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新型コロナに感染したおっさんの話

【2度目】新型コロナウィルスに感染したおっさんの話【後日談】

先にお伝えしておくのは、中の人(おっさん)の話です。


こんなくだらない私事を読みたくないって人は、こっそりと閉じ何事もなく今後も生活して下さい。





感染が確定した前回の作品は、下記のリンクを辿ってください。

新型コロナウィルスに感染したおっさんの話(2度目)

https://ncode.syosetu.com/n1662ia/



※前回までのあらすじ


カミさんの新型コロナ感染(2度目)が明らかとなったため、


「ひょっとして僕も……?」


と思ってたら39.2℃も熱発あり。PCR検査したら見事に陽性だった……というのが前回。


ドラ○ンボールなら、前回までのあらすじで10分ぐらいかかったのにね。


しかも、天下一武道会編。




   ・1月6日 未明


 ド深夜にカミさんが救急搬送される。


 トイレからなかなか出てこないカミさんを不審に思った僕、というか僕もトイレ行きたいなぁとも思ってたので様子を見に行ったら、カミさんはぐったりしてました。


 呼吸は荒く、脈動が弱め、そしてチアノーゼを発症。119にすぐ電話、事情を話しました。


 コロナ感染済なこと、症状が悪化してること、JCS・Ⅱ-20(※)であることを伝えました。


 なるべく早めに向かいますので、声掛けをお願いしますと言われて電話を切りました。


 僕の道具箱から簡易式酸素ボンベをカミさんに宛がいました。呼吸が楽になったと言ってました。


 比較的早くに救急車が来て、そして思っていたより早く病院が見つかり、サイレン鳴らして行きました。


 田舎なのでド深夜に救急車、近所の人がワラワラとやってきました。


 僕も感染者なんですが、と先に断って仲のいい近所のおっさんに事情を説明しました。


 そしたら好々爺の近所おっさん、他の近所の方々に丁寧に説明して回ってくれました。


 救急車が発車すると、何人かのおばあちゃんが拝んでました。


 ……まだ生きてますよ。



 カミさんの付き添いが叶わなかったので、後のことは兄に頼みました。



 あと、きっと入院沙汰になると思ったので、カミさんにはスマホと充電器、下着類とタオルと寝間着、あと少々のお金と醤油を紙袋に入れて渡しておきました。



JCSジャパン・コーマ・スケール

 看護師さんや医師、介護職なら誰でも知ってる意識レベルの数値です。

 中の人(おっさん)は時々介護のバイトをしてるため、介護福祉士研修でやったのが役立ちました。




   ・1月6日 午前


 会社のぽんこつ上長から逆ギレ電話を貰う。


 前回ちらりと触れたが、転属したばかりで上長の連絡先を知らなかったので、僕なりになんとかして上長に連絡が付くように取り計らった訳だけど結局梨の礫だった。


 しかし、1/6当日になって本来出社しなきゃいけない人間が居ない、しかも上長はそれに気づいてない。


 んで社長からの


『おじま屋くん、どぉよ?』


って連絡でようやく上長の耳に入ったのだ。


 おかげで自分の部下把握能力が低いと評価されたと思ったぽんこつ上長は激おこぷんぷん丸だった。


 しかもこの上長の話は元々が一方通行、僕が何を主張しても


『俺は悪くない』


というタイプの人種だ、相手するだけHPが損耗する。


 無駄にもめごとを嫌う僕は、敢えて下手に出ておく。



 その、僕の態度がまたもや問題を起こすのだが……。





   ・1月6日 午後


 熱は突然跳ね上がる。しかも何の予告も前触れもなく。


 声は出ない。なんか喉の奥に胡椒が詰まってるようなヒリヒリさだ。


 扁桃腺炎の強烈な痛みではない、ほんとにヒリヒリなのだ。


 そして鼻汁がまるで膿のようなゴトゴトな薄黄色が絶え間なく出る。


 そんな中ぼそぼそと小説を書いてる僕はよほどの暇だったのだろう。


 まぁもともと風邪を引いても寝てることが出来ない。台所に居たら幸せな人なのだ。



 そんななか、インターホンが鳴る。未明にカミさんの状況を訊いてた好々爺の近所オッサンだった。


『おじま君! ごはん置いてくから! あと何か食べたいのとかある? 言ってくれたら買ってくるから!』


 なんて優しいオッサンだ。


 効きそうなのど飴を所望した。

 その日のうちに『アイストローチ』たる日本臓器製造のが届く。

 一時的に喉の痛みが引きました。


『あと、息子に言ったらゲーム機貸してくれたから、これで遊んで休んどるまっし!(方言)』


 そう言うと玄関先の宅配ボックスに入れて帰っていった。



 入ってたのは、スーファミとドラクエVだった。ありがとう、オッサンと息子さん!


