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まさかの不登校と厳しい戦いの始まり

この章では、中学生の息子敦が学校に行くことに対する恐怖や不安と闘う姿を描いています。学校に対する恐怖が原因で不登校になりかけている敦の姿を通じて、親としてどのようにサポートできるか、またその困難さについて考えさせられる内容です。家族全員が抱える葛藤や緊張感をリアルに描写し、読者に共感を呼び起こすことを意図しています。


不登校というテーマは、単なる怠けや甘えではなく、子供が抱える深刻な心理的問題であることを理解していただければと思います。また、子供が学校に行けないことで感じる親の無力感や焦り、そして家族全体が直面する困難を描くことで、同じような経験をしている読者に対しての励ましとなれば幸いです。

(1)まさかの登校拒否

 5月7日(水)、朝から暖かい日差しがさし、快晴であったが、北陸の5月の朝は、10℃以下と冷え込んでいる。朝食を4人で食べた後、7時過ぎには夏帆が小学校に、大樹は、会社に向かう。

 ひろみは、パートが休みなので、今日こそは敦に学校に行ってもらおう思っていた。しかし、敦は、8時前に不安な表情を見せ始め、制服に着替える途中で、急ぎながらトイレに駆け込む。

 8時を過ぎても敦は、トイレから出てこない。ひろみが焦りはじめトイレのドアを叩きながら「早く出てこないと学校遅れるよ・・」と声をかけるが、敦は、どうしても学校に行く恐怖が収まらず、それが腹痛として襲い掛かるため、なかなかトイレから出られず「お腹痛いのだから、しょうがないじゃない」と答える。その押し問答が続く。


 8時30分過ぎても、敦は、トイレから出てこないので、ひろみは、にっちもさっちもいかないため、トイレのドアの前に向い「どうするの?、今日も休むの・・」と聞くと、敦は「お腹痛いから休む」と答えて、トイレから出てきて、着替えている途中の制服を脱ぎ捨てて、パジャマに着替えなおして自室の布団に潜り込む。ひろみは、9時頃に担任の高山に「今日も休みます」と不安な気持ちで連絡する。

 12時を過ぎると、ひろみは、昼食を作り、敦を起こしてご飯を食べる。ひろみが敦に、心配そうに「調子はどう?」と聞くと、敦が「だいぶ、良くなった」と朗らかな顔で答えた。


 ひろみが、「明日は学校行くよね」と聞くと、敦は、明日から学校に行く気ではあり「明日は、学校に行くから・・」と答えた。


 次に敦が「明日は、大丈夫だからお父さんには言わないで・・・」と怒られる恐怖を感じながら言うと、ひろみが「お父さんには言わないから、絶対、行ってよね・・」と答えた。

 

 大樹が17時40分に帰って来ても、ひろみは、不安であるが大樹に学校へ行かなかったことを言わずに、大樹も聞くことがなかった。

 大樹からは、「5月9日(金)は出張で、直行・直帰で福国大に行くから、家を10時過ぎに出るから」とひろみに伝える。ひろみは「金曜日は、休みだから、駅まで送るよ」と不安な表情を隠しながら答える。このとき、敦は、ヤバいと思い怪訝な顔をしていたが、大樹がそれに気が付くことはなかった。


 5月8日(木)も敦は、学校には行かないいけないと思うが、それが苦痛で腹痛という症状を起こし、朝にトイレに、ひろみがパートに行くまで籠城して、学校に行かなかった。

 夏帆は、小学校から帰宅すると敦が寝ているのに気づき、「お兄ちゃん、今日も休んだの、私もつらいのを我慢して学校行っているのに・・」と不満げな顔でひろみに告げていた。

 ひろみは、困った表情で「夏帆のことは、よく頑張ってるけど、敦は、私では手に負えないので、お父さんに話すから:」と答えて、かわすことが精いっぱいだった。


 その夜、しびれを切らせて、苦い顔をしながら「敦のことだけど、今週は1回も学校に行ってないのよ」と言う。大樹が「え・・・嘘だろう、またか・・・」と歯がゆさがこみ上げてくる。


