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第九話「使徒、その名はエーリカ」④

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 第九話「その名はエーリカ」④

 ---Kurogane Eye's---

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 東方軍の陣地の方から、ド派手な爆発やら光条やらが飛び交い始める。

 

 ……そういえば、黄金姉様と鋼姉様も何やら人外と戦うって話だったっけ……と思い出す。

 向こうは向こうでエラいことになってるようだった。

 

 わざわざ魔王軍エース格のわたし達四姉妹を東軍担当に配置し、攻撃も序盤は手控えるとした理由。

 

 「使徒」と呼ばれる人外レベルの敵の存在。

 その戦闘力は、黄金姉様を凌ぐ可能性すらあると言う。

 

 東軍はそんな奴を二人は有していると言うのがワイズマン様の結論だった。

 

 だからこそ……最強戦力のお姉様達をぶつけると言う策となり、わたし達は東西連携の阻止という役割を担うこととなったのだ。

 

 万が一、人外二人が西軍側の救援に回ろうとした時は、わたし達が時間を稼いで、その間に姉様達と合流し決戦を挑む。

 

 これがワイズマン様の描いたおおよその筋書きだった。

 

 けど……想定外が起きていた。

 敵がバラけた事……そして、その使徒の戦闘力がわたし達の想像以上だったと言う事!!

 

 すっ飛ばされたしろがねが派手な土埃と共に地面に墜落する!

 

 えらい高さまで飛ばされたらしい……多分無事だと思うけど……。

 しろがねだって、さっき要らないフォースアクセルなんか使っちゃったから、万全の状態とは言いがたい。

 

 無事を確かめに行きたいけど、あの女をフリーにはさせておけない。

 

「……よくもしろがねをやったなっ! こうなったら……わたしが仕留めるっ! さっきの言葉もあるし、もうアッタマ来た! やってやるんだからっ!」

 

 手近に転がしていた剣を掴むと、次々にエーリカめがけて投げつける。

 わたしのフルパワーで投げれば、剣の重さも相まってちょっとした戦車砲並の威力はあるはずだ。

 

 さすがに届かないかもって思ってたけど、しっかり届く。

 何度か投げて、誤差修正してるうちに良いコースに行って……剣で弾かれる。

 なんか、バゴォンなんて、ものっそい音がしてた。

 

「ちょっと! なにすんのよっ! 私、これからカッコよく観客たちに大演説をするつもりだったのに……! 私と遊びたいなら、あとでちゃんと相手してあげるから、そこで大人しく待ってなさいよっ!」

 

「はぁ? そっちの事情なんか知らないっ! いいから降りてこい! こんにゃろーっ!」

 

 くっそー、対空攻撃手段……もっと用意しとけばよかったなぁ……バレットM82でもあれば一撃なんだけど……。

 

 ……って言うか、あの光球……さっきから眩しくて狙いつけるのに邪魔っ!

 

 電球みたいに、当たったら割れたりしないかな?

 

 ものは試しでソードシュートっ!

 一本目、二本目はハズレ……三本目はまともに命中!

 

 スカッとすり抜けるかと思ったけど、途中で突き刺さったように止まる。

 なんか、電気みたいなのが周りを走って、ゆっくりと落ちてくる……あ、これって……。

 

「ちょっと! せっかくライトアップしたのに何てことすんのっ! って言うかこれ……しまった! やっばっ!」

 

 エーリカが空で騒いでる……そっちの事情なんて知らないし、ライトアップとか要らないし、あんたの演説なんて聞きたくもない……もうしらないっ!

