アリスのメモ2
――アリス・クラックス諜報員による報告書作成メモより抜粋。
ただし、本書は既に復元不可能な状態で廃棄されていた。
『 観察対象が禁断の森に到着。
独語の後、 が した。理由は不明
ただし、私が調査した所、魔術反応はなし
その後、 に変化あり
に関する事が一切書けない。何故? 都合が悪いということか?
は、既に された模様。信用してはだめ
すこしだけ、様子見をしてみることにした
ガロン隊長を調査することも考慮すべき?
だけれど少なくとも、 との接触時間等を調べな
ければ
私が に される以前の時点から、気付かれていた可能性が高い
ティアマリアに到着
私は何に関わってしまったの?
あれの正体は、恐らくは だと推定された。要調査。 の目的は、
と推定 との会話から、 出来る限り早く、ファースト・
ロストの真実を
ナイン様は、アグスタに必要な人材だと考えられる
ナイン様は、アグスタに必要な人材だと考えられる
やめて もう
だめだ せめて 魔族の危機 魔王様を
まだ書かないといけないことが 精霊信仰を調査してください
忘れちゃ駄目。せめて、 につたえなきゃ おねがい おねがいだから
様子に変化はなし。
ナイン様は、無事に条件を達成しました。
ナイン様は、アグスタに必要な人材です。
その身を捧げて魔族に貢献してくれるでしょう』
――以下、空白が続く。
なお、本書の一部には血液の付着により読み取れない部分と、不自然な空白が見受けられたことを追記する。