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勇者と不審者

 早朝の修練場、今回選んだ環境は荒野。遮る物が一切無い場所での戦闘は基礎的な力が試される。私は只黙して待つのみ。目の前に立つゲルダがどう出るかを見計らっていた。


「せやっ!」


 第一手に選んだのは正面からの突き。デュアルセイバーを槍の様に構えて踏み込みと同時に突き出す。まあ、悪くはないな。いや、寧ろ良い。出会った当初は体力は有るが戦闘経験などほぼ皆無で武器の扱いなど知りもしないし、勇者でなければそれで良かった。だが、残酷な事にゲルダは勇者だ。だが、どれだけ勇者としての自覚を持とうが戦い慣れない間は攻撃に躊躇が見えたのだが今は無い。指導する身としては嬉しいが、少し悲しい気もするな。


 さて、それは兎も角として悪くない一撃だが些か正直過ぎる。体の軸を僅かにずらして踏み込めば刃は横を通り過ぎ、次の手を打つ前に片手で掴んで無造作に放り投げる。ゲルダは堪えようとするも足は地面から離れ、私は蹴りを無慈悲に放つ。足に伝わったのは肉ではなく硬質な金属の感触。ほぅ、咄嗟にデュアルセイバーを滑り込ませて盾にしたのか。防御も中々様になって来たな。しかし、次はどうする? 直撃は防いでも衝撃は殺しきれない。更に高く飛ばされ、デュアルセイバーを通して体に響いた衝撃にゲルダは顔を歪める。



「……何度も言ったぞ。目を閉じるなとな」


 目を閉じて恐怖から逃れようとしても恐怖を与える相手が消えてくれる筈もない。次にゲルダが目を開いた時、地上には私は居ない。ならば何処に居るのかと言うと……既に後ろに回っていた。右足を頭上より高く上げ、蹴り飛ばされて宙を進んでいるゲルダ目掛けて振り下ろす。振り向きもせずに振り上げられたデュアルセイバーと私の踵が衝突した。勘任せのラッキーパンチではないと武の女神である私が断言しよう。今のは間違い無く私の位置を把握しての反撃。防御の寸前、鼻を動かす音が聞こえていた。僅かな匂いで私の位置を把握したのか。流石の嗅覚だな。


 だが、今の防御では踵落としの威力を相殺するには至らない。空中では踏ん張りが効かないからな。地上ならば相殺可能な威力だが、空中戦が今後の課題か。では、今後の稽古に組み入れるとして、そろそろ決着と行くか。


 地上ではデュアルセイバーを分割し、投げた刃に手にした刃を引き付ける事で落下の勢いを殺しつつも空中戦では一方的に負けると判断したらしい。投げる力は弱く、落下の勢いを十分に削ぐには至らないが巧く衝撃を殺して着地した。少しグラツいたが、まあ及第点か。では、私も直ぐに降りよう。


 天地逆転の姿勢となった私は空気を蹴って急落下、着地の瞬間に拳を突き出して落下の勢いを相殺するなり腕のバネで飛び上がる。空中で一回転して着地、ゲルダの前に降り立つと両の拳を構える。さて、もう少し成長を見せてくれよ?


 レッドキャリバーとブルースレイヴを短剣サイズにするなりゲルダが切り掛かり、私はそれを拳で相殺。一見すると互角であり、徐々にラッシュのせめぎ合いは速度を増して行く。成る程、本当に強くなったらしい。


「では、ペースを更に上げるぞ」


「うぇっ!?」


 おや、少し情けないぞ。敵は私の様に対処できるギリギリを見計らいながら戦ってはくれない。だから容赦無くラッシュの加速度を上げるからな。徐々にだが確かにラッシュの衝突地点がゲルダの方に向かって行く。やがて相殺出来ない拳が掠り、額に命中。咄嗟に頭突きで勢いを殺そうとするが、既にその程度で足りる威力ではないぞ。


 ゲルダの体が後ろに傾き、更にラッシュを叩き込む。そんな不安定な格好で応戦した気概は誉めてやろう。だが、修行が足りなかったな!