 大樹がしかめっ面で「また、いじめられたか、何かあったのかな・・」と聞くと、ひろみが「わからない・・・、制服を着る途中でトイレに籠って出てこなくなるのよ」と答える。

 大樹は、また、何かあったかな・・・との心配と早く対処しないと不登校に突入するという焦りもありながら、「明日は、俺がいるから、行くのではないか・・」と少し期待を込めて答える。更に、大樹が「明日の状況に応じて、学校に相談しよう・・」と答えた。

 大樹は、敦が学校に行ってないことを知らないふりをして、その夜を過ごした。


 5月9日(金)、晴れた穏やかな朝であった。いつものように、6時30分に4人は起きて、7時過ぎに夏帆は、小学校に行く。その後、3人共顔を洗い、居間で3人で過ごしている間に、運命の8時が近づくと、敦は不安そうに制服にゆっくりとスローモーションのようにぐずぐずと着替える。ひろみが、イライラした面持ちで「敦、早く着替えなさい。学校遅れるよ・・・」と諭すが、敦は、学校に行かないといけないが、恐怖からか行きたくないとの精神的な葛藤をしているので。着替えるスピードは上がらない。それどころか、ズボンを履く寸前でトイレに逃げるように駆け込む。


 8時を過ぎてもトイレから出てこない。ひろみが「敦、学校遅れるよ・・・早くしなさい」とイラつきながら言う。敦が「お腹いたいから、待ってよ・・・」と答えが返ってくる。ひろみと大樹は顔を見合わせて、ひろみから「いつも、こんな感じなのよ・・」と言う。


 大樹が「わかった。もう休ませていいから、悩みを聞かないと始まらんから、俺が対応する」という。


 大樹が「敦、もう学校休んでいいから、一旦、外に出て来いよ・・」とイライラを押さえながら言うと、敦がトイレから出てくる。

 大樹が「今日で、1週間休んでいるみたいじゃないか、何かあったのか」と聞くが、敦は不安そうな顔で黙りこむ。


 大樹が「お前、このままでいいのか」と聞くと、敦が涙目で首を振る。


 大樹が「あのね、お前が抱えてある悩みをここで、吐き出したほうがいい」と諭すように問いかけると

敦が「小学校でいじめられた田中にいじめられている」と答える。大樹が「同じ組か」と聞くと、敦が「隣の組」と答える。大樹が「何をされたの・・」と聞くと、敦が「悪口言われたり、じゃれてくる」と答える。


 大樹が「殴られたりしてるの」と聞くと、敦が「殴られたりはしてない」と答える。大樹としては、相手は、男同士のからかいだと思うが、反抗できない敦にはきついのだと思ったが、このままでは、学校に行かないだろうから、ひろみに「学校に電話して、高山先生に今のことを相談したら」と言い、ひろみは、学校に電話をしたら、昼から先生が来ることになり話し合うことが決まった。


 10時過ぎ、大樹は、福国大に出張に行った。11時頃、担任の高山と学年主任の中崎が自宅に来て、居間に通した。ひろみの横に敦が座り、中崎と高山が台を隔てて2人の前に座った。

 高山の詳細は、前章で描いたので割愛する。中島は、50歳位のメガネをかけた初老の男性で、優しい感じの教師であった。今後の展開でも度々登場するキーマンである。


 ひろみが神妙な「今日は、お忙しい中、時間を頂き、誠にありがとうございました。敦がとなりのクラスの田中君にいじめられて学校に行きたがらないので、困っていますので相談させていただきました」と言う。

 高山が敦に真剣な面持ちで「何をされたの・・」と聞くと、敦が恐怖から声が震えながら「隣のクラスの田中君が合えば、悪口を言ったり、お前は子分だから、言うことを聞けとか、絡んでくる」と答える。


