10歳下の弟
私には10歳下の弟 (ゆう)がいます。
ゆうは幼稚園に入っても小学校に入っても 言葉を話すことが出来ず、言葉のキャッチボールもとれません。
弟のその時担任だった先生が、「この子は恐らく言語障害があるから 支援手続きをされた方がいい」と母に言ったそうです。
母はそれを聞き、父に相談しました。
でも父は自分の価値観が1番の人だったので、それを認めたくなかったようです。
それからしばらくして、検査をしてみた所 弟には障害があることが発覚しました。
当時小学1年生だった弟ですが 学校の登下校も送り迎えをしないといけなかった弟は精神年齢は2.3歲くらいだったそうです。
その流れで、私も昔よく教室から抜け出していた事や勉強について行けなかったことなどを考え、私も検査をした所 軽度の知的障害があることがわかりました。
この時ようやく、自分が人と違う違和感を持ってた原因がわかり、気持ちが楽になりました。
私は FSIQが62しかありませんでした。
これは心療内科の先生曰く非常に低い状態で その後の検査でも軽度の知的障害がある事が発覚しました。
先生曰く、コツコツと自分のペースでやる事はできても、周りに合わせて作業をしたりすることが難しく、耳で聞いたことを覚えるのも困難だとの事でした。
後は相手に自分の気持ちや思いを言葉にするのも苦手で、学校で習うような一般的な知識の不足もあり、言葉からイメージを膨らませたりすることも苦手なのだそうです。
仕事などでは時間オーバーになりやすく、複雑なものになると困惑しがちなようでした。
結果を聞いて私は納得しました。
確かに団体行動が苦手だったり自分のペースでゆっくり何かをすることはできても 周りのペースに合わせることや複数をこなすことなどは困難で、学生の頃から、大人になってもそれは変わらず分からない事に遭遇したりするとパニックに陥ったりしていました。