 無防備な腹にそっと手を添え、衝撃がゲルダの体を突き抜ける。耐えきれず意識を閉ざすゲルダだが、倒れ込む前に抱き止めた。頭を打ったら大変だからな。


「本日三回目の稽古だが……七十五点! 成長したぞ!」


 本日五度目の気絶中だから聞こえていないだろうが褒めてやる。さて、数分で目が覚めるだろうから少し休んだら六回目をしたい所だが、生憎先客が予約済みだ。武神として学びたい者を無碍に出来んからな。



「では、始めるぞ……シフド!」


「……」


 ……ん? ゲルダの稽古を始める前に自分も稽古を付けて欲しいと言うから先ずは見学させてやったのに返事が無いと思ったら、うつ伏せ寝ているとは呆れた奴だ。少し礼儀知らずな態度に腹が立って近寄ると足の先でひっくり返しても起きる様子が無い。


「いや、違うな、気絶している……」


 余波に巻き込まれた程度で気絶するとは情けない。明後日までの付き合いでなく、本格的に弟子入りを志願するなら基礎体力から鍛えるが一日体験コースでこれでは鍛えようにも鍛えられないぞ。


「……うぅ、何点でしたか?」


「起きたか。今回は七十五点、最高記録更新だ。まあ、次からは更にハードになるし採点も厳しいが……少し休め」


「……え? 休め? 休めって言いましたか?」


 気絶から目が覚めたというのに休憩を言い渡されて驚くゲルダ。いや、確かに普段ならば即座に次の組み手前の準備運動だが、そうも言えない理由が有る。幾ら鍛えても無駄だと分かっていても、武を学びたいという者を見捨てる事は私には出来ない。


「彼奴が目を覚ましたらギリギリ可能なレベルの鍛錬をしてやる予定なのだ。今日一日では身に成らずとも、その体験が今後の修練の助けになるかも知れないだろう?」


「……下心を出すから。女神に触れる訳が無いのに……」


 妙な事を言う奴だな。少し疲れているのかも知れん。汗と血と土で汚れきっているし、只休むのも芸が無い。……ああ、そうだ。


「では、シフドはアンノウンに任せるとして、私達は行くとしよう」


「行くって……地獄ですか?」


「いや、風呂だ」


 ゲルダの背を押して風呂場に連れて行く。偶にはキリュウ以外と裸の付き合いをするのも悪くない。……それにしても何を勘違いすれば地獄に行くと思っているのやら。成長すればギリギリ可能な修行内容だし、反吐を吐いて気絶する程度の目にしか合ってないだろう。




「……矢張り違うな」


「何が違うんですか?」


 脱衣室で服を脱ぎながらゲルダの体を観察する。子供特有の柔らかそうな体で、僅かだが女らしい体に成長しつつある。出会って三ヶ月以上経ったが背も伸びて来た。胸は……まあ、コメントは差し控えよう。


「いや、私と違って女らしい体だと思ってな」


「ひゃっ!? い、いや、私も牧羊の仕事で手の皮は分厚くなるし、そんなに女の子っぽくないと思いますけど……」


 私の発言に白いショーツ一枚になっていたゲルダは真っ赤になって拾い上げた服で体を隠してゴニョゴニョ言っている。いや、大丈夫だろう。お前はちゃんと女の子らしいよ、私と違ってな。


 鏡に映った自分の体を眺める。ゲルダと違って胸は平均的に大きいが、腹筋は見事なシックスパックで二の腕や太股にも筋肉が浮き出ている。姉様はあくまで戦神、そして私は武神。顔がよく似た姉妹神でも全然違う。私の肉体は女である前に戦士の肉体だ。


「私も昔は戦士の体を誇りにしつつもゲルダや姉様みたいな体を羨んだ物だ……」


「……女神様。あ、あの! 私は女神様の事をとっても素敵な……」


「まあ、この体を含めて美しいと言って惚れてくれたのだがな。戦士の肉体を誇る気高さも魅力的だと囁かれたら嬉しい以外の言葉が浮かばん。第一、私を女として見るのはキリュウだけで十分だしな! ……ん? どうかしたか?」


 何故かゲルダがずっこけている。今の流れの何処にずっこける部分が有ったのやら。それと何か言っている途中だったので訊いてみたのだが教えてくれなかった。


「……結局惚気話じゃないですか」


 惚気話か……まあ、私はキリュウに心底惚れている。それこそ一生の愛を誓う程にな。不老不死である神の生涯だ、つまり永遠の愛だな。口から出る全ての言葉にキリュウへの愛が込められていても不思議ではあるまいに。


「では、行くか」


「……はい。もうドロドロに汚れてるし、髪の毛に砂が入り込んでいるから髪を洗いたいです」


 何か言いたそうにしながらも言わないゲルダだが、仲間なのだから遠慮は要らんだろうに水臭い奴だ。壁すら感じさせるぞ、それは。うーむ、いかん。キリュウが初代勇者で私が女神だからなのだろうが、嘗ての仲間(イーリヤ)達は気楽に接していた。どうせなら昔と同じ様な旅をしたいがどうすべきか……。