 高山が「嫌だとか、辞めろ・・・とか言わなかったの」と聞くが、敦が震えた声で「何かやられるのが怖くて言えませんでした」と答える。


 中崎が穏やかな顔で「私の方から田中君と話し合いして事実確認をしてから、保護者に連絡するなどの対応をしますので、よろしくお願いします」と言う。


 高山が「敦君、今日はどうする?」と聞いてきたが、敦は「今日は、休みます」と答える。


 高山が「来週から福井アイペットでの職業体験だからちゃんと行ってね」と言うと、敦が「わかりました」と答えた。


 高山と中崎は、「おじゃましました。対応したあとご連絡するので、よろしくお願いします」と言い、野坂家を後にした。

 敦もひろみも、少し落ち着き、ひろみが「何かあったら、言わないと駄目だよ・」と敦に言うと、敦は、「わかった」と答える。


 午後から話し合い、いじめの件を聞いて学校に帰った。学校は、中崎から田中の自宅に連絡し、田中は、ただ遊んでいたと思ったが、嫌な思いをさせたことを反省して、野坂家に電話があったとのことだった。 また、5月12日(月)から職場体験で、福井アイペットに行くみたいであった。そこには、田中も一緒に行くことになっているが、田中の母親が一緒に乗せて行くことも決まった。


 敦は、5月11日(土)の部活は行き、5月12日(月)~16(金)までの職場体験は、楽しそうに行き、17(土)の部活は、嫌がらずに行くことができた。

 大樹もひろみも、これで、しばらくは大丈夫かな・・・と安堵したが、本当の戦いは、ここから始まるのであった。


(2)なんでや・・・

 5月18日(月)、曇りがちの空であるが、気温は少し高くなり、北陸にも、本格的な初夏が訪れたと感じさせる朝であった。6時30分には4人共に起きて、朝食を取り、7時過ぎには夏帆が小学校へ行き、7時30分には大樹が会社に向かう。


 7時30分すぎて、敦が着替え始めるが、相変わらず着替える速度が遅い。このとき、敦の心の中では、2週間学校に行ってないので、クラスメートから「あいつ、ず・・・・と休んでいたのに、何しに来たの」とか、「休んでいい思いをした」と陰口や表立って言われるかも知れないとの思い込みから、学校に行かないといけないが、どうしても、思いこみの恐怖から着替えが進まない。

 

 8時前に、ひろみから敦に「今日は学校行くよね、早くして・・・」と言うと、学校へ行きたいが恐怖感が襲ってくると同時に腹痛が駆け巡る。そこで、着替えている途中で、一目散にトイレに駆け込む。敦は、トイレの中で便座に座りながら、心臓が早鐘を打つように鳴っていた。学校に行かなければならないと頭ではわかっているが、クラスメートたちの冷ややかな視線や囁きが頭の中でこだまし、足に根が生えたように動かなくなり、もどかしい自分に情けなく思っていた。

 トイレの外から、ひろみの「早く出てきなさい・・」と叫ぶ声がが聞こえるが、敦は、体が動かなく、トイレから出られない。仕方ないから「腹が痛いから待って・・・」と言うしかなかった。

 それを、何回か繰り返すが、ひろみのパートの時間が迫り、焦りとあきれが交差して「もう知らない、学校には連絡しないからね・・・」と答えてパートに向かう。


 8時20分にひろみがパート先に着くと、大樹に電話する。大樹も業務前なので、人がいない会議室へ行き通話すると「今日も、敦が学校に行かなかった」と言うと、大樹が片目をしかめながら「え・・・何で・・」と聞くと、ひろみが「わからない・・」と答える。

 ひろみは、焦りと無力感で胸が締め付けられるようだった。また、大樹も、まさか家の子が不登校と言う不安感があったとともに、正直に学校に伝え、問題提起したほうがいいと思い「学校には正直にぐずって行けない。と言え」と言い、ひろみは、息子が不登校の入口にさしかかっている現実を認めたくないため不満そうな声で「わかった」と答え通話を終了する。


 大樹が17時過ぎに家に帰ると、夕飯のカレーのいい匂いが漂っていた。キッチンではひろみが忙しそうに鍋をかき混ぜている。大樹が「どうだった」と聞くと、ひろみが困った表情で「今日もダメだったわ。どうしたらいいのか、本当にわからない」と涙目で答える。更に「明日、私が休みながら対応する」と、苦慮した表情で答える。

