表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/24

摂食障害



真夜中の2時頃。

私は 家族が寝ているのを確認し、足音1つ立てずに家をそっと抜け出した。


その日は12月。

冬物のパジャマの上にコートだけ羽織り、自転車である場所に向かう。


真夜中で車も殆ど通らない夜道を走り、ようやく近くのコンビニにたどり着いた。


これは私の日課になっていた、夜は親が寝ていて怪しまれずに済むから。


さっそく買い物カゴを取りパスタにお好み焼き おにぎりに ケーキや菓子パンと 欲しいものをドンドン入れていく。


買い物カゴをパンパンにして、会計を済ませた。


「4590円になります。」

コンビニの店員さんがそういうと私の財布に入っていた5000円札で支払う。

袋に詰め、買った食料でパンパンになった袋を自転車の前カゴに積んだ。


そこからは、それらを早く食べたい一心でひたすら自転車をこぎ続ける。



家に着いてそっと家の鍵を開けて 自身の部屋には戻らずそっと今はだれも使用していない物置倉庫に向かった。


自身の部屋には妹がいる。

物置倉庫なら家族がくることはまずないし、安全だが この時期の倉庫はとても寒い。コートを羽織ったまま 倉庫の床に買ってきた食べ物を並べる。


床の上にぐちゃぐちゃに並べられたお弁当やら菓子パンなどを片っ端から貪り食う。

1リットルのドリンクをがぶ飲みし カタカタと寒さに震えながら 暖かいお弁当を貪る、


全て食べ終えた頃、お腹はパンパンになり

そうこうしていると、夜の3時半くらいになっていた。


私はそっと その足で風呂場にいくと それらを全て吐き出した。


この時、私は自分が摂食障害になっていることに気づいていた。


でも、絶対親にはこの事を知られたくないー


だってあの人達に言った所で、100%理解して貰えないんだから。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