2 王女
「いたた、⋯⋯ここは?」
そこは、知らない場所だった。
(確か教室の床にに魔法陣が出てきたような)
そんなとき、
「う、⋯⋯う⋯⋯ん」
僕は今、まわりにクラスメイトが倒れているのにきずいた。
「う⋯⋯ん。あれ、零斗君?」
「美子、気がついた?」
「うん。零斗君は、いつ起きたの?」
「いまさっき起きたよ。」
美子の顔が少し赤いんだが気のせいか?
美子とそんな会話をしていると、
「う、み、南鳥君!」
「わ~、ゼロ君、ここどこ?」
「ゼロに私の寝顔見られた。⋯ポッ。」
姫、最後の「ポッ」ってなに?
その瞬間、姫が可愛く見えた。
「みんな、気がついた?多分ここは、城の中だと思う。」
気を紛らわせるために話題を変えた。
そんなことを話していると、
「ようこそいらっしゃいました。勇者様方。」
目の前の少女がそう言った。
その少女は、とても可愛いかった。
「誰あの子。めっちゃ可愛い。」「俺の嫁になってくれないかな?」「よし、あの女俺のものにしてやる。」
などと、男子どもが騒いでいる。
ってか、最後のやつ相当きもいこといってねぇ?
そんなことを思っていると、
「静かにしてください!勇者様方!」
少女の隣にいた男が叫んだ。
騒いでたクラスメイトが、静かになった。
「初めまして、勇者様。
私は、ミアネット王国第2王女、ユリス・ミアネットと申します。」
「えっ、王女」「本物!? マジ」
王女だけに、みんな戸惑っている。
ところでさっきの発言は不敬罪にはならないのかな?
そんなことを思っていると、
「皆様のステータスを確認するのでついて来てください。」
そう言われ、クラスメイトは、渋々王女の後についていった。