 大樹が居間に入ると、敦は、何か嫌なことを考えないような面持ちでTVの前でゲームをしていた。大樹は、このまま、不登校になるのではないかとの不安を感じたとともに、何、甘えてんだと思い、腹が立って、「お前、今日、学校いかなかったらしいじゃん、どうしてだよ」と聞くと、一瞬の沈黙の後、低い声で「お腹が痛かったから...」と答えた。と答える。


 大樹が、何か違和感を感じながら、逃げの態度に腹が立ち「腹が痛い奴が、何で、今、ゲームしているの、腹が痛いなら、おとなしく寝ているのではないか」と荒げながら聞くと、

 敦は目を合わすことなく「もう治ったからいいだろう・・・そんなに言うなら、ゲームを辞めて寝てればいいんだろう・・・夜飯もいらないし、風呂も入らない」と叫び、ゲームを投げ捨てて、自分の部屋に逃げて、思いっきりドアを閉める。


 大樹が首根っこを押さえて、きっちり話すべきだと考え、追いかけようとするが、ひろみが大樹を止めて「それ以上、怒らないで、私が後で話すから・・」と言う。ひろもは、大樹も敦も、熱くなると治まりきらなくエスカレートすることが多く、何するかわからないとの恐怖を感じて、止めたのであった。大樹は少し落ち着いたが、納得いかなかったので、「わかった。後は、お前が対処しろ」と引き下がる。


 夏帆は、敦の不登校での情けなさや、大樹と敦の言い合い。学校での出来事などの辛いことがこみ上げてきて、急に泣き出して「もう、こんな家いやや・・・何でこんなに辛いの・・」と小さな心に悲鳴を上げていた。

 その後、ひろみが苦しまぎれに敦に「明日は、学校行くよね、約束だからね・・・」と聞くと、敦はその場しのぎで「明日は行くから・・・」と答える。ひろみが祈るような気持ちで「明日は、頼むね、それでは、今に行ってお父さんに言いなさい・・・」と言う。

 敦は、納得がいかず怪訝な顔で、大樹に「ゴメンナサイ・・・明日は、学校に行きますから許してください」と言う。大樹は少し落ち着いた表情で、納得がいかなったが「わかった。明日は頼むぞ」と答えた。


 4人は、出来上がったばかりのカレーを食卓に用意する。食卓にはカレーの香りが漂い、静寂が支配する中でスプーンと皿の音だけがかすかに響いていた。夏帆は、幼い心の中で、このような雰囲気が続いているので、ものすごく、辛く心の中で悲鳴をあげていた。その後も重苦しい夜を過ごすのであった。


 ここで、大樹のように多くの親が勘違いしているのは、不登校は甘えやサボっていると思いがちであるが、本人は行きたいが、恐怖の方が勝って体が動かなくなるのは多いみたいであることと、夜は、学校に行くと覚悟を決めているが、朝は現実が迫り、恐怖の方が大きくなり、動けなくなると、敦が2年後に行く、不登校生徒を積極的に受け入れる高校から教わった。


5月19日(火)、大樹は、ひろみに敦の対応を任せて、会社に向かう。本当は、敦のことが気になるので落ち着いて仕事ができない。

 8時頃、大樹は、仕事場に着く。4月に耐震解析の業務が終わり、5月から内作で作成したソフトへのデータ移行のため、並び替えが必要であるが、ドキュメントがないため、計画が立てられなくて苦慮していた。9時過ぎに、ひろみからショットメールが入った。

 ひろみは学校に連絡したときに教頭が話したいと言われたので、どのような話があるか不安に感じた。更に、大樹への電話は業務中で邪魔になると思い、震える手では学校に連絡したときに教頭が話したいと言われたので、どのような話があるか不安に感じた。更に、大樹への電話は業務中で邪魔になると思い、震える手で「今日、学校に電話したら、教頭先生が話がしたいので、出来れば、お父さんを含めて、お話ししたいので、何時なら都合がいい?」ショットメールを打ったのだった。