 そして大量の筑前煮とお刺身、梅干しにレトルトカレーだった。




 ぶっちゃけこのドラクエVだが未だにクリア出来てない。


 ビアンカを取るかフローラを取るか……、僕は師匠(※)を慮ってビアンカ一択だ!


 まぁ僕とカミさんも幼なじみで結婚したクチなので。

 実は付き合いは40年以上。それこさ僕はカミさんに初潮来た日を知ってるし、カミさんは僕がチ○毛生えた時を知ってるぐらいだ。



 んでもさ、フローラの子どもたちは強くなるんだよねぇ。


 イオ○ズン使えるもんなぁ……。



 そんなこんなで、僕はなろう小説等で『幼なじみを乱雑に扱う主人公』を非常に嫌うぞ!?



※師匠

 中の人(おっさん)は30代の頃、トランペットを習ってた事がある。

 その時の師匠はもともとN●K交響楽団に居たのだが、当時の首席トランペット奏者Sと大喧嘩となり、楽団を追われて実家で茶畑を営んでたらしい。

 その大喧嘩の理由が『ドラクエVの嫁選び』だった(マジ)。

 んまぁひたすらにビアンカ派を叩くのが好きだったらしい。


 なお、そんなキ●ガイじみたSだが、『大河ドラマ秀吉』のトランペットソロを吹くような人らしいぞ。

(師匠曰く、あんな音鳴らせるやつはあいつしかおらん、と言ってた)




閑話休題


 で、どうやったらミルドラース倒せますかねぇ?


 ワラワラと仲間呼ぶから、すげぇ困るんですけど!


 なお、僕は【主人公】【キラーパンサー】【スライムナイト】【息子orブラウニー】だ。


 え? 動く石像とか仲間になるんですか? ゲマやブオーンに何度全滅されたか。


(未だにココロが折れかかってるおっさんの傷口に塩を塗らないでください)

→FF? 一切やったことないぜ

→RPG、がんばってクリアしたのはDQIV、桃伝(ファミコン版)、ハイドライドスペシャルのみのポンコツゲーマー(笑)。

→家庭用ゲームハードは、SFCとネオジオと3DOリアルとドリキャスしか触ったことないぞ。プレステ? 未だに触ったことない……。




   ・1月7日



 相変わらず熱が乱高下。体温が高い時だけしんどい。平熱時は意外と元気。


 カミさんからLineビデオ通話して、タバコ吸いたい、あなたの作るご飯食べたいと愚痴られる。


 荷物に醤油があるから、使うと病院食が幸せになるぞと伝えておく。


 本当なら梅干しや自家製ゆかりフリカケを渡したかったが、彼女は食べられない、残念。


 きっと彼女のことだ、白飯に醤油を掛けるだなんて暴挙をしてるだろうな


(実はまだ、カミさん入院中)




 ついでに、着付の師匠から電話(朝4時)。


『おじま君コロナなんだって? 大丈夫?』


「えぇ、今のところは」


『せっかく着付の補助お願いしたかったのにぃ、はぁー。奥さんはお願いできません?』


「入院中で……」


『マジでー? クソ先輩(僕の母)に訊くわー』




 で、ウチのオカンが駆り出されたそうです。


 なおオカンと着付の師匠は超絶仲が悪く、泥酔すると未だに殴り合いの喧嘩をする程度です。


 まぁオカンが中学時代、バスケ部の後輩だったその着付の師匠を生意気だと言って夜中、学校のプールに沈めたらしいからね。



 僕が小3の、家族以外では現在のカミさん以外とは話せないほどセンシティブだった頃。


 それを見かねた婆ちゃんが


『あんた、今から着付と和裁を習いなさい!』


と言い出し、学校そっちのけで着付の師匠との付き合いが始まったわけなんですよ。


 なお、婆ちゃんは、着付の師匠とオカンとの確執は知らなかったそうです。


 ぶっちゃけ小学校は3~5年、殆ど通ってません。


 着付か和裁かそろばんか生け花(草月流)か、この教室にしか行ってません。


 それに黙って付き合ってくれたのが、カミさんです♡



 



