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ブラッド・チルドレン  作者: フミナベ
1/12

【白き死神の白夜叉】エルクと【疾風のヴァルキュリア】アリス

人類は、とうと遺伝子操作した子供が流行になり、(とき)が経つにつれて技術が進歩し、性能が向上、加速していき、やがて人は超人となっていった。


そして、原因は不明だが、聖霊の加護を身に宿した者が生まれた。

その者は、身に宿した加護の聖霊の属性の武器を召喚できるという力だった。


それから(とき)が絶つにつれ、異能に目覚める者が続出していった。


その中には、精霊の加護ではなく、精霊そのものを宿した者が現れた。


精霊を宿した者は、他の者達を寄せ付けないほどの絶大な力を保有しており、その者達は、やがて【聖剣】と呼ばれる様になり崇められるようになった。


そんな中、資産が少なく遺伝子操作できない平民や下民、遺伝子操作を毛嫌いする者などは猛反対し、レジスタンスという反乱軍を立ち上げる。


反乱軍のレジスタンス達は、圧倒的に人数が多く有利だったので勝てると思っていた。


だが、現実は違った。


普通の人間と遺伝子操作した人間では、銃や剣などの武器を持っていようが聖霊の力の前には無力なほど天と地の差があり、物凄い勢いでレジスタンス達は討伐されたり、取り押さえられていった。


そこで、レジスタンス達は帝国で生まれたばかりの子供を誘拐して、その子供達を命懸けの訓練させ部隊を作り上げる。


そして、その子供達は、後に【ブラッド・チルドレン】と呼ばれ、帝国達に恐れられる様になる。


このまま圧倒的有利と思われた帝国軍だったが、レジタンスの【ブラッド・チルドレン】の猛攻によって多大な被害を被るが、どうにか、かろうじて勝利を収めた。


その後、生き残った【ブラッド・チルドレン】はバラバラに散り、帝国軍はレジスタンスの討伐に乗り上げる。


その中、【ブラッド・チルドレン】の4番隊の隊長だった【白き死神の白夜叉】と呼ばれるほど恐れられていた主人公エルク・バビロンは、帝国軍の数少ない聖剣の一人である【疾風のヴァルキュリア】と呼ばれる風の精霊シルフィを宿した少女アリスと運命の出会いをし、エルクはアリスの護衛役として雇われることになり、エルクはアリスと共に学生生活を送る。

過去(かこ)・ライティア(こく)・ライティア(まち)(よる)


(やみ)(まぎ)れる(よう)黒色(くろいろ)ローブを(まと)った反乱軍(はんらんぐん)レジスタンス(たち)がライティア(まち)奇襲(きしゅう)()けていた。


「そこまでだ!」

帝国(ていこく)守護(しゅご)している帝国(ていこく)騎士団達(きしだんたち)がすぐ()けつけて対応(たいおう)する。


「この反乱軍共(はんらんぐんども)が!精霊(せいれい)(あい)されていないお前達(まえたち)が、俺達(おれたち)楯突(たてつ)くとは生意気(なまいき)な!」

騎士団達(きしだんたち)は、自身(じしん)能力(のうりょく)(なに)もない場所(ばしょ)から様々(さまざま)な(けん)召喚(しょうかん)する。


「くっ、この異端者共(いたんしゃども)が!」

レジスタンス(たち)は、舌打(したう)ちしながら(こし)にかけている(けん)抜刀(ばっとう)して戦闘体勢(せんとうたいせい)をとった。


「アクア・ソード」

「フレイム・ソード」

「ウィンド・ソード」

「グランド・ソード」

「ライトニング・ソード」

帝国(ていこく)騎士団達(きしだんたち)は、召喚(しょうかん)した(けん)(みず)(ほのお)(かぜ)(つち)(かみなり)属性(ぞくせい)(まと)わせてレジスタンスを迎撃(げいげき)しようとしたが、()()まれているはずのレジスタンスが口元(くちもと)()みを()かべていたので()になり周囲(しゅうい)見渡(みわた)した。


(はな)れた城壁(じょうへき)(うえ)黒色(くろいろ)ローブを(まと)った一人(ひとり)少年(しょうねん)姿(すがた)()えた。


「おい!あそこに(だれ)かいるぞ!」

()つけた騎士団(きしだん)一人(ひとり)は、(おお)きな(こえ)()して少年(しょうねん)方向(ほうこう)(ゆび)をさす。



仕事(しごと)だ、目覚(めざ)めろ、死神の大鎌(デスサイズ)

