みんなとちがう
小学校にあがった頃、
私は小学校にあがると幼いながらも
周りのクラスメイトの子と
なにか自分は違うことを感じていた。
クラスの子に自分から話しかけられなかったり
クラスの子と馴染めなかったからだ。
オマケにこの時
自分では無意識に出てしまう「ふーん」という声
後にチック症だとわかったのだけど当時は
それが分からず授業中にこんな声を発するもんだから周りからも、余計に避けられたりした。
勉強にもついていけず
授業中も授業に集中ができず
授業を抜け出して、
先生に怒られながら連れ戻される事も
日常茶飯事だった。
周りのクラスメイトは
みんな勉強もスポーツも
なんでも出来ている中
自分だけなにを聞いても
何も分からず
置いてけぼりを食らっていた。
また、そんな私はクラスでも
浮いていたのか
苛めのターゲットになったりもしていた。
後に分かったことなのだが
この時はまだ自分は
「障害がある」ということを知らず、
子供というのは残酷なもので
周りのクラスメイトから
「なぜあの子は 支援学級に入らないのか?」
といわれ その一言に凄く傷ついたのを覚えている。
そして何故自分は
こうも他の子と違うのかということと、
他の子のお母さんもみんな優しいのに
私の母はなぜ大きな声を上げて毎日
意味もなく私をたたくんだろうか?
と小さいながらも周りとの違いに悩んでいた。
自分のこの 無意識に声を出してしまうものが 「チック症 」というココロの病気だと発覚したのは私が中学生に入ってしばらくしてからの事だった。
子供のうちになるものがチック症で、普通は子供の時期から収まってくるものなのだそうだけど、大人になってもチック症が出ている場合はトゥレット症候群ともいうらしい。
私がチック症を発症したのは小学校低学年くらいの頃で その頃は「ふーん」という声を出していた。
これは、もちろん 出そうと思って出している訳では無く、本人の意思とは関係なく出てしまうもの。
だけど、父親には「おかしな声を出すな!基地外が!」と罵られ、母親にも虫の居所が悪い時に「ふーんふーん声出して気持ち悪い、死んでしまえ」と暴言を吐かれた。
次第に高学年に上がるにつれて、「ひぃっ、ひぃっ」というようになり、中学生になる頃には「キャーッ」っというような奇声を上げるようになった。
ただ、中学生の頃には人前では「咳払い」で抑えるっていうことができるようになっていき、1人の空間だと奇声を上げてしまうような状態だった。
ただ、咳払いでも親には「おかしな声を出すな」と言われつづけた。
自分がチック症だと発覚したのは中学生の頃、観ていたテレビでチック症の方のお話をされてるのを見て、自分の症状に近いと思い、そこから自分がチック症であるという事が発覚した。
チック症も色々あるらしく、私の場合は音声チックと呼ばれるものだけど 顔をしかめる、や身体や頭を左右に揺らす ジャンプする などの運動チックというのもあるらしい。