 朝9時、好々爺オッサンがインターホン鳴らす。


『おじま君! 元気かい? 呼吸とか苦しくないかい?』


と体調を慮ってくれた。元気ですよとお伝えすると、


『ウチのカミさんと娘がー、おじま君のチーズケーキ食べたいって! バレンタインのチョコを頼むなってさ! はよ元気になってくれよな! あと、治ったら玄関に防犯灯のコンセント工事頼むな!』


と言って、また食材(主に漬物とキムチ)を置いて行きました。


 置いてあったのは、筑前煮とカレーとお刺身とお米(精米済)でした。



 体調の良い時にざっと小説を書き、具合が悪くなるとドラクエVかYouTube見てました。



『RedMemory』という、スポーツカー(ときどき軽トラ)のDIYをしてるユーチューバーをよく見てました。


 なお、Redには非常に癖があり、この彼のウザさに嫌悪する方もいるかも知れません。


 僕も正直言うと、ぶっちゃけ嫌悪しました、うわぁうぜぇーと言いながら見てました。


 ……やべぇ、Redさんに惚れそうになった、どうでもいい話だが。


 おっさん、人生初のユーチューバーって生き物を見る、そしてハマる。

(なお、ヒ●キンさんとか、ゆた●んさんとか、はじめ●ゃちょーとか、実はよく知らない)

→そんな原始人じみた僕はVTuberってのをまったく知らない。キズナアイさんについて語れと言われても非常に困ります。


 まぁ、その後、ずんだもん見てかわいーとか言うようになるぞ。(どうでもいい話だが)




 好々爺オッサンから差し入れられたお刺身を食べて気付きました。


『あれ……? なんか味、おかしい!』


 まず醤油の塩味が痛いのだ。


 まるで舌の表面にいくつか小さな口内炎があるような痛みが走ります。


 あと、ガリ(栃木名産ってU字工事さんが仰ってた)が、(から)い!


 甘酢の甘さが感じない、酢本来の刺激が舌に走りました。




   ・1月8日


 朝5時に好々爺オッサン襲来。


『おじま君! 体調大丈夫?』


「えぇ、今は体温が落ち着いてますがどうしました?」


『なんかボイラーつけるとヒューズ飛ぶんだけど、なんで?』


 知らんよ! 電気屋呼べよ!


『娘が成人式でお風呂使いたいんだけどさぁ! 助けて!』



 えー ><


 僕は無駄に電気工事士の一種(※)と二種、電験三種を持ってます。


 テスターと温度センサーと電気工事士合格セット(ホーザンのアレ)を持ってオッサンの家へ行きました、まぁ斜め向かいですし。


 調べたらボイラー電源の防雨コンセント(外壁についてるコンセント)が漏電して焼けてました。


 その場所を直すよりも、ボイラーを優先して電源ドラムを他所から電源供給させて起動させる。



『おじまさんごめんなさい!』


 って娘さんが言いながらシャワーの音と共にザバザバ身体を洗う音が聞こえました。


 なんか覗きをしてるような気分でした。へんな性癖が開発されそうでした。


 ><



 防雨コンセントの焼けたケーブルを切って治します。


 テスター当てて問題無いので、防雨コンセントにきちんとコーキングを打ってシールしました。


 というか、このオッサンの家、晩秋に外壁工事してましたが



『防雨コンセントにコーキング、打ってねぇ!!』



 ずさん工事じゃねぇかよ!!



 作業が終わったら39℃でした。その日は頑張って小説書いてドラクエVやって、寝る。




   ・1月9日


 味覚というか舌の痛点が変わりました。


 今まで猫舌の気持ちは判りませんでした。


 なんか、ぬるい味噌汁ですら『あちっ♡』って言う、カワイ子ぶった女の子の性質だと思ってました。



 ……ウチのカミさんは猫舌、、、、いや、なんもありませんです、ごめんなさい……



 挽いたコーヒーをドリップしたのは、痛い♡


 炊きたてご飯をちゃんと混ぜて蒸らしても、痛い♡


 麺類なんか、痛い♡



 こんな感じでサーモなどで温度を調べて舌の上に乗せてみたら50℃程度で痛いと感じるようでした。


 『熱湯コマーシャル』は52℃設定らしいです、湯船に浸かって火傷する限界ギリギリの温度だそうで。




 そしてキムチが『熱い♡』と思いました。


 この好々爺オッサンがよくくれるキムチですが、けっこう『甘くて』おいしいのです。


 が、『熱い♡』と感じました。


 冷めたご飯とキムチ、そして納豆(※)、これで『熱い♡』と感じました。



 あの、熱いものを食べた時の舌の痛みが脳みそを駆け回るのでした。



 正直いまでもあまり改善されておらず、コーヒーもある程度冷まして飲むようにしてます。





作者註(オッサンの独り言)


