1 プロローグ
「ようこそいらっしゃいました。勇者様方。」
目の前にいる少女がそう言った。
僕は今まわりを確認した後、少女を見た
僕達は今まで教室にいたはずなのに、今いる部屋は机もなければ黒板もなく、ただ柱が立っており絵が飾っているだけの部屋だった。
(どうしてこうなったんだ?)
僕は考えたらあることを思い出した。
それは今から数時間前に遡る。
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僕こと南鳥 零斗はどこにでもいる普通の高校生だ。少し違うとしたら僕がオタクであるということだ
今も教室の机の上でラノベの本を読んでいる
そんな時ある人物たちが教室に入ってきた。
そんな彼女たちは僕を見てすぐに近ずいてきた
「おはよう、零斗。」
「おはよう、美子。」
彼女は山崎 美子で学級委員長をしている。
「お、おはようございます。南鳥君。」
「おはよう、倉石さん。」
彼女は朝倉 真奈美で生徒会書記をしている。
「おはよう、ゼロ君。」
「おはよう、亜沙子。」
彼女は夜宮 亜沙子で一応僕の幼馴染だ。
「おはよう、ゼロ。」
「おはよう、姫。」
彼女は橋本 姫乃で僕は姫と呼んでいる。
この四人は、うちの高校の美少女四天王と呼ばれている。
なぜか、この四人は頻繁に僕に声をかけてくる。
そのせいで教室にいる男子の視線が痛い。
「四人とも、そんなオタクとじゃなく俺達と話そうよ。」
そんなことを言ってくるのは、宮本 光輝学校でトップクラスに入る程のイケメンである。
「ごめんね光輝君。私たち今零斗君と話しているから。」
美子がそう言うと宮本は、こちらを睨んできた。
「ホームルームを始めるから早く席に座って~」
学級担任の山奈 祐依先生が言った瞬間足元に魔法陣が出てきた
その日あるクラスが集団失踪した⋯⋯