 

 音もなく、光球を中心に辺りが白い光に包まれる。

 

 なんとなくヤバそうだと思ってたわたしは、しゃがみ込んで目をとじる。

 ……と音が消える……あちゃ、要らない所で絶対防御発動しちゃった。

 

 とりあえず、下を向いて手で目を覆いながら、ゆっくりと目を開けるとエーリカが両目に手を当てて、空中で悶絶するとか器用な真似をしていた。

 

「ふええええっ! 目がぁっ! 目がぁっ!」

 

「あんたは、どこぞの大佐かっ!」

 

 ……とツッコミを入れながら、再びソードシュート……っても、手で剣ブン投げてるだけなんだけどね。

 

 ただ……元々、剣は投げるものじゃないから、まっすぐ剣先から飛んで行くことは稀で、大抵ぐるぐると回りながら飛んで行く……。

 けれど、くるくると回った剣がバチコーンって感じでエーリカの顔面に剣の腹からまともにヒット。

 

 惜しい、刃から行けばそれなりにダメージ入っただろうに……けど、クリーンヒットだったのは確かだったようで……。

 そのまま、きゅうって感じで力なく墜落していく。

 

 おおっ……まともにダメージっぽいの入った!

 

「やたっ! さすがわたし……やってみるもんね! そして、この場は一気に畳み掛けるっ!」

 

 墜落現場に走り込もうとすると……。

 しろがねが放物線を描きながら、空中をすっ飛んできて両手で振りかぶった大剣をそのまま叩きつけるっ!

 

「さすが、攻めどきってもんを良く解ってる! このまま決めちゃえーっ!」

 

「喰らえっ! 『重爆じゅうばく』ッ! もらったぁ!」

 

 ズシンという重たい音と共にエーリカの周辺が爆発するっ!

 

「魔力を剣に乗せて、純粋な魔力を暴発させる対物破壊アンチ・マテリアル剣技ソードアーツ「重爆」! あんなのもらったら、わたしだって、怪しい……ここで、あれを使うなんて……さすが、しろがね……容赦ないねっ!」

 

 思わず解説調のセリフが口をつく。

 いや、やっぱ相棒としてはちゃんと技の解説くらいしないと……ね?

 

「……やったかっ!」

 

 朦々たる煙に包まれながら、しろがねが叫ぶ!

 

「……あ、それ言っちゃダメだってばっ! しろがね。」

 

 いわゆる生存フラグって奴。

 

 やったか? →絶対やれてない。

 でも、こう言う時って自然に出るもんなんだろうなぁ……。

 

 土煙が晴れると、案の定、エーリカ姫は健在。

 と言うか、純粋にすごい光景だった。

 

『真剣白刃取り』

 

 両手の掌でしろがねの大剣を挟み込み、その剣をがっつり受け止めていた!

 重爆の魔力暴発の爆風すら、ものともしなかったらしい。

 

 もっとも、がにまたで足を大きくかっぴらいて、おまけにしっかり剣が頭に当たってて、血がだくだく流れてる。


 ……あ、あるぇ?! 当たってるんじゃない? ……なんか凄く痛そうなんだけど……。

 

 明らかに失敗してる……けど、そのクセなんか凄いドヤ顔してる。

 

「ふふん、白猫ちゃん……今のはなかなか良かったよ!「重爆」って言うんだ……凄い技ね! その莫大な魔力を瞬間的に剣に纏って、魔力凝縮爆轟を誘発……爆轟の制御まで出来たら、もっと凄かったんだろうけど……。その威力は巨岩をも打ち砕く! 私じゃなきゃ即死だった……その威力はまさに必殺って感じね! ……けど、このエーリカを仕留めるには、半歩ばかり踏み込みが足りなかったようねっ!」

 

 なんか、技の解説までしてくれた挙句の果てに決め台詞っ!

 

 ……しろがねもそんな技だったんだ……なんて、顔してるし……。

 セリフもかっこよくって、パーフェクトに近いシチェーションなんだけど……それ無傷で言ってよっ!!

 

 ……この姫様、色々ツッコミどころ満載すぎて、どうしよう……ついて行けない……けど、これだけはツッコんでおかないと!

 

「「しっかり食らってるじゃないのおぉぉぉっ!」」

 

 ……なんか、しろがねと一緒にハモってツッコミ。

 

「な、なんかもう……やだ。」

 

 さっきまで……わたしってば、苦悩する主人公……みたいな感じだったのに……。

 気がつけば、このおもしろ姫のヘンテコなテンションに巻き込まれっぱなし。

 

 なにこれ? どんな展開なのよっ!