キムチも納豆も苦手な方なら


『そんな匂いのキツイ食べ物をかけ合わせてよーけ食えるなぁ』


と思うでしょうが、おっさん、気にしません。


むしろ、キムチの刺々しい臭気も、納豆の不快な匂いも、足したらむしろ気にならないですよ。


なにせおっさんは台湾名物の臭豆腐も平気で食べますから。


※韓国で、ケブル(ユムシ)という刺身を食べさせられましたが、ふつーに食べました。韓国の方がすげぇ(おぞ)ましい顔してましたが……

→きっと、ゲテモノ食わせてゲラゲラ笑おうと思ったのかもですが……。はっはっは、じゃがいも以外は虫でも食うぞ!

(釣り餌のゴカイを見て美味しそうだと思う脳回路のおっさんだぞ?)


おまけ:

韓国で使用してた醤油の方が逆に合わなかったです。

ケブルは美味かった、やっぱ大野の醤油か加賀市の山本醤油が良いっす。




 んで、相変わらず熱は乱高下。


 前述通り、熱がない時だけ動ける状態です。


 鼻水は膿のようなものが五分に一度必ず出ます。


 ティッシュ2枚使っても貫通するレベルのドロドロが鼻から出てきます。


 一日でティッシュ一箱消費しました。


 しかも、こんなグダグダティッシュ、もし漏れたら二次感染するかも?


 気を払ってゴミ袋を二重にしました。


 僕は、おっさんのくせに『カ~ッ! ぺっ』と、痰を吐くことが出来ません。


 ですから鼻水と共に、喉に張り付いたゴトゴトな痰で呼吸がキツかったです。




 この時期に、ドラクエVで双子誕生。(もういいって)





   ・1月10日


 ようやく喉が楽になった……? と感じる。


 喉の痛みが消えたのだ。ただし、鼻水と痰は止まらない。


 そして渡された対処療法のお薬が切れる。(カコナールとカルボシステイン)


 病院に電話したら、


『ほしいの? なら、あなた自身が11:00に来れるなら出してあげるわよ?』


と言われる。



 なにそれ?


 ドキドキプリキュアのレジーナに言われたら納得する、顔も見えんオバちゃんに言われたらイラッと来る。


 僕の、へんなこだわり炸裂して病院行くのを拒否。




 なお、症状を訊いた弟(医師)が、ウェ●シアで販売してるだろう市販薬を組み合わせて調剤っぽくなる薬を教えてくれました。


 その弟は、電話越しで聞こえた効果音を考えたら雀荘に居たっぽいです。さすが九九よりも符計算を先に覚えた弟くんだ。まぁ僕もだけど。


『お代はねぇ、ちぃ兄ぃの作るガチのカレー冷凍して送れ』


ゴー●ーカレーやチャ●カレのレトルト送りつけようか? そっちのほうが美味しいぞ?


(ただ、そっちはカツと共に食うためにしてるのかと思うほど味付けが濃い目なんだよねー)


『ダラんこた言っとらんで道楽せんと作ってやー!(方言)』


と言われる。




   ・1月11日


 法的な療養期間の『7日目』でした。


 熱はまだアップダウンがあり、症状が出てる状態でした。


 ぽんこつ上長から連絡あり。



『おじまくんさー、まだ熱あるんか、そうか、しかたないな、少しゆっくりやすめや、まぁみんなで頑張るから、うんうん、声、鼻声だね、うんうん、ところで僕が乗ってる()()FITのエンジン回転数が……』



と、舌にラスペネでも吹かれたのだろうか、ペラペラ喋る。(録音したのをそのまま書き上げ・※)


 お前の()()FITがハンチングしてるのは興味ない!


