34 南鳥 零音
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部屋から出てきた女の子は咲音ちゃんに似ていた。
「先輩、私達の娘ですよ。
ほらパパのところに行っておいで」
「……ぱぱ……?」
「そうよ、あなたのパパよ」
咲音ちゃんに背中を軽く押されて、少女は俺のところまでステステと走ってきて、そのまま俺の左脚に抱きついた。
「パパ、ですか?」
俺は少女を抱き上げこう言った。
「ああ、君のパパだよ」
すると少女は笑った。その笑顔は咲音ちゃんの笑顔と同じだった。そして俺は改めて自分の娘だということを自覚した。
「そう言えばまだその子の名前付けていませんでしたよね?
どうせなら二人の名前を使って『南鳥 零音」などはどうでしょう』
何言いってんだこの精霊神は。自分の娘でもないのに。……でも、
「いい名前だな」
「うん。南鳥零音。私たちの娘の名前にぴったりだね」
とりあえず名前は決まったけど、どうしても気になることが一つある。
「どうしてこんなに大きいんだ?」
生まれたばかりならまだ赤ちゃんのはず。
どうしても気になっていたことだ。
するとそこで一つの能力が思い浮かんだ。
「もしかして……」
「はい、私のスキル、時間操作で零音の歳を五歳に留まらせたので」
「留まらせたということはあと五年はこの姿っていうこと?」
咲音ちゃんは小さく頷いった。正直俺は子供の成長というものを見てみたかったのだが、しばらく忙しくなるから仕方ないだろう。
「とりあえずステータス見てみないい?」
知音に言われて俺もだんだん零音のステータスに興味がわいてきた。
「零音、ステータスオープンって言ってごらん。」
「うん、分かった!」
本来なら鑑定で見ることができるのだが初めてのステータスはみんなで見たほうがいいだろう。
「ステータスオープン‼」
零音の元気のいい声が響くと同時にステータスヴィンドが開いた。
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名前 レイネ ミナミトリ
年齢 17
種族 人族
職業 自然保護者
レベル 1
HP 700/700
MP 900/900
攻撃力 342
防御力 253
敏捷力 198
魔攻力 559
魔防力 584
運 100
【スキル】
風魔法・極 Lv.1
回復魔法 Lv.1
鑑定 Lv.1
種族用語認識 Lv.MAX
【固有スキル】
自然魔法 Lv.1
【称号】
自然に愛されし者
【加護】
エルフ神レーネクリス
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自然魔法…自然の精霊がいないと唱えられない魔法を精霊なしで唱えられる。風魔法が極になる。
うん。俺と咲音ちゃんの娘である零音は簡単に言うと強かった。
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