城壁(じょうへき)(うえ)にいる黒色(くろいろ)ローブを(まと)った少年(しょうねん)が、抑揚(よくよう)のない声音(こわね)(つぶや)きながら右手(みぎて)真上(まうえ)()げると少年(しょうねん)背丈(せたけ)(おな)じぐらいある(おお)きさの(しろ)大鎌(おおがま)召喚(しょうかん)すると(とも)に、(まと)っている黒色(くろいろ)のローブが白色(しろいろ)変化(へんか)した。


「お、おい…。あれって、あの()(しろ)大鎌(おおがま)は【(しろ)死神(しにがみ)白夜叉(しろやしゃ)】じゃないのか?」

「う、(うそ)だろ…」

(しろ)いローブを(まと)った少年(しょうねん)()帝国(ていこく)騎士団達(きしだんたち)は、強張(こわば)った表情(ひょうじょう)(つぶや)く。


(しろ)いローブを(まと)った少年(しょうねん)は、召喚(しょうかん)した(しろ)大鎌(デスサイズ)(にぎ)()める。

月華聖天流奥義(げっかせいてんりゅうおうぎ)三日月(みかづき)

少年(しょうねん)は、抑揚(よくよう)のない声音(こわね)大鎌(デスサイズ)(よこ)()ぎはらう。


大鎌(デスサイズ)から巨大(きょだい)三日月(みかづき)(かたち)をした(しろ)い光の閃光(せんこう)斬撃(ざんげき)(はな)たれた。


(はな)たれた斬撃(ざんげき)(おお)くの建物(たてもの)電灯(でんとう)()えられている木々(きぎ)などを()(ふた)つに切断(せつだん)していき、ライティア(こく)(しろ)(せま)る。




【ライティア(こく)・ライティア(まち)・ライティア(じょう)


「ま、まさか、この膨大(ぼうだい)濃密(のうみつ)聖霊力(せいれいりょく)。そして、この(すさ)まじい攻撃(こうげき)は、(しろ)死神(しにがみ)攻撃(こうげき)か!?」

(しろ)(ひかり)斬撃(ざんげき)(せま)(なか)(しろ)(まえ)にいる騎士団達(きしだんたち)は、(あわ)てたり狼狽(うろた)えていた。


(わたし)が、できる(かぎ)被害(ひがい)(おさ)えますので、()がっていて(くだ)さい」

そんな(なか)背中(せなか)まで()びた金髪(きんぱつ)(おさな)少女(しょうじょ)、ここライティア(こく)(ひめ)であるアリスが騎士団達(きしだんたち)(まえ)()る。


「「アリス(さま)!」」

騎士団達(きしだんたち)は、歓喜(かんき)(こえ)をあげた。


「シルフィ、お(ねが)(わたし)(ちから)()して。完全解放(かんぜんかいほう)

アリスは、右手(みぎて)(まえ)()して(なに)もない場所(ばしょ)からレイピアを召喚(しょうかん)すると(とも)服装(ふくそう)変化(へんか)する。


「はぁぁ!」

アリスはレイピアに聖霊力(せいれいりょく)集中(しゅうちゅう)させ、レイピアは(かぜ)(まと)(かぜ)(つよ)まっていく。


「テンペスト」

アリスは一回転(いっかんてん)しながらレイピアを(よこ)()ぎはらい、巨大(きょだい)竜巻(たつまき)発生(はっせい)させた。

巨大(きょだい)竜巻(たつまき)は、周囲(しゅうい)にあるあらゆる(もの)(すべ)てを()()んで()()げる。


三日月(みかげつ)(かたち)をした(しろ)(ひかり)斬撃(ざんげき)巨大(きょだい)竜巻(たつまき)衝突(しょうとつ)し、(すこ)しずつ竜巻(たつまき)(ゆが)めていく。


そして、巨大(きょだい)竜巻(たつまき)()()かれ消滅(しょうめつ)したが、どうにか斬撃(ざんげき)軌道(きどう)をそらすことに成功(せいこう)し、(しろ)直撃(ちょくげき)するという最悪(さいあく)事態(じたい)(まぬが)れたが、(しろ)右端(みぎはし)部分(ぶぶん)(かす)轟音(ごうおん)()(ひび)きかさせながら崩壊(ほうかい)土埃(つちぼこり)()()がった。




【ライティア(こく)・ライティア(まち)


軌道(きどう)をそらされるとは予想外(よそうがい)だったな。しかし、あれほどの巨大(きょだい)竜巻(たつまき)発生(はっせい)させることができるのは、【疾風(しっぷう)のヴァルキュリア】か?まぁ、()い。(つぎ)全力(ぜんりょく)攻撃(こうげき)して確実(かくじつ)()わらせる」

(しろ)いローブを(まと)った少年(しょうねん)は、今度(こんど)大鎌(デスサイズ)両手(りょうて)(にぎ)()めて(さき)ほどよりも大鎌(デスサイズ)聖霊力(せいれいりょく)()め、(ふたた)攻撃(こうげき)をしようとした(とき)無線(むせん)(はい)った。