 

 BGMだって、きっと……気の抜けるスチャラカな感じのに、なっちゃってんじゃないの?

 

「ふ、ふんっ! これも計算のうちよ……私くらいになると、流れる血もまた美しいの……。無傷で勝つなんて、美しくないじゃない……。なにより、戦いってのはお互い血を流し、譲れないものの為に、殺し殺される覚悟の元に、己の魂を賭け、ぶつけ合う! ……それこそが戦いと言うものっ! いい? あんたみたいに、殺したくないとか殺されたくないとかウダウダ言いながら、戦ってるのって私、気に食わないのっ! 戦場に立つものは、皆平等なの! 勝者は全てを手に入れ、敗者はすべてを奪われる……! それがこの場に立つもののたったひとつの掟っ! 黒猫ちゃん……あなたの戦う理由は何かしら? 私はその答えを問う……。返答に言葉は無用っ! 熱き拳! 鋭い剣! 魂を込めた銃弾! 私は、貴方の全てを受けとめてやるわっ! かかってきなさいっ!」

 

 顔だけこっち向いて、くわっと、目を見開いて、締めくくる。

 

 ……セリフがいちいちかっこいいし、何と言うかいちいちアツい!

 言葉一つ一つに魂込めてる感じで、こちらもなんとも……じーんと熱くなってきてしまう。

 

 ただ……その真剣白刃取り失敗のポーズのまま、顔血だらけってのはどうかな?

 

 って……思ってると、エーリカはすっくと立ち上がる。

 

「でもまぁ……二対一だと、正直こっちが忙しいのよねぇ……。白猫ちゃんも結構強い……今のだって、こっちも危うく真っ二つにされるとこだったんだからね。痛かった……ふざけてた訳じゃなく、無傷で防げるようなそんな生ぬるいもんじゃなかった。まさに魂込めた一撃ってとこね! お見事、お見事っ! ……だぁから、白猫ちゃんはご褒美をあげないとね……。」

 

 エーリカが白刃取りのまま立ち上がると、必然的にしろがねの大剣も持ち上がる。

 って、しろがねが……地面から足が離れて、プラーンって感じになってる!!

 

「くそっ! 離せっ!」

 

 しろがねは……地面から足が離れて、じたばたと足を動かしてるのだけど。

 完全に浮いてしまってるので、どうにもならない様子だった。

 

「しろがねっ! そこは一旦剣を捨てて、離れてっ!」

 

 そう声をかけるけど、剣を捨てて丸腰になることに躊躇いがあるようで、わたしとエーリカを交互に見て、懸垂みたいな動きで振りほどこうとしていた。

 

「という訳で……私は黒猫ちゃんとタイマンでぶっ殺しあいをしたいんで、白猫ちゃんはちょっとお出かけしててねっ! それじゃあ……夜空の散歩をご堪能あれっ! いってらっしゃーいっ! どうりゃああっ!」

 

 そう言って、エーリカはしろがね付きの大剣を片手で軽々と摘むように持つと、ぐるりと大剣を振り回し、ひょいと言った感じで無造作に投げる……するとしろがねの大剣がしろがねと共に物凄い勢いですっ飛んでいく。

 

「っきゃああああああっ!」

 

 絶叫するしろがね諸共……雲を突き抜け、天高く……どこまでも……って!!!

 

「し、しろがねーっ!」

 

 思わず叫んで追いかけようとする……けど、もう見えなくなってしまった。

 

「うん、なかなかいい感じに飛んでった……! これでしばらくお邪魔は入らない……さぁ、続きを楽しみましょうか」

 

「し、しろがねを返せっ! 飛んでった……じゃないよっ!」

 

 一気に踏み込んで、本気で斬りかかる……けれど、軽くかわされる。

 片手にもう一本錬成し、渾身の突き!

 

 けれど、向こうも一歩下がると、先程しろがねの剣を受けた片手剣を錬成すると同時に一閃の突きッ!

 剣先同士がぶつかりあい……こっちの剣の方が砕け散る!


