ゲーム好きの学校生活1
まだ召喚にすらいってないです。
すみません。
おそらく、後二回ほどで異世界に行く予定です。
変なところで終了してますがご了承下さい。
HRの鐘直前に学校着いた柔造は、徹夜のおかげでふらつく体に踏ん張りを利かせ教室の扉を開く。
その瞬間、教室にいる男子から睨みやら舌打ちやらを頂戴する。
女子大体も似たようなもので、侮蔑の視線を向けてくる者が大半だ。
柔造はそれらを極力意識しないよう努力しながら、自分の席へ向かう。
しかし、柔造が席に着く前にある生徒が話しかけてきた。
「よ〜キモオタ。今日もエロゲで徹夜か〜?毎日毎日飽きね〜な〜」
「うわぁ〜。エロゲで徹夜とかマジキモ〜い。」
一体何が面白そんなに面白いのか、ゲラゲラと笑いだす男子生徒達。
喋りかけてきたのは西成智之と言い毎日日課のように飽きませず柔造を小馬鹿にしてくる生徒の筆頭だ。
その近くで馬鹿みたいに笑っているのが、天野弥生、篠崎光、九重義弘の三人で、大抵この四人で柔造をいじりに来る。
柔造自身は「オタク」ではなく、「ただのゲーム好き」だと言い張っているが、
周りから見れば「オタク」と見られるかもしれないと思っているから、智之言うオタクは間違っていないと思っている。
しかし、柔造はキモオタと言われるほど身だしなみが崩れているわけでも言動が大変なことになっているといったこともない。
髪は短めに切りそろえているし、寝癖も直しているので見当たらない。
コミュ障と言われることはあり積極性に欠けるが、受け答えは明瞭である。
大人しくはあるが他人と比べて特段陰気と言うこともない。
ただただ創造物、小説やアニメ、ゲームが好きなだけだ。
確かに、世間のオタクに対する風当たりは強いが、普通なら、嘲笑や少し引かれるくらいで済むだろう。
ではなぜ柔造に対する風当たりがこうも強い理由。
それは、彼女である。
「おっはよ〜。奥村君。今日も時間ギリギリだね。もっと早くに来ようよ。」
ニコニコと微笑みながら柔造に近寄って来る一人の女子高校生。
このクラス、いやこの学校の中で柔造にフレンドリーに話しかけてくる数少ない、本当の本当に数少ないこれっぽっちしかいない例外であり、
この事態の元凶だ。
彼女の名前は内藤詩乃。この学校で三大天使と呼ばれ男女問わず絶大な人気を誇る美少女だ。
肩甲骨あたりまで伸びた艶やかな髪。
ひどく優しげで大きな垂れ目。
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