「そうだ! おい、ゲルダ。今日は私が髪と背中を洗ってやろう。遠慮する必要は無いからな」


「え? いや、流石に女神様に……」


「私が構わんと言っている。では、そろそろ入らねばシフドを待たせる事になるぞ」


 未だ遠慮するゲルダだが、少し強引に浴室に連れて行く。子供相手に強引に出るのは好かんが、此奴はこうでもしなければ言っても無駄だろうからな。



「いや、起きるのはかなり後だと思うけど……」





 シャンプーを手に取り、ゲルダの灰色の髪に付けて泡立てる。狼の耳に入らない様に注意しながら髪を指を通して行くがゴワゴワとした剛毛の感触が伝わって来た。


「この髪、全然癖が取れないんですよね。無理に伸ばしても直ぐに戻ってしまいますし」


「大丈夫だ。お前が自分の髪を嫌っていても、お前の髪を含めて好きになってくれる相手が見付かるだろう」


「……女神様にとっての賢者様みたいにですか?」


 分かっているじゃないか。自分が嫌いな部分まで愛してくれる相手が居るのは本当に嬉しい物だ。嫌いな部分も好きになれ、好きな部分は更に好きになる。姉様が愛を司る女神なのを誇りにしている訳だ。


「……本当に見つかりますか?」


「間違い無くな。お前は十分可愛い女の子だ。ほら、流すぞ」


 シャワーを使ってゲルダの髪の毛に付いた泡を落とす。胸部の凹凸が少ない体を伝って泡が流れ落ち、排水溝へと吸い込まれていった。さて、次は背中を流してやって私も自分の体を洗うとしようか。


「おっと、忘れていた。悪い、尻尾が未だだったな」


「え? いや、尻尾は……」


 見れば尻尾も随分と汚れている。自分では洗うのが大変な位置に有るし、女の子の体が汚れたままなのも見過ごせん。ゲルダは遠慮しているが私はシャンプーを手に取るとゲルダの尻尾に触れた。



「ひゃうんっ!」


 ……今、凄い声がしたな。本当にゲルダが出したのかと思っているとプルプルと震えながら振り向いていた。


「私、尻尾は敏感なんです……」


「むっ、そうだったか。それは悪かった。……もう少し丁寧に洗おう」


「だから…ひゃっ!? わ、分かりましたから、もう少しゆっくり…ひんっ!?」


 普段のお転婆な姿と違い、何やら見ていて背徳感があるな。顔を真っ赤にして妙な声を出すゲルダの姿に同性の私でも感じる物があった。



「それはそうと弱点ならば鍛えんと拙い。よし! 今度から尻尾も鍛えるぞ」


「女神様、貴女は悪魔ですかっ!?」


「いや、女神だが?」


 自分で女神と呼んでいるだろうに変な奴だ。さて、もう少し念入りに洗ってやらねばな。思った通りに汚れが残っている。


「此処はこびり付いているからしっかりと……」


「きゃんっ!?」


 ……うむ。これは本格的に鍛える必要が有るな。






「ふぃ~。矢っ張りお風呂は最高ですね。こう身も心も蕩ける気分です」


 浴槽は二人が入っても十分な広さがある。偶に敢えてギュウギュウになる広さに変えているが、キリュウと混浴する訳でも無いので必要ないだろう。第一、私は魔法が苦手だ。大体の事は力業でどうとでもなるしな。


 湯に肩まで浸かったゲルダはすっかりリラックスした様子でくつろいでいる。この湯にも魔法が掛かっていて傷や疲労、各種不調に効果が有るから修行後に入ると効果覿面だ。湯上がりに飲む牛乳もキリュウの拘りで各種用意しているしな。私とアンノウンはスタンダードな牛乳でゲルダはフルーツ牛乳、キリュウはコーヒー牛乳を好んでいる。どれも風呂上がりには最高だ。


 さて、そろそろ切り出すか。私はゲルダへと近寄って行く。どうも何かあると察したのか身構えさせたのは悪い気がするな。


「いや、楽にしていろ。ゲルダ、私達に対する言葉遣いだが敬語は不要だ。私達は仲間なのだぞ?」


「え? で、でも女神様達は偉い方ですし……」


「私とキリュウと旅した仲間は三人中二人がタメ口だったぞ? よし、こうなったら神として命じる! 今後は敬語は使うな。ふふん、これには逆らえまい」


 前からキリュウと話していたのだが、どうもゲルダは私達に気を使い過ぎている。昔みたいな旅が良いという私の我が儘もあるが、過酷な運命を背負わしているのだから少しでもらくをさせてやりたいのだ。だから少し卑怯な手を取らせて貰ったぞ。いや、だって今も恐れ多いって感じだったし、こうでもしないと無理だろう、この子は。


 私が逃げ場を塞いだ事でゲルダは困り戸惑った様子で何やら呟き、最終的には遠慮しながらも口を開いた。


「えっと、そうしま……そうさせて貰うわ、女神様」


「ああ、それで良い」


 最初は戸惑うし慣れないだろうが、人は適応して成長する生き物だ。徐々に慣れて私達に言いたい事を言ってくれたら嬉しい。だって仲間なんだ。もっと気楽に付き合いたいと思っても良いだろう?




