居場所を求めて
私はよく、休みの日は父方の祖母と祖父が居るの家に泊まったりしていた。
私はおばあちゃんっ子で
祖母は唯一、私の話を聞いてくれる味方だった。
学校で嫌なことがあった事や、お母さんの事やお父さんの事を全て話していた。
母親の方の祖母は23歲という若さで母を産んですぐに亡くなったそうで母も知らないらしく、私の唯一のたった1人の優しいおばあちゃんだった。
その事で母は父方の祖母を恨んでいた。
私が祖母にべったりなのが気に入らなかったんだろう。
そんな私に母親はわざわざこんな話をしてきたりした。私が祖父や祖母の家で泊まっていない間、うちの父が「あいつは勉強の事で色々言われるのが嫌だから逃げてるんだ」というような話を してきたりした。
そもそも私から居場所を奪っているのは自分達が原因なのに父はそう言っていたらしい。
母親は性格も悪く、よく子供の頃に私の洋服タンスに使用済みのゴ〇ブリホイホイを入れたり、私のおもちゃを隠したりするような人だった。それで私が「ないない」と困るのを見て笑っていた。母親がしていたのには気づいていたけど、それを私が母に言うと母がまたヒステリックになり逆ギレをするのは目に見えているので、私はノートに 「学校の事やうちのお母さんの物を隠したりする事」など嫌な事があると全てノートにつけていた。
それが私のストレス発散方法だった。
ある日母親が、学校から帰ってくると機嫌が悪かった。また理由もなく八つ当たりをされて、部屋に戻ると 引き出しに閉まっていたはずのそのノートがなくなっていた。
ゴミ箱を見てみると自分の事がかかれたノートのページを雑巾を絞るようにぐちゃぐちゃにしてゴミ箱に捨てられていた。