 しかも強調される、()()というパワーワード。


 プラグ交換してもフォグ球交換しても工賃くれない人は知りません! ><



 とまぁ僕が何も言ってないのに上長の脳みそ内に居る『おじま屋おっさん』を慮って休みが延長。


 まぁ熱の乱高下はしてました。振り幅は喉の痛みが減ってからは小さくなりましたが。


 とはいえ、1/11でも38℃ありましたからね。



『もしN社長から電話あったら、僕は毎日体調管理してたって言っておいてね!』


 そう言われて電話切られました。


 What's? 部下に嘘の報告を指示? 僕が居る会社の程度、解るでしょ? ><



 なお、毎日のように社長から体調どぉ? と電話あったのは、ぽんこつ上長にはヒミツ



※上長の録音

トラブルのもとになりそうな人との接点は全て録音するクソ野郎、おっさんです




 つまらない小説を書きつつ思い悩む。


『書き直すか、ストーリー書き換えるか、続行か』

To be, or not to be, that is the question.

 

 ぽんこつ上長と話しながら

『タイトル変えるか? どーするか? 設定変える? んー』

と思ってましたから。



 カミさんと毎日Line動画してて凹んだのは

「あなたの小説、童貞くさいぞー!」

でした。

 泣くよ? うん、泣く。

「全年齢対象でも、もっとエロく書いてもいいと思うわよ?」

と言われる。


 そして『タバコ吸いたい』と言われる。諦めろ。




     ・1月12日


 おっさんトコ、資源ごみの日。


 近所の好々爺オッサンがわざわざ我が家まで来てインターホン鳴らして


『資源ごみ捨ててくるぞー、あるけー?』


と。申し訳ないので大丈夫ですとお伝えしたけど、いいからと言われ、出す。



『おじまさん、炭酸水飲み過ぎじゃね?』


と言われる。


 ……詮索されたくないから断ったのー!


 しかも、ペットボトルのラベル外してあったのに、何故にバレるんですのー!



『おじまさん、ハイボール派?』


「飲めないんですー(放っておいて!)」


『えー? 瓶ゴミの日、ウィスキーの瓶、多くない?』


「それカミさんの……(放っておいて!)」


『えー、おじまさんってすごくお酒飲みそうな顔してるのにー?』


「うん、放っておいて ><」



 てか、知ってるだろオッサン! 良くしてくれた手前、邪険に出来ません。





 この日は寝て過ごす。


 そして、ミルドラースに五回挑んで全滅、ついにスーファミの電源落とす。




    ・1月13日


 喉の痛み(イガイガ・ガラガラ)がようやく我慢できる範囲まで落ち着く。


 ただし1月10日より突然むせ返る『連続した咳』が徐々に増える。


 兄一家の娘(姪っ子ちゃん・小4・10歳)からLine通話来る。




『あっきー生きてるかー?』


「無事っす」


『たくさん宿題出た、答え教えて』


「自力で頑張れ、もしくは兄嫁(かい姉)に訊いてくれ」


『ママと喧嘩した、だから無理』


「僕はコロナで転がってる、だから無理」


『無理って言ったら何も出来ないぞ』


「うるせぇ、まず兄嫁に謝れ、話はそれからだ」


『嫌! 私間違ってないもん!』


「なにあったよ」


『友達殴った! だから叱られた!』


「あたりまえだ! 友達に謝ってこい」


『無理!』


「無理って言ったら何も……って誰か言ってた」



 そのLine通話の外側(?)に兄嫁の声がなんとなく聞こえる。


「あっきー、バカッ()になんかびしっといってやってー!」


と。この母娘のこの手の喧嘩、うん、しょっちゅうです。




 友達を殴った経緯を訊いても納得いきませんでした。


「手を出したほうが負け、必ず週明けに謝りなさい」


とお伝えしました。


『あっきーいい子過ぎじゃね?』


と言われましたが……、あたし、もう40代半ばよ?


「兄嫁さんと喧嘩した理由も納得できないので、ちゃんと謝……『ツーツーツー』」 




 人の話は最後まで聞こうね。 ><





     ・1月14日


 ようやく熱が引きはじめる。喉の痛みは完全に引きます。


 しかし、痛みが引くけど咳が止まらなくなる。


 本当に喉の痛みと咳の出るのは対比関係にある。。。と思います。


 一度発作のように咳がでると、まぁ止まらない。


 なんとなくだけど、喉仏の奥に痰が絡むような席が出ます。



 小説書いて、ずんだもん動画見て過ごす。


 ついで、新聞屋から『まだ来れませんか』と連絡が来る、放置。




     ・1月15日


 症状が収まって24h経過したので、この日をもって療養期間が終了となる。


 好々爺オッサンへお礼に行く。


『あっはっは、元気になった? 良かった良かった!』



……はい終了。



 この手のオッサンって、お礼を手渡そうとすると覿面に機嫌が悪くなる不思議。


 手土産の菓子折りを取り出すと怒りだすのよねー


(しかし、手土産を出さないと何を吹聴されるかわからない不思議……)