少年(しょうねん)大鎌(デスサイズ)先端(せんたん)地面(じめん)につけて攻撃(こうげき)中断(ちゅうだん)し、左手(ひだりて)左耳(ひだりみみ)()けている無線機(むせんき)のスイッチを()れる。


応答(おうとう)しろ!エルク」

無線(むせん)から大人(おとな)男性(だんせい)(あわ)てた(こえ)()こえてきた。


(なん)だ?(いま)任務中(にんむちゅう)だ。(すこ)()て。(つぎ)一撃(いちげき)任務(にんむ)(まっと)うする」


「いいから(ひと)(はなし)()け!緊急(きんきゅう)なんだ」


「どうかしたのか?」


一大事(いちだいじ)なんだ。お(まえ)は、(いま)すぐに本部(ほんぶ)(もど)れ。本部(ほんぶ)襲撃(しゅうげき)()けているそうだ」


本部(ほんぶ)がか?」


「そうだ」


「わかった、了解(りょうかい)した。(ただ)ちに帰還(きかん)する」

エルクは()ぐにその()から姿(すがた)()し、(のこ)された大鎌(デスサイズ)(ひかり)粒子(りゅうし)となって()えた。


結局(けっきょく)、エルクは()()わず、帝国軍(ていこくぐん)反乱軍(はんらんぐん)レジスタンスとの(たたか)いは帝国軍(ていこくぐん)勝利(しょうり)()めて戦争(せんそう)終結(しゅうけつ)した。




【ライティア(こく)・ライティア(まち)(あさ)


戦争終結(せんそうしゅうけつ)してから三日(みっか)()とうとしていた。


(いま)は、帝国軍(ていこくぐん)はレジスタンスの(ちから)(おそ)れ、レジスタンスの残党狩(ざんとうが)りを(おこな)っていた。


(まち)は、戦争(せんそう)終息(しゅうそく)して()もないので(いま)だに()れている。


そんな(まち)(なか)朝早(あさはや)く、(よろい)()た10(さい)少女(しょうじょ)アリスは背中(せなか)まで()びている金色(きんいろ)(かみ)()らしながら一人(ひとり)(まち)様子(ようす)見回(みまわ)っていた。


「そこにいることは、わかってます。大人(おとな)しく投降(とうこう)をおすすめします」

アリスは、気配(けはい)がする物陰(ものかげ)視線(しせん)()けて(はな)()ける。


(くそ)()ねぇ!()(もの)が!」

物陰(ものかげ)からナイフを()ったレジスタンスの大男(おおおとこ)()()し、ナイフでアリスを()()そうとする。


仕方(しかた)がありません」

アリスは、能力(のうりょく)でレイピアを召喚(しょうかん)してナイフを(はじ)き、剣先(けんさき)大男(おおおとこ)喉元(のどもと)()けた。


大人(おとな)しく投降(とうこう)しますよね?」


「くっ、ああ…」

大男(おおおとこ)は、(かお)()きつらせながら両手(りょうて)()げた。


「アリス(さま)!ここに()られましたか。あとのことは、我々(われわれ)にお(まか)(くだ)さい」

ライティア(こく)騎士団(きしだん)のリーダーを(つと)めているベルが、部下(ぶか)5(にん)()れて()けつける。


ベルは、20(だい)女性(じょせい)(かみ)()緑色(みどり)(かた)まで()びており、アリスが(もっと)信頼(しんらい)()いている。



「そうだけど、ベル。(いま)だにレジスタンスの()(ふだ)であるブラッド・チルドレンの各隊長達(かくたいちょうたち)一人(ひとり)捕縛(ほばく)目撃(もくげき)したという情報(じょうほう)一切(いっさい)(はい)って()ない以上(いじょう)聖剣(せいけん)である(わたし)見回(みまわ)らないと…」


「ん?その()(こう)刺青(いれずみ)は、お(まえ)はレジスタンスの(もの)だな!大人(おとな)しくしていろ!」

騎士団(きしだん)二人(ふたり)大男(おおおとこ)拘束(こうそく)する。


(いた)いぞ。(おれ)は、(なに)抵抗(ていこう)していないだろ!もう(すこ)(やさ)しく(あつか)えよな!」


仕方(しかた)ない、わかった」


「「うぁ」」

騎士団(きしだん)二人(ふたり)大男(おおおとこ)拘束(こうそく)(ゆる)めた瞬間(しゅんかん)大男(おおおとこ)騎士団(きしだん)(すき)をつき、体当(たいあ)たりをして騎士団(きしだん)二人(ふたり)()(たお)しながら騎士団(きしだん)(こし)()けてあった(けん)()()り、アリスに()()かる。


