トラウマ (あたしの場合)
あたしは今もトラウマと戦っている。
2007.10月8日(月) 19:20
文章がめちゃくちゃだったらごめんなさい。
あたしは トラウマに
脅えて 日々を過ごしてるから。
トラウマ・・・・・。
あたしは自分を完全に見失っていた。
そんな時、カレから
パソコンにメールが届いた。
2007年、8月中旬のことだった。
キリへ。
日本に行く。会いたい。体調がいいなら、2人で旅行しよう?
体調悪かったら、無理しなくてもいいよ。
あたしのために
わざわざ
ドイツから日本に会いに来てくれる。
体調は最悪だけど
会うことにした。
今回を逃したら、今度会えるの
いつか分からなかったから・・・・・・。
カレと会う日程と場所を決めた。
大阪で会うことにした。
時間は夜8時。
沢山の荷物を抱えたカレは、時間通りに来ていた。
『会えて嬉しい』
お互い、言葉が重なって
ちょっと恥ずかしかった。
いつだったか、カレとチャット中
《国籍に関係なく、遊ぶ人は遊ぶし
まじめな人はまじめ。でしょ?》
こんなメッセージがきた。
そんなの
頭では分かってるよ・・・・・・。
「俺は遊び人じゃない」
と言って
それを信じて
あたしは 何度もだまされた。
みんなは言う。
「だまされるお前がバカだ」
って。
その日から あたしは決意した。
感情を殺すことを。
好きって気持ちも 楽しいって気持ちも
悲しいって気持ちも 全部。
ただ1つ消せない感情があった
それが 憎悪。
トラウマは数多くある。
アムカした時の傷より、もっと多い。
あたしは今まであたしを傷つけた人が憎くて
カレに八つ当たりしてた。
旅行中、昼間はハイテンション。
夜はトラウマと悪夢にうなされた。
カレは、どんな時も話を聞いてくれた。
あたしがODしようとしても
逃げなかった。
実際目の前でODしても、
冷静に受け止めた。
《薬は2、3個で充分でしょ》
カレはそう言って、大量に水を飲ませた。
あたしは英語で叫んだ。
"I want more medicine!!(もっと薬が欲しい)"
病院で処方された薬。
カレは
落ち着いた声で
《もう薬は飲んだよ。何個飲んだ?》
と尋ねた。
あたしは泣き叫んだ。
「足りない! トラウマが消えない。
過去のことが消えない!
恐い。
不安。
薬ちょうだい!!」
カレはちょっと大声で言った。
《もう充分飲んだ。不安があるなら、外に出して!
全部聞くから》
薬物中毒みたいになった私の体を
カレは抱きしめた。
薬を欲しがるあたしの体を
力強く・・・・・・。
《大丈夫。大丈夫だから
今、何が頭に浮かんでる?》
カレは、ゆっくりとあたしに尋ねた。
頭に思い浮かんだのは
悪い思い出=トラウマ。
あたしは、身が凍えた気がした。
そしてまた暴れた。
「言いたくない! 思い出したくない!」
カレは
《1回外にその感情を出して。少しずつでいい。
そしたらトラウマは消えるから》
悪い霊に取り付かれたみたいなあたし。
思い切り騒いで
薬のせいで眠くなって
涙が頬をつたった。
とろ〜んとした目。
自分でも分かった。
あたしは
カレの耳を触りながら英語で尋ねた。
「"耳"は、ドイツ語で何ていうの?」
カレは答えた。
《Das Ohr だよ》
カレの耳に触れていたあたしの手を
上から優しく
包み込んでくれた。
カレのあたたかくて
大きな手で。。。。。
ダス・オーァ か・・・・・・。
あたしは
「ふふ・・・・♪」
と笑って
そのまま眠ったみたい。
本当はホテルのチェックアウトの時間。
せっかくの旅行なのに
昼はラブラブ♪
夜は暴れて
カレにとって散々な旅行になってしまったかも・・・・・・。
あたしは
素直になるのは
嫌いなんだ。
自分が傷つくのはもうイヤだ。
あなたに好きと言いたくても
ありがとうと言いたくても
言えないんだ。
感情を殺すと決めたんだ・・・・・。
だけど
ここで2つの感情が蘇った。
「感謝」と「悲しみ」
過去を思い出させて
今
あなたは
あたしを泣かせてる
そんな男、
今まで会ったことないよ。
アンタ・・・・・・・・
最低だょ・・・・・・・・
だけど
全部の感情を
あなたにぶつけたら
心地よくなって
うとうと・・・・・・。
何度も途中で目が覚めて暴れた。
カレは「何が頭に浮かぶ? 言ってみて」と忍耐強く聞いてくれた。
あたしは単語だけ言った。頭に浮かんだものを
英語でも日本語でも・・・・・・。
《夜中でも、日本にいる間は傍にいる。
恐い夢を見たら、抱きしめるから。
感情を一緒に外に出す練習をしようね?》
その言葉を毎晩言ってくれた。
まるで
おまじないであるかのように・・・・・・。
あたしは少女に戻った気分だった。
安心して眠りなさいと
大人に言われて
そのまま眠る
素直な女の子みたいだった・・・・・。