 けれども、更に剣を錬成し、立て続けに振りかざす……一合、二合……両手に構えて、連続で斬りつけるも届かない。

 相手はたった一本の片手剣なのに、二刀流のこっちの剣撃に平然と対応してくる……!

 

(しまった……踏み込みすぎた!)

 

 ……そう気づいた瞬間に、足が僅かに滑る。

 

 まるで、そうなるのを察していたかのような絶妙なタイミングでのカウンターが来るっ!

 

 とっさに剣を交差させて受け止めるも、こちらの剣の方が両方共砕かれる……たまらず下がって距離を取る。

 

(あ、あのカウンターの突きヤバかった……いい勘と読みしてるなぁ……)

 

 受けて、避けて、相手が隙を見せたら、ドーンか……。

 わたしだと、相手の隙見ると、どうしても打ち込むのを躊躇っちゃう……カウンターって加減が出来ないから……。

 

 玻璃ちゃんとやりあってて、まともに顔にカウンター当てちゃって、鼻血たらーってなった事あったし……。

 

 けど……これは練習じゃなくて、本番……戦争、殺し合いなんだ……躊躇ったり、加減なんてしてたら、こっちが死ぬ。

 

「あらら、怒らせちゃった? 自分から飛び降りたりとか無茶しなきゃ大丈夫だから、心配しないでいいわよ。それにしても、二刀使いの割には攻撃に鋭さがないわねぇ……。その割には今のカウンターへの反応は尋常じゃなかった! あのタイミングで止められるなんて、結構ショックなんだけど……。錬成の速さは合格かな……でも、質はイマイチね。そんなナマクラじゃ、私の剣相手に全然持たないわよー」

  

 なんか、淡々と評価みたいなのをされてる。

 やっぱ、攻撃は甘いかぁ……考えてみれば、わたしは打って出るとかそう言うのじゃなくて、守りを固めて迎え撃つタイプ。

 

 受けて守って、隙を見て、カウンター……考えてみれば、これまでの勝ちパターンとしては、まさにそれ。

 それも身体のほうが考えるより先に動いたってのほとんど。

 

 実際、玻璃ちゃんみたいに、訓練だろうとガチで来る相手だと、なんかもう考えてる余裕なんかない。


 ……と言うか手加減するとあの娘、キレる。

 戦闘放棄なんでもってのほか……なんで多分、模擬戦で一番本気で戦う羽目になって、一番良く怪我させちゃってる相手。


 こっちはその度、泣きそうになるのだけど……。

 当人は自己回復魔術持ちだから、怪我とか全然気にしない……でも、わたしは気にするよっ!

 

 今のは、ついカッとなって切り込んじゃったけど、本来のわたしのスタイルじゃない……けど、戦いってのは駆け引き。

 自分のスタイルとか変なこだわりは要らない……固定概念も捨てろ! 相手は常識なんか通じない……。

 

 思い出せ! ガンフロでの強豪との戦いを! 感覚を研ぎ澄ませ! 容赦もしなくていい!

 なんでも使って、貪欲に勝つ……玻璃ちゃんなんかいつもそうじゃないか。

 

「なかなか、的確なご指摘ありがとね……おかげで、頭冷めたわ」

 

 そう言うと、自分でもビックリするほど、感覚がクリアになっていた。

 今なら、見える……気配、風の変化、地面の状態……たぶん、今ならライフルの銃弾だって避けれる!

 

「いえいえどういたしまして……どうもあなたって剣に躊躇いがあるのよね……。お互い、簡単に壊れちゃうほどヤワじゃないんだから、余計な事は気にしない。あなたが悩んでたように、殺すとか殺したくないとかそんな苦悩はこのステージじゃ関係ないの。殺したくないとか悩むのは所詮、強者の驕りなのよ……。だから、存分に魂をぶつけなさい……圧倒的強者たるこの私にっ!」

 

 もう言葉はいらない。

 無言で、剣を交差させて突っ込むと、最後の一歩を大きく踏み込み、両手の剣を同時に薙ぎ払う!

