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神龍の血を持つ少年ホムラ  作者: えのしぃ
第3章 白龍の血を持つ少女
9/23

第9話 浮き輪の邪神ビビアンあらわる!

ホムラとトウカの前に

二体の邪神が現れる!

 夜もふけ、宴が終わる。


「それではお二人とも、お気をつけて。」

「うん、ありがとう。」

 宴に参加していた巡礼者たちがホムラとトウカを見送る。


「あー!沢山食べてー話してー楽しかったー!それじゃあ世界を救う続き、しよっか!」

「そんなゲーム感覚みたいなww」

 パチパチパチパチパチパチパチパチ!

 トウカとホムラが歩きながら話していると、どこからか拍手の音が聞こえた!


「やあやあ君たち!凄いねー?もうウチらの仲間を三体も倒したんだって?いやーホントすごいよぉ!」

「誰!?」

 目の前に薄着で緑の浮き輪をつけた、二十歳くらいの少し日焼けしたお姉さんが現れる。

「ウチ?ウチはロードン十七柱十一番、全てを拒む浮き輪の邪神、ビビアン•ボイン•ビビ!」

「邪神......なのか!?」

 人間と変わらない姿をしているビビアンを見て困惑するホムラ。

「それに三体?僕は、まだ......なんかウニみたいな奴しか倒してないぞ!ダルセロスは倒したとは言えないし。」

「私が二体倒したの!亀の邪神とオバケの邪神!」

「トウカが倒したのか!凄いな!」

 トウカは既にホムラと出会う前に、二体の邪神を倒していた。


「十五番のテレンスと十七番のフンゾリガメを倒したのは君かー!てっきり少年がやったのかと!?君も中々やるねー。」

 パチパチパチパチパチパチパチパチ

 ビビアンが拍手をする。


「君たちどう?ウチらとも今ここでやり合わない?」

「言われ無くてもそうするつもりよ!」

ビビアンの言葉に笑顔で答えるトウカ。


「そうこなくっちゃ!さあ出ておいで!ロードン十七柱十四番!ツムツムブラーパ!」

 地面を突き破って、5メートルくらいの黒い花が現れる。

「あーうぅパクパクパクパクパクパクパクパク!」

 黒い花が鳴く。

「コイツは人間の言葉を話す事が出来ないからね、ウチが代わりに説明したげるよ!ツムツムブラーパは黒い花の邪神と呼ばれていて、凄く......硬いのよ。」

「なんで今、間をあけたんだ......」

ホムラは謎の間が気になってしまう。

「教えない!」

 ビビアンはそう答えながら物凄い速さでホムラの方へと突進する。

「速い!」

 ビョイーン!

 ビビアンのつけている浮き輪に弾かれて、何十メートルか遠くに飛ばされてしまうホムラ。


「ホムラ!大丈夫?」

「あぁうぅパクパクパクパクパクパク!」

 ホムラを助けに向かおうとしたトウカの邪魔をするようにブラーパが通せんぼをする。

 地面を潜って移動してきたようだ。


「仕方ない!コイツを倒したら、すぐ助けに行くからねーホムラあああああああああああああああ!!」

 ホムラが吹き飛んでいった方向へ、トウカが思いっきり叫ぶ。


「それじゃあトウカちゃーん!ウチはホムラくんと遊んで来るから、じゃーねー!」

「ああぁ。待てこらあ!」


 トウカとブラーパ、そしてホムラとビビアンの戦いが始まった。

浮き輪でぷかぷかプールの上に浮かぶの気持ちいいぞ。

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