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第五話「まおう軍!」③

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 第五話「まおう軍!」③

 ---kurogane Eye's---

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 そして、主戦場となる西軍に当たるメンバーはと言うと。

 

 玻璃ちゃん率いる忍者隊……ならぬ水晶組の4人。

 それとすっかり魔王軍航空隊となった翡翠と琥珀、柘榴、瑠璃の4人。

 偵察隊の主力彼女達8人が先鋒を務める手はずになっている。

 

 まず、玻璃ちゃん。

 無表情で無口キャラの黒曜と違って、メガネと甘えんぼ袖が特徴で背もちっちゃい可愛らしい娘なんだけど、その甘えんぼ袖はカモフラージュ用……要は暗器使いのガチ武闘派。

 真面目っぽくて子供っぽい外見の割には、戦闘狂っぽいとこがあって、正義感あふれる熱血ガールだったりする。

 

 彼女自体、変幻自在の見えない水晶剣やら、勝手に空飛んで、上に乗っかれたりする水晶柱とか。

 手数の多さに驚き……しかも、何やら今回の決戦に備えて秘密兵器も用意してるらしい。

 

 彼女は敵総司令部へのカチ込み担当を自ら志願。

 志願した理由はわたしも知ってる……出来ればわたしも助太刀したい位なんだけど……。

 

 敵の総司令部を擁する軍勢はその数5万……2対5万とかもう戦力差がめちゃくちゃなんだけど……。

 実際、一人で敵総司令部に忍び込んで、向こうの将官クラスの顔ぶれを全員拝んで帰ってきたので、わたしも絶句。

 

 その気になれば、今すぐにでも敵総司令部全員の首を持って帰ってくる……なんて言ってたけど。

 総司令部が一番肝心なタイミングで居なくなるってのが、こちらとしては理想なので、今は自重しろって厳命。


 この規模の軍隊を擁するような国となると、人材も豊富だから、頭狩っても一週間もすれば別の将軍がやってくるのが関の山。

 けど、交戦状態で頭が狩られると……まぁ、息しなくなるよね。

 

 ちなみに、玻璃ちゃんは姉妹のリーダー格で、なんかわたしの事ライバル視してて、戦闘訓練で非常に熱く激しい戦いを日夜繰り広げる仲!

 

 ……なんだけど、普段は別にそんなギスギスもしてないし、一緒にご飯食べたり何かすっかりいいお友達になっちゃったって感じ。


 うん……なんか彼女、厨二チックなんだよね……おかげで妙に馬が合っちゃって、お互いの口上とか技名……決めポーズとか一緒に練習したりなんかしてたりする。

 

 ちなみに、瑠璃ちゃんは玻璃ちゃんの専属バックアッパーとして、基本一緒に行動する事になってる。

 彼女、音を消したり、毒ガス撒いたりと、毒矢での無音暗殺とか割とえげつないスキルを多数有しているのだけど、玻璃ちゃんとのコンビだと……まさにアサシンズ。

 

 おまけに二人で合体技みたいなのを開発したみたい。

 むー、しろがねでも巻き込んで、わたしも合体技でも開発してみようかな……。

 

 性格的には、ダウナー系のなんか良く解かんないコなんだけど、玻璃ちゃんとは仲良しなんで、わたしともお友達。

 わたしとの戦闘については……「相性悪すぎて、無理ゲー!」……だそうな。

 そう言われても……多分、わたしのせいじゃないよ?

 

 黒曜は……夜間戦闘についてはたぶんこの娘がトップ……黒装束に黒髪とか忍びすぎ。


 例のファンネルアタックは、対集団戦闘まで可能とするレベルにまで昇華されたようで、はっきり言って手に負えない。

 何と言うか……短い我が世の春だった。


 30発とか40発のファンネルもどきが飛び交う中で、本命の攻撃を避けきるとか、ニュータイプでもないと無理っ!!

 

 そんな彼女は、天使組の琥珀と共に敵の中でも有力な敵の魔法使い集団……魔導兵団の攻略戦へ投入。

 

 ちなみに、黒曜は普段玻璃ちゃんの影みたいにくっついてくるので、わたしともすっかりお友達。

 なんか、気が付けばそこにいるって感じなんだよね。

 

 まぁ……お互い、色々触りあった仲だしねっ! 仲はいいよっ! 同じ黒仲間だしね!