 

 けど、エーリカは上半身を逸らすと、剣撃を躱す……髪の毛をかすめたようだけど、その程度。

 そのまま、バク転を繰り返し、距離を離す。

 

「あら……? 今の踏み込みはなかなかだったわ……髪の毛一房、カットされちゃったわ。でも、お姫様の髪の毛の代償は安くないわよぉ? そうね……ひとまず私の強さを見てもらう為に、ここは大技行っとこっか! ……ちょーっと痛いかもしれないけど、泣いたりしちゃダメよ」

 

 言いながら、空に手を向け構えを取ると、空気の流れが彼女の手のひらに集まっていく。

 続いて、掌底を腰だめにした構えをとって、一気に距離を詰められる!

 

 こんな未知の大技に絶対防御は使えない……。

 一歩下がりながらもその掌底をじっと見つめて、重心を落として防御シールドを構築する。


 初見の技を避けれるなんて思わない、全力防御で凌ぎきる……これが最善手! 鉄壁の守り見せてやるっ!

 

 一枚、二枚、三枚、四枚までシールド構築、手前に来るほど広域型となるピンポイント重層防御陣。

 おまけに、手にも一枚保険として構築。

 

 シールドの展開座標を調整し、オーラのようなものをまとったエーリカの掌底を正面から受け止める!!

 

「奥義……『爆裂掌底・一ノ破』!」

 

 ズゥンと言う爆発音と共に爆風が吹き荒れ、一気に押されるも、踏みとどまる!


 けれど、一枚目があっさり砕かれ、驚愕する……しろがねや玻璃ちゃんに壊せる気がしないと言わしめたわたしのシールドが……。

 それも面積を最小化し、通常の数倍の強度を持たせるという高度なシールド錬成技術を使ったのだ……それが五秒と持たないなんて!!

 

 二枚目、三枚目……一瞬の抵抗を見せるも、ことごとく砕かれていく……けど、破られる度にエーリカの手に纏うオーラも減っていく。

 積層シールドにして正解……でも、こっちも後一枚! これで防ぎ切れるかどうか……イザとなれば隠し玉の一枚で……!

 

 そして、いよいよ最後の四枚目に掌底が触れた所で、エーリカの動きが止まる……止めたっ!

 

「あなたの奥義とやら……止めたよっ! わたしの鉄壁の守りを甘く見たねっ!」

 

 そう勝ち誇ったのも束の間だった。

 

「へぇ……この私の爆裂掌底を受け止め切るなんて、大した守りね……凄い凄い! けど、これで終わりじゃ無いのよね! 『爆裂掌底・二ノ徹』!! ハァッ!」

 

 エーリカが裂帛の気合を放つと、最後まで掌にまとっていたオーラが消滅し、掌底がシールドに直に触れる!

 その瞬間、胸の辺りがずぅんと重くなったと思ったら、猛烈な衝撃と共に吹き飛ばされた!

シリアスさん、呼吸停止の瀬戸際でしたが。

最後、意地を見せてくれました!

けど、ひょっとしなくてもくろがねちゃん、ピンチっ!


こう言うゆるーい緩急ありまくりの戦闘シーンってのもありなんじゃないでしょうか。

エグい戦闘シーンとかって、書いてる方もシンドイのです。


もうくろがねちゃんも…強敵との戦いにノリノリです。

彼女はっきり言って、対ボス戦用決戦兵器みたいな感じなんですよね…。


なお、戦闘シーンのテンポの良さにはちょっとばかり自信あります。

戦闘描写って、やっぱなかなか難しいものがあって、たまに何やってんのか良く解かんないスキル名の応酬って感じの作品もあったりしますからね…。


この作品、物理最強ですから…基本はチャンバラもしくはド突き合いです。


ちなみに、ガンフロの方も大体こんなノリです。

それにしても前の話…無予告で8時台にアップしてたんですけど、昼過ぎにはいつも16時アップで読みに来てる人達は、あらかた来ちゃったようで、最終的にPVは倍くらい行きそうな雰囲気です。


読者の皆さんって、更新情報とか更新内容…どっから嗅ぎ付けて来るのかしら? 

どっかに晒されたりしてんのかなぁ…結構作り手側にとっては謎です。

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