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プロローグ
初めて小説書くので温かい目で見てください。
※不定期です
「何か言い残すことはないか」
そう聞かれた。
別に言い残すことはない。
だけど何も言わないのは何かもったいない気がした。
だから、
「本当にクソみたいな人生だったよ。」
本当にくだらない人生だった。もしもう一度人生をやり直せるならと、何度思ったことか。
でも俺にはこの道しかなかった。
その後、
俺は目隠しと手錠をされた。
目の前にあったカーテンが開く、
音が聞こえカーテンの向こう側に立ち、
首にひもをかけられた。
別にこわくなかった。
いつかは誰でも死ぬ。
死ぬ覚悟はずいぶん昔に出来ていた。だが、やはり少し寂しい気持ちになった。
旅行帰りの飛行機の中。そんな感じだ。
そんなくだらないことを考えているうちに俺は、
いつの間にか意識がなくなった。
世界最大の組織犯罪集団レクス・タリオニスの創設者
石川玲は、死んだ。