21 決着
受験が終わったのでこれからまた連載して行きます。
「ッ!!」
(重ぃ!)
ロックの攻撃はステータス以上に重かった。
「ステータスが低いからといってなめてましたね」
「っ!!」
「これだけでは終わりませよ」
「なっ!」
「【熱電】」
ビリリリリ
(なんだ!痛ぇし熱ぃ!)
「【ヒール】」
「大丈夫ゼロト君!!」
「大丈夫だ。しかし、さすがレベルが高いだけのことはある。」
「ゼロ様、油断禁物ですよ」
「わかってるよ。ここからは俺も本気だ。それに――――――」
「新しい力を使いたいんでしょ」
「あぁ」
(さぁて、どうやって倒すか)
俺はどう倒すかを考えた。
そんなとき、ある方法を思いついた。
(これでいこう)
「知音」
「なに?」
「闇魔法を俺に向けてくれ」
「えっ⋯⋯⋯」
「何を言ってるんですかゼロト様!!そんなことをしたらゼロト様もただじゃすみませんよ!!」
「倒すためだ。今は信じてくれ」
「わかった」
「いいのですか知音さん」
「今はゼロト君を信じよう」
「分かりました」
「すまんな。わがまま言って」
「そんなことより速く倒してください」
「作戦会議はおわりましたか?」
どうやらロックは終わるまで待っていたらしい。
「悪魔ってのも随分と待ってくれるものなんだな」
「待ったほうが楽しくなりそうだったので」
「こちらからいくぞ。知音!」
「うん」
「【ファイヤー】【ウォーター】【ウィンド】、知音今だ」
「うん。【吸収】」
「いくぞ知音」
「速くたおそ」
「そうだな」
「そう簡単に倒せると思うな、人間ふぜいが」
「「これで終わりだぁぁぁ」」
「こんなもの私の魔法で消してあげましょう!」
ロックは魔法を唱えた。しかし、魔法はすべて吸収されていく。
「なんだ!これは!!」
「これは俺と知音が作り出した複合魔法だ」
それは俺と知音だからこそできた魔法。その名も、
「「【アンチ・マター】」」
瞬間、
ドッカァァァン
ものすごい勢いで爆発した。
その場所にはロックの死体があった。
「終わったな」
「終わったね」
「終わりましたね」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯かっったーーー!!!!」
「やったね、ゼロト君」
「やりましたね、ゼロ様」
「あぁ」
【条件を達しましたので
これより進化を行います】
頭の中でその声がなった。
バトルシーンは苦手なのでアドバイスやダメなところがあったら感想でお願いします。