考えずに答えたことを反省した。


「分かってくれたようで何よりだ。お前の漢気は買うが国のトップともなれば面倒なのだよ。本当であれば俺としても豪華な宿に泊まってもらいたかった。よりにもよってまさかここに泊まり、しかもエオルの病気まで治してもらって何もしないでは、前線指揮官としての俺の沽券にもかかわる。今回でなくとも良い。いずれ必ずこの借りは返させてくれ」

「……わかりました。いずれお力をお借りします」


「頼むぞ。俺は借りっぱなしが大嫌いなのだ。借りを返させないとなれば、地の果てまで追いかけるかもしれんぞ?」


 そう言ってウォルフガングさんは豪快に笑う。少しして兵士が宿に彼を呼びに来て、またなと言って去って行った。嵐のような人だなと思いつつ、荷物を部屋に預けた後でエオルさんに対し、エルザに町を案内してもらっても良いかと聞いてみる。


「エルザに町を案内してもらいたいのですが良いですか? 今日は最後の観光、楽しめる時間なので」

「コーイチ様さえ宜しければ、是非お願いします。うちの娘は宿屋の仕事で遊ぶことすら出来ませんでしたから、仕事で無く町を歩かせてあげたい。私はさっそく宿の仕事に入りますので」


「分かりました。エルザをお借りします。あと、コーイチ様っていうのは止めてもらいたいです。様付けされるほどたいそうな人間では無いので」

「はは、私からすれば命の恩人ですのでお気になさらず。時間がもったいないので、どうぞ町へ行ってらしてください」


様付けを止めないし議論する気もないと言われ、皆を見て抗議するよう促すも無視し先に外へ出てしまう。


納得は行かないが時間がもったいないのはその通りなので、オッケーも出たことだしさっそく皆で町に出て、最後の休日を楽しむことにした。


エルザの分も買って一緒に買い食いをして回る。最初は断られたがお腹の音が鳴ったので諦めて食べてくれた。道具屋を見ていると一つの商品が彼女の視線を捉える。


「これが欲しいの?」

「あ、いえ、別に……」


 彼女の視線を捉えていたのは、以前イリスにもプレゼントした物に似てる裁縫セットだった。エルザも持っているが使い込んでおり、つい新しいものに目が行ったという。


お母さんを亡くしお父さんの代わりに頑張って来た彼女に、おじさんとしてはプレゼントをしたくなり、送らせて欲しいと告げる。



冒険者ランク:シルバー級

職業:二刀流剣士(初級)

魔法:生命力変換オーラヒールLv.2

   冥府渡り(デッド・オア・ダイブ)Lv.2

   魂斬り (ソウルスラッシュ)Lv.2


仲間:エイレア(エレクトラ王妃の妹のエルフ族)

   ヴァルドバ(ワーウルフ)


所持品

メイン武器:ソードブレイカー・右

サブ武器:ソードブレイカー・左

     クリスタルソード(王妃がエルフの里から持ち出した秘剣。追憶のペンダントが無ければ抜けない。鞘のベルトを肩から斜め掛けし背中に背負う)


防具:布の服・ズボン・革の靴(初期装備)

   エルフのマント(裏面に魔法陣が隙間なく掛かれ、表はど真ん中にウロボロスのマークが入ったマント)


アイテム:エリナから貰ったリュック

    (非常食各種、水、身分証、支援金五十ゴールド、地図、治療セット箱)

     キャンプ用品一式     

     水晶の荒粒

     追憶のペンダント(エレクトラ王妃から借りた物。マナの木の持ち物?)

     砥石一式

     鉄くずの入った袋

     メメリカ草(痺れ消し草の粉末一袋)


所持金:十九ゴールド

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