救う者と狙う者
私が気を失ってから数時間後。
???「気分はどうかしら?」
この人は私を追手から助けてくれた八雲 紫でここで一番偉い人らしい。
ここというのは幻想郷といって、私が居た世界とは違って妖怪や神様などがいるらしい。
「何故私を助けてくれたのですか?」
私は疑問を投げかけた。
紫曰く、幻想郷で異変が起こるらしい。
その異変を私の力で解決して欲しいとのこと。
「私に力なんてありませんよ?」
紫「貴方は向こうで力に目覚めたのでしょう?そのせいで追われたのでしょう?」
「なんで…それを…?」
私が何故追われていたかというと、私が力に目覚めたからであり、その力を皆が居る前で使ってしまったから。
「いつから見ていたの?」
紫「貴方が力に目覚め、吸血鬼になった時からよ。」
「っ‼」
紫「貴方を追っていた奴らには、貴方の魔力には気付いていないわ。しかし…」
「しかし…?」
紫「貴方の膨大な魔力に気付いている人が、貴方を狙っていたわ。」
狙われていた…?でも私を追っていた人達は私を殺す気できていた。
私が考え事をしていると、紫から血液が入った瓶を渡された。
紫「私から貴方にプレゼント、飲むといいわ。」
私の力を説明すると、血液の持ち主の力をコピーし、自分の力にするもの。
さらに紫から…
紫「幻想郷には貴方と同じように能力を持っている人が沢山居る。」
「えっ…⁉私と同じような人が…居るの…?」
紫「そうよ。」
「紫さんも能力を…?」
紫「持っているわ。私の能力はその血を飲むと分かるはずよ。」
そして私は久しぶりの血を味わう様に飲み干した。
その頃…場所【???】
???「あの小娘を捕まえることはできたか?」
この男は雪の膨大な魔力に気付き、その魔力欲しさに懸賞金をかけ、雪を捕まえようとした張本人である。
村人「申し訳御座いません‼何者かによって邪魔をされ、捕まえることが」
村人は最後まで言い終わる前に首から上を吹っ飛ばされ絶命した。
???「この、役立たずどもめ‼」
???「怒っても仕方ないんじゃない?あの村は最後まで拒んでいたし。」
???「あの村を最初に消すべきだった…?」
???「別に消さなくても、誘き出す手段として使うのもありだと思うよ?」
あの村は、雪にとって産まれ、育った地である。さらに、最後まで皆が匿って守ってくれた所であり、かけがえのないものである。
その村が雪が逃げたことにより巻き込まれるという事は、雪にとっては辛いことでもあり、許し難いことである。
???「雪よ…お主の抵抗がいかに無謀だったか教えてやろう‼そして…後悔するがいい‼」
今回で二回目の投稿になります。
敵の情報は今後少しずつ公開していくつもりです。
まだまだひよっこですが、頑張っていくつもりですので、応援のほどよろしくお願い致します。
次回の物語の内容は一応決まっていますので、できるだけ早く投稿したいと思っています。