アリスは、すぐに反応(はんのう)できていたが、間近(まじか)騎士団(きしだん)三人(さんにん)いたので身動(みうご)きが制限(せいげん)されて()けることも(ふせ)ぐこともできない状況(じょうきょう)(おち)り、ベルはアリスを(たす)けようとしたが部下(ぶか)邪魔(じゃま)()()わず、騎士団(きしだん)三人(さんにん)反応(はんのう)できずにただ唖然(あぜん)()()くしていた。


「くっ」

アリスは、左右(さゆう)()(となり)棒立(ぼうだ)ちしている騎士団(きしだん)()して危険(きけん)から(とお)ざけたが、自身(じしん)無防備(むぼうび)になってしまった。


「ククク…。これで()わりだ!」

勝利(しょうり)確信(かくしん)した大男(おおおとこ)は、獰猛(どうもう)()みを()かべて(けん)()()ろそうとする。


「アリス(さま)!」

ベルは、(さけ)びながら()をアリスに()ばすが()()わない。


その(とき)、アリスの背後(はいご)からアリスが(はじ)いた大男(おおおとこ)のナイフが(とお)()ぎ、大男(おおおとこ)眉間(みけん)()()さった。


「ぐぁ」

大男(おおおとこ)は、獰猛(どうもう)()みを()かべたまま(くず)れる(よう)(たお)れた。


「アリス(さま)(もう)(わけ)ありません。大丈夫(だいじょうぶ)ですか?お怪我(けが)は?」


(わたし)大丈夫(だいじょうぶ)怪我(けが)はしていないわ。それよりも…」

アリスはナイフが()んできた背後(はいご)()(かえ)ると、そこには(から)のワイン(だる)(うえ)片足(かたあし)()いて(うずくま)っているアリスと(おな)(どし)少年(しょうねん)がいた。


((まった)気付(きづ)かなかったわ。(いま)も、()(まえ)にいるのに気配(けはい)(まった)(かん)じとれない。一体(いったい)何者(なにもの)なの?)

アリスと騎士団達(きしだんたち)は、警戒(けいかい)しながら少年(しょうねん)(あゆ)()る。


「ありがとう、あなたのお(かげ)(たす)かったわ。ところで、あなたは?」


「……。」

アリスが(たず)ねたが、少年(しょうねん)(なに)()わずに無言(むごん)のままだった。


「おい!聖剣(せいけん)であられるアリス(さま)貴様(きさま)感謝(かんしゃ)をし、質問(しつもん)をなされているのだぞ!さっさと(こた)えろ!」

騎士団(きしだん)一人(ひとり)少年(しょうねん)威圧(いあつ)しながら大声(おおごえ)()したが、アリスが左手(ひだりて)(よこ)()げたので()()まった。


「ごめんなさい。(べつ)(はな)したくないのなら()いの。(だれ)だって(はな)したくないこともあるから」


「まず、そちらから自己紹介(じこしょうかい)するのが礼儀(れいぎ)だろ?」


貴様(きさま)姫様(ひめさま)(たい)して無礼(ぶれい)だぞ!言葉遣(ことばづか)いに()()けろ!」

(ふたた)び、騎士団(きしだん)(こえ)(あら)げたが、アリスから(にら)まれて大人(おとな)しくなる。


本当(ほんとう)に、ごめんなさい。あなたの()(とお)りだわ。(わたし)はアリス・ライティア。この(くに)(ひめ)よ。ところで、1つ()きたいのだけど、ここで(なに)をしているの?」


(なに)も…」


「そう…。ん?あなた、何処(どこ)かで(わたし)()ったことはない?」

アリスは(かな)しい表情(ひょうじょう)になったが、少年(しょうねん)声音(こわね)()いて違和感(いわかん)がした。


「さぁな、いちいち(ひと)(かお)名前(なまえ)(おぼ)えていない」


警戒(けいかい)して様子(ようす)見守(みまも)っていたベルは、チラッとだったが少年(しょうねん)(えり)()いていた隙間(すきま)から(みぎ)胸元(むなもと)に【Ⅳ】と刻印(こくいん)されているのが()えた。


「アリス(さま)!その(もの)からお(さな)(くだ)さい!」

ベルは、(おお)きな(こえ)()しながらアリスの(まえ)()()し、剣先(けんさき)少年(しょうねん)喉元(のどもと)()ける。


貴様(きさま)は、【(しろ)死神(しにがみ)白夜叉(しろやしゃ)】だな」


「「えっ!?」」

ベルの質問(しつもん)()いたアリス(たち)(おどろ)いた。


「そうだ…」

少年(しょうねん)は、剣先(けんさき)喉元(のどもと)()けられているが(おび)えた様子(ようす)もなく、ただ何事(なにごと)もないかの(よう)肯定(こうてい)する。