「えっと、じゃあ一つお願いするわ。他の人の前でイチャイチャするのは恥ずかしいから控えて欲しいのだけど」


「む? 何処が恥ずかしいのかは分からんが仲間の頼みだ。まあ、善処しよう」


 ……この子、適応が早いな。これも勇者に必要な資質なのだろうか……。







「おい、兄ちゃん。ちょっと金を貸して……へぶっ!?」


「此処から先は通行料が……ばはっ!?」


「身包み全部置いて……ひばっ!?」


 このヤクゼンに住んでいる知り合いに会いに行く道中、近道をしようと路地裏を歩けば角を曲がる度にチンピラに絡まれる私。いや、前来た時は警備隊も居るので此処まで治安が悪くなかったのに。窮すれば鈍するとは言いますが、どうも王都が壊滅した影響は予想以上に大きいらしい。これを機にのし上がろうとするお馬鹿さん達が随分と多いらしいですね。


「……それにしても絡まれ過ぎでしょう、私」


 実年齢は三百歳を越えていますけど、見た目は二十代前半の優男。絶好の鴨に見えるのでしょう。ローブ姿も如何にも魔法研究者だとアピールしていて金を持っているとか思われるのでしょうね。研究にはお金が必要ですから。でも、賢者だと急に証す事態が何時訪れるか分かりませんし、賢者ってイメージ商売な所が有るから……。


 適当に殴って気絶させたチンピラを横に退けながら溜め息を吐く。私にとってヤクゼンは思い入れが有る場所だ。それが今の状況に陥れば落ち込みもします。そんな所が神とは根本的に違うのでしょうね。だって個人単位で気に入っても子孫は別だとか、お気に入りが住んでいる場所から助けを求められても年単位で待たせて壊滅したとかざらですので。……だから七百年前に師匠が動く結果になったのですよね。


「結局私は三百年経っても人のままなのですか。嬉しい気もしますし、寂しい気もする。……取り敢えず路地裏から出ましょう」


 もう一度大きく溜め息を吐き、路地裏から出て少し歩くと子供の声が聞こえて来た。ああ、そうだ。確かこの先には……。待ち合わせの時間までは少し時間が有るからと足を運んだ先には大きな建物。その庭では体育の授業中なのか子供達が大勢動き回っている。


「カバディカバディカバディ!」


 この建物は学校、正式名称はナターシャ学園ヤクゼン分校。その名の通り、私の仲間の一人だったナターシャが創設した学校の分校。孤児院も併設され、貧しい家の子は授業料が免除される他、親も仕事が斡旋されるなどの学ぶ為のサポートがされている。


 旅の途中、彼女は語っていた。種族も貧しさも生まれの悪さも、その程度の事で学べない子供が居るのは気に入らない。だから絶対世界を救って邪魔な奴らを黙らせる発言力を持つんだって。


 子供達の笑顔を眺め、色々あって自分の名前が学園名になった時のナターシャの恥ずかしそうな顔を思い出すと私の顔にも笑みが浮かんで来ました。ナターシャ、貴女の想いは三百年経っても受け継がれていますよ。


 そうして暫く眺めていた私ですが、不意に肩を叩かれる。振り返れば警備隊の制服姿の女性が立っていました。


「おや、どうかしましたか?」


 ああ、チンピラを叩きのめした事で何か聞かれるのかも知れませんね。





「いや、どうかしたかは私の台詞だから。最近は変な奴らが流れ来ているし、学園前に不審者が居たら声を掛けるに決まっているじゃないのさ」


「私、怪しい者ではありませんよ?」


「いや、そう言っても、自分は怪しいですって言う奴は居ないよ。取り敢えず詰め所まで来てくれる?」


 ジト目を向ける彼女は完全に私を不審者だと認定したらしい。学園を眺めて笑う見掛けない男……確かに不審者だ。……これ、今回の旅で最大のピンチかも知れません。


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[良い点] 特訓キビシい……
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