13 進化
俺はアルダナに言われ、部屋へ入った。
そこは、図書館になっていた。図書館は城とにた作りになっていた。しかし、この図書館は城と大きく異なるところがあった。それは、城は魔物に関する本や、童話などだったが、この図書館は魔法に関する本がたくさんあった。俺はそれから何時間か本を読んでいた。
本を読み始めて2時間がたった。
その2時間でステータスが大きく変わった。
とりあえずもう一回見てみよう。
「ステータスオープン」
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名前 ゼロト ミナミトリ
年齢 17
種族 不明
職業 不明
レベル 15
HP 1000/1000
MP 1000/1000
攻撃力 2347
防御力 2534
敏捷力 1980
魔攻力 1759
魔防力 2784
運 100
【スキル】
炎魔法 Lv.5
水魔法 Lv.5
風魔法 Lv.5
光魔法 Lv.5
闇魔法 Lv.5
回復魔法 Lv.5
鑑定 Lv.9
偽装 Lv.9
剣術 Lv.4
拳術 Lv.4
槍術 Lv.4
武術 Lv.4
種族用語認識 Lv.MAX
錬成 Lv.3
【固有スキル】
学習 Lv.9
能力略奪
能力模倣
転移 Lv.2
蘇生 Lv.3
【称号】
召喚に巻き込まれし者
【加護】
なし
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まぁ、だいぶ強くなれたな。
けど、まぁ、俺はまだまだ、
「⋯⋯⋯強くなってやる⋯⋯⋯」
まっ、それはいいとして、あと一冊か。
残りの一冊を読み始めたが、その本は絵だけだったので、すぐに読み終えた。
それと同時に頭の中で声がした。
【固有スキル 進化を覚えました。】
スキルを覚えた時にいつも、なっていた。
しかし、今回は、それだけでは終わらなかった。
【条件を満たしているため、これより進化を行います。】
その瞬間、体が変な感じがした。そのとき自分の体が軽くなったのを感じ、同時に右手の感覚があったので右を見たら、なくなっていた右手がもとに戻っていた。
一回ステータスを見ようと思ったが、先に戻ろうと思い部屋を出て行くと織本さんが、俺を驚いた目で見てきた。
「⋯⋯⋯南鳥君。その目と髪、どうしたの⋯⋯⋯?それに何で右手もあるの?」
「織本さん。俺の目と髪、どうなっているの?」
「南鳥 零斗君、お帰り。その姿を見る限りだいぶ強くなったね」
アルダナにそう言われ、目と髪に不信を持ちながらアルダナのほうを向いた。
「確かに、強くなったかもしれんな」
「それじゃあ、あなたに加護を与えます」
そう言って、アルダナは小さな女の子を召喚した。