連れ去られた姫
「貴方方はもしや?」
街の衛兵に連れられ城に連れてかれた
「まさか僕ってば王子様に求婚されたりして~」
「王妃だなんて···冒険はここでおしまいですね」
何を妄想してるか知らんが無いから安心しろ
「飯がたらふく食えるどー」
こいつが一番マトモってどういう事やねん
「よくぞ参られた余はロルネリア王国第21第国王アレクサンドロ·ジュニア=ハインリッヒ=ザントス=ペトロ=ロルネリアその人である」
長えーよ、情報詰め込み過ぎだろ
「唐突だが我が一人娘で王位継承者たる第一王女ブリジットが蛮族に拐われたのだ、奴らは北東の半島にある廃墟を根城にしている」
「自分等で助けに行けばいいじゃん?そこの兵士さん達飾りなの?」
「蛮族の頭目は城を追放された騎士団長マテウスなのだ、並の兵士では相手にならん」
異世界あるあるそんなヤベー奴を追放すなー!
「仕方ありません、これも選ばれし戦士たる私達の使命ですお引き受けしましょう」
「まぁ王家に貸しを作っておくのも悪くは無いかぁ金はいくらあっても足りないだろうし」
「暴れられるんならなんでもいいどー!」
「皆さんがいいんなら大丈夫です、はい」
こうして俺達は北東の廃墟に王女様救出に向かうのであった。