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神の存在

作者: Ayaka

ぱっと思いついた事を書いていこうと思う。

           神の存在              

                             Ayaka

神は、存在するのだろうか。誰もがそう思う。しかし誰も知らない。

知るとすれば神だけ。そう、私のような神が。

神はさまざまな仕事をする。そして役が決まっているのだ。

私は人々の不幸を、幸せを決める神。

一人で、何も無い空間でただひたすらに紙に人々の人生を書いていく。

…櫻田 大志。 事故死。

死んでしまう日は決まっていて、それまでの出来事を私が書くのだ。

…もっと、もっと生きてほしい。皆にもっと幸せでいっぱいにしてやりたい。

でも、不幸が訪れないといけないようになっている。

はあ。疲れた。まだこんなに…。

私の手元には白紙の紙がたくさん、たくさんある。

この白紙の紙いっぱいに人々の人生を書いていく。

一人でずっとずっとやってて、さびしい。さびしいよ。

でも誰かがしないと、世界はまわらない。そして、その誰かが私なんだ。

…少し、ほんの少し、休憩をしよう。戻ったら、また仕事をするから。

そして私は白紙の紙を手にし、ある文章を書いた。



「…ねえ、大志、この子どうする?」

「家に入れよう。ここは寒い。」

「そうだね。まあ最初からそうしようと思ってた。」

「…なら何故聞いた?」

「・・・」

「はいはい、無視するんですね知ってました。」


櫻田 大志。あと2ヶ月で死んでしまう男子高校生。

隣にいるのは佐宗田 楓。櫻田 大志の幼馴染。女子高校生。

先ほどの会話から分かるが、とても仲が良い。

もうそろそろ、目が覚める。

そして私は目覚めた。


「あ。起きた。大志。」

「そんなもん、みりゃわかるよ。」

そこで私は記憶喪失という事にしようと考え、彼らに言った。

「あの、すみません。ここはどこでしょう?」

「知らない感じ?えーっとね、…大志、よろしく。」

「いえねーのね、…ここは東京の、いや東京なのは分かるか。まあいいや、

東京の端のほうの田舎だよ。」

「大志、よくわかんない説明しないの。」

「お前ができねーからこっちがやってんの。」

「はいはい。んで、あなたはどうしてこの寒い中倒れてたの?」

今は11月。どういおうかな。

私が悩んでいると櫻田 大志がいう。

「もしかして、覚えてねぇの?記憶喪失?」

「えっあっはい。…たぶん、何も覚えてないので。」

良かった。あっちからいってくれた。

シナリオを書いていても、たまに想定外な事が起きるので困る。

とりあえずは大丈夫だ。

「何も覚えてねぇんなら、家いていいよ。親とかいないし。」

「あー、大志が女の人ナンパしてる~」

「バカ。ちげーよ。」

「しってる~。」

「クソうぜぇ。」

二人の会話に私はあまり入れない。それだけ仲がいいのだろうか。

少し収まったときに私が先ほどの言葉に答える。

「あの、ちょっと話が脱線してるので戻しますが、えっと、私はお二人のもとに

記憶が戻る間、いてもよろしいのでしょうか。」

「いいよいいよ。でも私んちは無理かな~。ってこって、大志よろしく。」

「あいあい」

そして私は二人と1ヶ月ほど過ごした。

とても、とても楽しかった。人と交わす会話は、どれほどくだらなくても、とても大切だった。

もっと、一緒にいたかった。でも、結局は大志さんはあと1ヶ月で死んでしまう。

楓さんは言わずもがなだろう。でもいってしまおう。きっと、あれほど仲良しだったんだ。

耐え切れなくなるだろう。泣いて泣いて泣いて。終いには…。


…戻ってきた。戻ってきて早々、私は二人のシナリオを手に取り、書き直した。

残りの時間を、せめて残りの短い時間を出来る限り幸せにしてあげたい。


楽しい出来事を増やして、うれしい出来事を増やした。

でも平等にしなければいけないためちょっとした不幸をちょくちょくはさむ。

断然楽しい出来事の方が多いように見せるため幸せは大きく、不幸は小さくした。

そして私は気づいた。神が独りで過ごさなければいけないのは、不公平に世界を作り上げてしまうからなんだと。もう二度と、こんな事はしないが、1ヶ月の思い出は絶対、忘れない。

私のわがままに付き合ってくれて、ありがとうございました。大志さん、楓さん。

とても、とても、楽しかったですよ。

そして私はまた、白紙の紙を取り、人々のシナリオを書いていくのだった。


                                     END







本当に思いつたことをかいていくだけだった・・・。

下書きをまず作らないといけないね。

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