(とく)貴様(きさま)(よう)なレジスタンスの()(ふだ)であるブラッド・チルドレンの隊長達(たいちょう)危険(きけん)すぎて捕縛(ほばく)ではなく、始末(しまつ)することに()まっている。(わる)いがここで()んで(もら)う」

ベルは、殺気(さっき)(はな)つと同時(どうじ)にベルの(けん)中心(ちゅうしん)水流(すいりゅう)渦巻(うずま)く。


「そうか…。なら、ひと(おも)いに(ころ)せ」


(てき)ながら、その心意気(こころいき)見事(みごと)だ。()いだろう、お(のぞ)(どお)りに(くる)しまない(よう)一瞬(いっしゅん)()わらせてやる。アクア…」

ベルは、水流(すいりゅう)渦巻(うずま)いている(けん)()きを(はな)とうする。


「ベル!()って!」

咄嗟(とっさ)にアリスは、ベルの(うで)(つか)んで()めた。


「アリス(さま)、なぜ()めるのですか?ここで、確実(かくじつ)仕留(しと)めた(ほう)()いです。それほど、この(もの)危険(きけん)です。アリス(さま)だって、ご存知(ぞんじ)のはずです。以前(いぜん)聖剣(せいけん)であられる【(みず)巫女(みこ)】と共闘(きょうとう)しても、この死神(しにがみ)(ころ)されかけたでしょう」


「ええ、ベル。あなたが()っていることは(ただ)しいわ。【(しろ)死神(しにがみ)白夜叉(しろやしゃ)】が相手(あいて)だと、正直(しょうじき)(わたし)()てないわ。だけど、様子(ようす)がおかしいと(おも)わない?」


(たし)かに様子(ようす)可笑(おか)しいと(おも)いますが、危険(きけん)なことには()わりありません」


「でも、(いま)さっき(たす)けて(もら)ったわ。(てき)である(わたし)を。だからお(ねが)い、ベル。(すこ)しだけで()いからお(はなし)させてくれないかしら?」


「はぁ、わかりました。その()わり、(すこ)しでもその()(あや)しい(うご)きをしましたら(ころ)しますよ」


「ええ、わかったわ。ありがとう、ベル」


「ねぇ、死神(しにがみ)さん。これから、どうするつもりだったの?」


「エルクで(かま)わない」


「エルクって?」


「エルク・バビロンは、(おれ)名前(なまえ)だ」


「わかったわ、エルク。それで、これからどうするつもりだったの?」


「さっき、()った(とお)りだ。(なに)もしない、ただ()(おと)れるのを()っている。お前達(まえたち)(おれ)らの長老達(あたまたち)(たお)したから(おれ)命令(めいれい)する(やつ)がいなくなり、(なに)もすることがなくなった」


「……。ねぇ、もし()かったらだけど、(わたし)(つか)えてみない?」

アリスは右手(みぎて)(あご)()てて(かんが)()み、エルクに(たず)ねる。


(おれ)(てき)だぞ」


(いま)(ちが)うでしょう?だって、あなたが(てき)なら(わたし)(たす)けずに見殺(みごろ)しにしたはず。それに、あなたなら一人(ひとり)でも私達全員(わたしたちぜんいん)(ころ)せるでしょう?」


「……。(おれ)(なに)かメリットはあるのか?」


「あるわ。(つか)えている(あいだ)に、あなたがしたいことや趣味(しゅみ)興味(きょうみ)夢中(むちゅう)になれるものが()つかるかもしれないわ。どうかしら?」


「……そうだな、わかった。お(まえ)(つか)えてみよう」

エルクが承諾(しょうだく)した瞬間(しゅんかん)にエルクの姿(すがた)()え、気付(きがつ)けばアリスの正面(しょうめん)()っていた。


エルク以外(いがい)者達(ものたち)は、一瞬(いっしゅん)呼吸(こきゅう)()まり、背筋(せすじ)(こお)りつくほど驚愕(きょうがく)した。


エルクは()にした様子(ようす)もなく、無表情(むひょうじょう)()をアリスに()()す。


「これから、よろしくアリス」

「え、ええ、こちらこそ、よろしくね。エルク」

驚愕(きょうがく)したことによって一呼吸(ひとこきゅう)反応(はんのう)(おく)れたアリスだったが、すぐに笑顔(えがお)()かべてエルクの()()握手(あくしゅ)をした。