 ちなみに彼女からは、いつでも触り放題で良いとの言質をもらってるので、たまにたゆんたゆんとか、させてもらってる。

 

 戦闘の時はたゆんたゆんしないようにさらしで巻いてるみたいなんだけど、お風呂上がりやご飯の時とか狙い目。

 まったく羨ましけしからん話だよね。

 

 ちなみに二回目のバトルは奇襲のタイミング読んで、カウンター抱き付き……例の豊満なアレに顔を埋めて、押し倒すと言う誰得な状態ながら、勝ちは勝ちと言う事でリベンジ成功。

 

 でも、押し倒されて、もう好きにしていいよって顔をされたのはなんとも……黒ちゃん、そっちのケは無いんじゃなかったけ?

 

 それと、彼女とは玻璃ちゃん共々厨二愛好会の仲間でもある。

 ちなみに、例のファンネルアタックは……『黒き牙ブラックファング嵐舞らんぶ』となった。

 命名わたし&玻璃ちゃん。

 

 嵐舞と書いて「らんぶ」と読む……嵐のように舞い敵を穿ち貫くのだ……。

 ふふ、カッコいいナイスネーミングだ。

 

 あと琥珀ちゃんも、なんか岩の塊をガシガシ身にまとって、パワードスーツみたいにする新技開発したとかで、前のように容易く勝てる相手じゃなくなった……。

 

 パワーはそれなりなんだけど、ものっそい頑丈な上に壊れても再生して、しぶといのなんの……。

 

 ああ、わたしと対戦する相手って、こんな感じなんだって思った。

 とりあえず、双方決定打に欠けて、1時間位延々ボコスカ殴り合った末、琥珀ちゃんガス欠でわたし勝利っ!

 

 なんだろね……物理で殴るのって最強なの? どうせ勝つなら、もっとテクニカルにスマートに勝ちたいんだけどっ!

 けど、この対戦はわたしに火力不足と言う貴重な戦訓与えてくれた。ぐぬぬ。

 

 それと紫と紅のコンビ……この娘達は翡翠、柘榴と共に西軍のもう一方の司令部担当。

 リーダーは翡翠、あの娘……戦闘力は決して高くないけど、多彩な支援魔法や指揮統率に優れてる指揮官タイプ。

 安定の人選、オカン属性はダテじゃないっ! 

 得意なのは、空気を操る風魔法で、エアプレッシャーとか言う空気圧で相手を押しつぶす魔法が得意技。

 

 あれ食らうと、ものっそい重くって、まともに動けなくなって超キッツい。

 ……とりあえず、気合で突き進んで、気迫でタックル……しようとしたら、泣かれた。

 フルパワーのエアプレッシャーの中、ズシンズシンと近づいてくるのは恐怖以外の何物でもなかったって、どんな怪物バケモノですか? わたし。

 

 柘榴もドジっ娘だけど、基本重火力のハードパンチャーだから、翡翠がバックアップについて手綱ちゃんと握ってれば相当に強い。

 ちなみに、このコとの対戦は、向こうが自爆するのがほとんどで、まともに勝ったことが一度もない。

 と言うか、キャンセラー食らってるのに無理に魔法使おうとするから、自爆って調子……どうやら、あんまり学習しないらしい。

 

 ここだけ4人と人数が多いのは彼女達の戦力に不安があるのではなく、ここの司令部の要人達が今回の魔王城浮上妨害とこの軍勢をかき集めた張本人達らしく、おそらく切り札的な何かを持っているだろうと予想されている為だった。

 

 この辺の情報は……ワイズマン様がここに来る前に、色々と調べてたようで、わたし達の偵察はどちらかと言うと裏とりみたいな感じで……話によると敵の司令官が変身したり、すんごい召喚獣くらいは出てくるかもって……。

 なにげに、結構キツそうな所なんだよね……大丈夫かな?

またごっそり新キャラのお出ましです。

玉四姉妹は…普通にレギュラーキャラです。

金剛さんは、あまり出張ると四姉妹が食われるので出番控えめでしょ。

この四人も後付で盛られた連中です。


特に紅玉さんは、第二部でいろんな意味で活躍中です。

しっかし、登場人物、自重しなかったせいで増えた増えた。


第一部だけで敵味方合わせて30人くらいになりました。

戦争物なんで、どうしても増やさなきゃ、ショボい感じになるんですよね…。

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