二章 クラスメイト
レントゲンを撮ったらどこも異常なしだた。
私は三週間後に退院しました。
クラスメイトからは、大丈夫?大丈夫?と沢山言われました。
正直嬉しくない。私が学校に来ていない間に私の大事な物がなくなっていたのです。
真央が、あの優しい真央が盗んでいたらしい。
もう友達もなにもない。一人孤独、もう私は学校で一人で..一人でいないといけない。一人なんて考えられない、ほんとに嫌。
心配してくれているけどあれは嘘なんだってあとでわかった。
二日後
クラスメッセージでこんなことが呟かれていた。
A「坂口ってぇくずよね、ほーんとくず人間よねー」
B「なんでなの?」
このトークは、こっそりと既読がつかないように見てました。
ほんとにひどい、こんなこと最近トークで話してってわかると本当にショックです。先生にこの事をいったって無駄だけどいってみることにした。
次の日、トークのことを言ってみた。
すると..急にそのトークをしていた人とその人の友達がぞろぞろと私のところに来て、机のまわりを囲んできました。
怖い、怖い、なんで私のところにに来るのか、謎だ、ほんと謎だよ。
するとその人たちはこんな紙を置いて去って行った。紙の内容はこんなものだった。
坂口、クソ人間、勝手に人のトーク覗き見すんなよ。なぁ、なんでそんなことをしたんだ、私らせってぇー許さねぇからなぁ。わかってんよなぁ、クソ坂口、自殺未遂したらしいな。そんなに死にたいなら私らが殺してやんよーーー。ってことが書かれていた。他人になんか殺されたくない、他人に私の何がわかるの?はっきりいってそっちの方がクソ人間だとおもった。この紙を先生に見せても意味ないからもう諦めた。
クラスメイトはただの他人だって、その時はじめて気づいた。
もうこんなところなんかいたくない。生きるのも苦しいのになんでこんなとこにいないといけないの。、明日からもう学校なんか行かないって決めた。
次の日...
私は学校に行かずに自分の部屋で一人で泣いていた。
どうして泣いていたのかはわからない。
先生が心配して家まで来てくれた。
先生にこんなことを言われた。
「もう、いい。我慢しなくていいんだよ。坂口さんはいつも、いつも頑張っていたんだからね。坂口さん、先生が助けてあげるから、安心して学校に来てね」と言った。
久しぶりに母に電話しようとなぜか急に思った。
実は両親はよく転勤するから私は学校で全然友達ができなかったので中一の時から一人暮らしをしています。お正月とか、お盆とかに会いに来てくれます。
母が電話に出た。
「もしもしまゆ、久しぶりね、元気してた?」
うんって答えた方がいいとおもったので元気じゃないけどうん、と答えた。
「来年まゆは、受験生だね。行きたい高校はあるのかな?」
私の家からは公立の南風高校が近いから南風に行きたいって言った。
「まぁ、頑張ってねー、もう遅いしきるね。」ぶつっ。