こうして、エルクはアリス直属(ちょくぞく)護衛役(ごえいやく)となった。




【ライティア(こく)・ライティア学院(がくいん)・グランド】


エルクがアリスの護衛役(ごえいやく)になってから、3(ねん)という月日(つきひ)()った。


エルクとアリスが(かよ)っているライティア学院(がくいん)は、(おも)貴族(きぞく)上級(じょうきゅう)平民(へいみん)(かよ)名門(めいもん)学校(がっこう)有名(ゆうめい)だった。


現在(げんざい)、3時限目(じかんめ)体育(たいいく)時間(じかん)男子(だんし)はマラソンだったが、エルクは()()して、ある競技(きょうぎ)試合(しあい)釘付(くぎづ)けになっていた。


「そこだ!もっと(はし)って(うご)くんだ!」


エルクの視線(しせん)(さき)には、この(くに)(ひめ)であるアリス・ライティアがスペル・スカッシュというテニスに()競技(きょうぎ)試合(しあい)をしている。


この世界(せかい)のスポーツで、簡単(かんたん)()えば結界(けっかい)(なか)でするテニス。

普通(ふつう)のテニスのルールに、わざと結界(けっかい)()ててバウンドさせてコートに()れることもありという競技(きょうぎ)だ。



「ゲームセット、6ー0。アリス」

「ふぅ、よし!」

勝利(しょうり)したアリスは、笑顔(えがお)()かべて左拳(ひだりこぶし)(にぎ)()めガッツポーズをした。


「「きゃ~!アリス(さま)素敵(すてき)~!」」

「「こっち()いて(くだ)さ~い!」」

審判(しんぱん)宣言(せんげん)で、女子達(じょしたち)声援(せいえん)がコートに(ひび)く。




アリスは、ベンチに()いていたタオルを()って(あせ)()()り、(あた)りを見渡(みわた)してエルクを()つけた。


アリスは、()(あし)応援(おうえん)していた女子達(じょしたち)(あいだ)(とお)()けて、笑顔(えがお)()かべてエルクのもとに()けつける。


「どうだった?エルク。(わたし)試合(しあい)

アリスは試合中(しあいちゅう)にエルクが()()ていることに気付(きづ)いており、とても(うれ)しかった。


「まだ、もう(すこ)()ていたかったよ」

「え!?そ、そう…」

()()(かお)()めるアリス。


「うん」

「そ、それより、(わたし)試合(しあい)のどのセットが一番(いちばん)()かった?」

誤魔化(ごまかす)すようにアリスは、(ふたた)(たず)ねた。


「もちろん!(ぜん)セット最高(さいこう)だったよ。(うご)くたびに()れるおっぱい、パンツじゃないのは残念(ざんねん)だけどチラチラと(のぞ)くアンダースコート。スペル・スカッシュは、まさに(かみ)競技(きょうぎ)だよね」

エルクは、()(かがや)かせながら右手(みぎて)人差(ひとさ)(ゆび)()てて断言(だんげん)する。



いつの()にか(まわ)りにいる女子達(じょしたち)声援(せいえん)()え、静寂(せいじゃく)(おとず)れていた。


「「……。」」

「あれ?」

エルクは、(あたま)(かし)げる。


「エルク、()きたいのだけど。あなたは、試合中(しあいちゅう)(なに)必死(ひっし)()ていたの…」

アリスは、(かお)()せたまま(からだ)(ふる)わせながら(ちい)さな(こえ)(たず)ねる。


「だから、おっぱいとアンダースコートだって」

(まよ)いなく、真顔(まがお)(こた)えるエルク。


「もう、(しん)じらんない。馬鹿(ばか)~!」

(あか)()まっていた(かお)をさらに(あか)()めたアリスは、()(つむ)りながらラケットを(いきお)()()()ろす。


ラケットのフレームが、エルクの(あたま)頭頂部(とうちょうぶ)()たった。


「ぐはっ」

うつ()せに(たお)れて気絶(きぜつ)したエルクは、ピクピクと痙攣(けいれん)する。


期待(きたい)していた(わたし)馬鹿(ばか)だったわ!」

アリスは気絶(きぜつ)して(たお)れているエルクをゴミを()るような()一瞥(いちべつ)して、スタスタと校舎(こうしゃ)(もど)った。



最低(さいてい)よね」

本当(ほんとう)よ」

「しかも、あの男子()って、(うわさ)下民(げみん)じゃない?」

(けが)らわしいですわね」

「なぜアリス(さま)は、こんな(さる)なんかと(かか)わるのかしら?」

「さぁ?(あわ)れみだと(おも)うわ」

(ほか)女子達(じょしたち)もエルクをゴミを()るような()()てヒソヒソと(ささや)き、その()(はな)れていった。



それから、すぐにエルクを()つけた大男(おおおとこ)男子(だんし)体育教師(たいいくきょうし)であるヤザンは、激怒(げきど)しながらエルクのもとへとやってきた。


「やはり、ここにいたかエルク!お(まえ)は、いつもいつもサボり、女子達(じょしたち)のところに…。って、もう(すで)制裁(せいさい)(くだ)っているか…」

激怒(げきど)していたヤザンは、(はら)(むし)(おさ)まらず()()ちするかの(よう)気絶(きぜつ)しているエルクを(なぐ)り、エルクの片足(かたあし)(つか)んで、そのまま()きずって保健室(ほけんしつ)ではなく生徒指導室(せいとしどうしつ)へと連行(れんこう)した。




