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雑草の唄

作者: ナユタ

アスファルトを割って生える緑

あれは何の草だろうか

まだ誰も気にしてない


すぐそこには公園

花壇に植えられた花は

哀れみを込めた横目で見る


そうさ 君とは世界が違う

なぁ 君に僕はどう見える


どんなに踏まれようと

どんなに狭かろうと

決してこの根は離さない

芽を出したのがここだった

笑いたければ笑うがいいさ

その顔見て笑ってやるよ




アスファルトを割って揺れる緑

あれは何の草だろうか

まだ花は咲いていない


すぐそこには花壇

ジョウロで育てられた花は

萎れた草を横目で見た


そうさ 君とは次元が違う

なぁ 僕は君じゃないんだよ


どんなに踏まれようと

どんなに苦しかろうと

決してこの根は離さない

踏まれ続けて知る世界

見たくないなら反らせばいいさ

その顔見ず無視してやるよ




ここだけが僕の居場所

それは図らずも定められた運命

問題はその後だ

枯れゆくその時

僕にはどんな花が咲いている



どんなに踏まれようと

どんなに醜かろうと

死んでもこの根は離さない

芽を出したのがここだった

生きたければ活きるべきだ

その花見て褒めてあげるよ



さあ 一花咲かせてやろう

これが僕の咲かせた花だ

これが僕の生きた証だ

テーマは「運命」。前にも似たテーマがあった気が。もはや「~の唄」はシリーズ化しています。読点がないのは歌詞っぽくする為ですが、メロディに乗せる事は勿論できませんよ。

連載の方の短編集にも載せている作品です。

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