 大樹は、なんか問題が大きくなりそうやし、結構休むなと感じた。また、今週は、金曜日に加賀大学に出張のため、木曜日の午後から半休で帰ろうと思った。


 大樹は、課長の木田のところに行き、「相談があるので、少し時間を頂けますか」と言い、木田と一緒に会議室に行く。

 大樹が、「相談としまして、今週の木曜日の午後、半休を頂きたいと思います」と言うと、木田は、「それは、わかったが、何で半休なの」と聞く。


 大樹は、本当は家庭の問題は、言いたくなかったが、敦の件は、かなり手こずり、ひろみでは手に負えないことも多くなり、大樹自身が対応することを見越して「実は、息子がゴールデンウィーク明けから学校に行っていません。妻が対応していましたが、手に負えないため、学校に相談したら、教頭が話があるので、お父さんも連れてきてほしいと言われたので半休を取ります」と答える。

 木田は、怪訝な顔で「木曜日の件は、わかったが、金曜日は出張だけど、大丈夫なの」と聞く、大樹は「金曜日は、大丈夫です」と答える。

 木田は、怪訝な顔で「野坂君は、仕事の方を優先して、息子さんは、極力、奥さんに任したほうがいいよ!!、そうでないと、評価も悪くなると思うしね・・・」と言う。

 大樹は、やっぱりこの人も理解してくれないんだな・・と落胆しながら「私も妻に任せたいです。だけど、思春期の男の子は、力も強くなり、言うことも聞かなくなるので、妻だけでは厳しい段階に来ているから対応しているので、ご理解いていただきたい」反論する。

 木田は、すました顔で「わかったけど、仕事に支障をきたさないでね・・・」と言い、会議室を出て行く。大樹は、木田が当てにならないな~と思いながら喫煙所に行った。


 大樹は、喫煙所に入った。中には誰もいなかった。喫煙所からは原子力プラントの施設と山の木々が新緑になるころであるが、それを眺める余裕もなく、ひろみにショットメールを打つ大樹の手が微かに震えていた「木曜の2時からなら時間が取れるよ」と打ち、ひろみから「わかった。学校と調整する」とメールで回答があった。

 大樹は、弱ったな・・・と敦のことを考えながら、神妙にタバコを吸っていると、所長代理の宮本が入って来た。宮本が「どうした・・・」と声をかけてきたので、大樹が「実は、息子がゴールデンウィークあけから学校に行ってなくて困っています。それで、学校に相談したら、教頭からお父さんも含めて話があると言われて、木曜日に学校に行きます。先程、木田課長に今後、対応のため休むことがありますので、よろしくお願いしますと話したら、息子さんは極力妻に任せろと言われ、手に負えないから対応していると言い返すと、仕事に支障をきたさないでねと言って相談が終了して、何か落胆しました」と伝えた。

 宮本は「あの人は、そのような気配りできないからな・・その件は、俺から伝えとく。それと、不登校の件は、ハートフル教室と言うのがあるから、学校と相談したら」と言われ、大樹が「わかりました。ありがとうございます」と答え、仕事に戻った。


 5月21日(木)、16時に大樹とひろみ及び敦は、敦賀南中学へ行き、会議室に通される。

 5分位待っていると、教頭と学年主任の中山及び担任の高山が入って来た。 

この章では、敦の学校に対する恐怖心と、それに対する家族の葛藤が描かれました。敦が不登校になることで、家族全体がどのように影響を受け、どのように向き合っていくのかが浮き彫りになりました。敦の心の中の葛藤や、それに対するひろみや大樹の感情がリアルに描かれ、読者に深い共感を与えたことでしょう。


敦が抱える学校生活への不安や恐怖は、決して軽視できるものではなく、親としての対応が求められます。この章を通じて、同じような経験をしている読者にとって、少しでも励ましや共感となれば幸いです。


次章では、教頭先生からの呼び出しを受けて、家族が学校に訪れる場面が描かれます。教頭先生との対話を通じて、敦の問題に対する具体的な対応策やサポート体制が明らかになることでしょう。家族がどのように学校と連携し、敦を支えていくのか、その一端を垣間見ることができます。今後の展開も楽しみにしてください。

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