 この好々爺オッサン家、味噌は作ってない。


 好々爺オッサンの奥さんにお味噌をなんとか言ってお渡しすることに成功。




 そしたら、また山盛りの返礼品が届きました……。





 おっさん、近所付き合いに地味に悩む。





     ・総括して……何?



『後遺症、どぉ?』


 発作のように咳き込むのが止まりません。

 咳止め時の処方薬……に成分が近いお薬をウェ●シアで買って飲みましたが効きません。

 

 片田舎ゆえ、咳止まらないって理由で診療を受けようにも

  『風邪症状ある方、お断り』

と書かれた内科医院のせいで躊躇。


 しかも、前述通りツンケン扱いされて患者をイライラさせるのは、ねぇ。


 そりゃ発熱者を十把一絡げに受け入れて『はいクラスター扱い』されたら町医者は吹き飛ぶもんね。

 あと内科医としても、咳が止まらないだったら『じゃあ耳鼻咽喉科行け』と言いたくもなるもんね。



 現在、喉のガラガラ具合でのど飴で対症療法、太るかも……?




『体の具合、どぉ?』


 正直に言えば、たまに発熱する……(あかん)

 20m走ると発熱する……




『んで、ドラクエVはクリアする気、あるん?』


 もちろん! 大学時代にもクリアできずに放り投げてるからね!

(人様からは『ゲーム音痴』と言われてます)


 カミさんに訊いたら

 『ドラクエVクリアできん人が日商簿記3級受かるって、世界線狂ってる!』

と言われました。


 どんな世界線だ? カミさんの世界線がきっとズレてると思いたい。

(なおカミさんは大学時代に日商簿記3級を4回落ち、ついに諦める)




『犬の散歩、どうしたん?』


 前までの新型コロナの『絶対出るな』と違い、『なるべく出るな』扱いでした。

 ですので「AM2:00頃」と、人と接するとは思わないような時間にしてました。

 んまぁ田舎ですから、そんな時間でも顔見知りのワンコ仲間だと接点が増えます。


 まぁ誰にも会いませんでしたが。




『二度もどこでもらった?』


 マジで不明。

 カミさん説は考えづらい(不倫してたら別だが)。




『生活してて辛いことは?』


 やっぱ【原則家から出られない】し、【鼻水が止まらない】ため、もしティッシュが底付いたら悲惨だったと思う。

 トイレットペーパーも然りで、生活必需品がショートしたら生活レベルはとんでもないことになると思う。


 ついでに食料。

 まぁ保健所が持ってきてくれるわけでもないし、外食なんてもってのほかですからね。

 僕のところは好々爺オッサンに助けられたことが、太いライフラインだったと思う。


 最後に、もし震災級のナニカがあってもいいような対策は必要。

 これが新型コロナじゃなく、大震災でってなるとストーリーはかなり変わっちゃう。


 朝の早い時間に時東ぁみさんの聞き耳ラジオだったかな? で、いろいろやってる通り。

(時々、時東ぁみさんが歌うOK防災とかいうへんてこな歌が流れるけど、歌詞は、うん、間違いないぞ)


 前回罹った時にレトルトを買いだめしましたが、いつの間にか消費して追加購入してませんでした。

 好々爺オッサンのおかげで本当になんとか生きていけました。

(ついでにお米も切れた、これあ焦った)



 春先に5型伝染病になるらしい……と言われてますが、大震災の事も考えるとストックについて考えることがあるかと思う。





     ・最後に


 んで、僕はポンコツ上長に何も言ってなかったのに、


【コロナで休んでた期間は、勝手に有給休暇扱い】


にされました。


 おい、勝手に時季使用権をてめぇの判断で行使すんな! ><


 個人的に病欠にしてほしかったのにぃ!



 しかし、給与の締め処理が終わったため、まさに梨の礫、下衆の極み!




 週明けに、会社と闘うべきか、何事もなかったかのように振る舞うか、悩みどころ。




   =了=

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