昼休(ひるや)み・生徒指導室前(せいとしどうしつまえ)廊下(ろうか)


3時限目(じげんめ)体育(たいいく)(あと)、エルクは体育教師(たいいくきょうし)のヤザンに1時限分(じげんぶん)丸々(まるまる)の指導(しどう)()けたので、4時限目(じげんめ)授業(じゅぎょう)()けれなかった。


アリスは、エルクが心配(しんぱい)生徒指導室(せいとしどうしつ)まで()えに()き、一緒(いっしょ)教室(きょうしつ)(もど)ろうとしていた。


「はぁ、午前中(ごぜんちゅう)から気絶(きぜつ)するほどの一撃(いちげき)とヤザンコングの指導(しどう)()けるなんて最悪(さいあく)()だな…。しかも、なぜか後頭部(こうとうぶ)(いた)いし…」

エルクは、ため(いき)()きながら(あたま)()でる。


「はぁ、それは自業自得(じごうじとく)よ。エルク」

ため(いき)をしたアリスだったが、チラチラとエルクを()て、エルクの容態(ようたい)心配(しんぱい)していた。



(まわ)りは、そんな二人(ふたり)()てヒソヒソと(はなし)をしている。


「あのさ、アリス。下民(げみん)(おれ)一緒(いっしょ)行動(こうどう)するのは(ひか)えた(ほう)()いと(おも)うけど?なんなら、(おれ)学園(がくえん)(そと)から護衛(ごえい)しようか?」

(まわ)りの様子(ようす)()てエルクは、提案(ていあん)する。


「どうして?」

(まわ)りを()たらわかるだろ?」

(わたし)は、そんなことを()にしないわ。()きな(よう)()わせて()けば()いのよ」

「はぁ、アリスが()いのなら(べつ)()いけど」

「なら、(なに)問題(もんだい)ないわね」

(ふたた)び、エルクはため(いき)をして、アリスと(とも)一緒(いっしょ)教室(きょうしつ)へと(もど)る。




昼休(ひるやす)み・教室前(きょうしつまえ)廊下(ろうか)


(おさ)(ころ)から一緒(いっしょ)にいるけど、(いま)まで、ずっと(おも)っていたことがるのだけど。(おとこ)()って、いつも(あたま)(なか)はエッチなことしか(かんが)えていないわけ?」

「そりゃあ、(おとこ)だからね」

エルクは、満面(まんめん)笑顔(えがお)()かべながら親指(おやゆび)()ててグッドサインをした。


「はぁ、(べつ)()めていないから」

(あき)れて、ため(いき)をするアリス。


(((ちが)いますアリス(さま)!いつもエッチなことを(かんが)えているのは、そいつだけです))

(まわ)りにいた男子達(だんしたち)は、エルクとアリスの会話(かいわ)()いて(なげ)いた。



教室(きょうしつ)廊下(ろうか)(かげ)に、(ほか)のクラスの上級貴族(じょうきゅうきぞく)のバルサ(たち)三人(さんにん)(かく)れており、エルクとアリスを()ていた。


「あいつ、俺達(おれたち)品格(ひんかく)()げやがって!」

上級貴族(じょうきゅうきぞく)のバルサは、上級貴族(じょうきゅうきぞく)(なか)でも、この(くに)三本指(さんぼんゆび)(はい)るほどの資産家(しさんか)子供(こども)だった。


バルサは、右拳(みぎこぶし)内側(うちがわ)から外側(そとがわ)()(かべ)(たた)く。


「ああ。それに、薄汚(うすぎたな)下民(げみん)(くせ)(すこ)(あたま)()いからってアリス(さま)教育係(きょういくがかり)(けん)護衛役(ごえいやく)とか生意気(なまいき)なんだよな。俺達貴族(おれたちきぞく)でも、アリス(さま)にお(こえ)()けづらいというのに」

貴族(きぞく)のバスラは肯定(こうてい)する。


「そうだ。一度(いちど)(いた)()()わせれば()りるだろう」

バルサは、獰猛(どうもう)()みを()かべた。


「そうですね。上手(うま)くすれば、教育係(きょういくがかり)()わりませんが、護衛役(ごえいやく)としては問題(もんだい)ありと判断(はんだん)され解雇(かいこ)され、俺達(おれたち)護衛役(ごえいやく)になれるかもしれません」

(おな)じく貴族(きぞく)のヤラダは、不敵(ふてき)()みを()かべる。


「それは、()(あん)だな」

バルサ(たち)は、(うす)らと(ふく)みのある()みを()かべ(うなず)()った。




昼休(ひるやす)み・教室(きょうしつ)


エルクとアリスが教室(きょうしつ)に入ると、クラスの男子達(だんしたち)満面(まんめん)()みを()かべていた。

「「出所(しゅっしょ)おめでとう、エルク」」

(なに)出所(しゅっしょ)だよ」

クラスの男子達(だんしたち)歓迎(かんげい)に、エルクはため(いき)をつく。


その(ちか)くではアリスが、クラスの女子達(じょしたち)相談(そうだん)していた。

「……とエルクに()いたのよ。そしたら、エルクが……。どう(おも)う?ララ」


「アハハハ…。それは、(ちが)うと(おも)いますよアリス(さま)。いつもエッチなことを(かんが)えているのはエルク(くん)だけですよ。きっと」

ララは、苦笑(にがわら)いしながら(こた)えた。


「そうなの?」

(あたま)(かし)げるアリス。


「そうだぜ、アリス(さま)。あんなにオープンなのは、エロクだけだぜ。なぁ」

イルダは、(わら)いながら(うで)をエルクの(かた)()け、もう片方(かたほう)()でエルクの(あたま)をグシャグシャにする。


「よせって、それにエロクって()うな。イルダ」

イルダの()()めるエルク。


「はぁ。イルダ、お(まえ)…。その()(かた)だと。俺達(おれたち)は、ただムッツリなだけで、結局(けっきょく)はエルクと同類(どうるい)だぞ」

イルダの双子(ふたご)(あに)アルダは、ため(いき)をしながら訂正(ていせい)する。


「それも、そうか。ハハハ…」

(あたま)()きながら(わら)うイルダ。

そんなアルダとイルダを()て、クラスメイトの(みんな)(わら)った。



「アリス、そろそろ食堂(しょくどう)でも()こうか?」

「エルク、あのね。えっと…その…」

アリスは、(うし)ろに両手(りょうて)弁当箱(べんとうばこ)(かく)()っており、(かく)したままモジモジする。


「ん?ああ、友達(ともだち)一緒(いっしょ)()べるのか?なら、(おれ)は、一人(ひとり)()べてくるよ。そんなに()にしないで()いよ、アリス」

「ま、()って!ち、(ちが)うのエルク。今日(きょう)は、そ、そのお弁当(べんとう)(つく)ってきたの。だから、一緒(いっしょ)()べない?」

アリスは、(かお)()()にして、(うし)ろに(かく)していた弁当箱(べんとうばこ)(まえ)()した。


「おお!ありがとうアリス」

「あうう…」

エルクは笑顔(えがお)でお(れい)()い、アリスは湯気(ゆげ)()そうなほど一気(いっき)(かお)()()になった。



「ここで()べる?」

今日(きょう)()れているし、せっかくだから屋上(おくじょう)()べましょう」

「わかった」

エルクとアリスは、弁当(べんとう)()って教室(きょうしつ)()屋上(おくじょう)へと()かった。



「エルク(くん)って、アリス(さま)教育係(きょういくがかり)(けん)護衛(ごえい)として入学(にゅうがく)しているけど。どう()ても恋人同士(こいびとどうし)にしか()えないのは、(わたし)だけなのかな?」

ララは、左手(ひだりて)人差(ひとさ)(ゆび)口元(くちもと)()てて(つぶや)いた。


「アリス(さま)が、エルクに好意(こうい)()けているのはわかるが。エルクは鈍感(どんかん)だからな。アリス(さま)苦労(くろう)をなされているよ。というより、アリス(さま)は、あいつの何処(どこ)()きになったんだろう?(たしか)かに容姿(ようし)は、まぁまぁ格好(かっこう)いい(ほう)だし、(あたま)()さはこの(くに)一番(いちばん)だけどさ。でも、エルクの(あたま)(なか)絶対(ぜったい)にエッチなことしか(かんが)えていないだろ?」

「だね」

アルダは(あたま)(かし)げながら(たず)ね、ララや(ほか)のクラスメイト(たち)(あたま)(かし)げながら肯定(こうてい)した。

今回は、エッチな主人公にしてみました。

というより、変態ですね。


本文があらすじになっており、大変申し訳ありませんでした。

ご指摘ありがとうございます。


もし、宜しければ、次回も御覧ください。

では失礼します。

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