表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生神の異世界生活  作者: 多田 貢
3/5

002 旅立ち

前置き長いと思いますが、これから始まっていくので、是非読んで下さい。

あれから一年ぐらい経った頃。

ついにその時はおとずれた。


旅立ちの日、前からシルフィが食べ物に興味を持っていたので、料理して食べさせてあげた。まぁ、食べなくても生きていけるらしいけど、美味しいので食べる。最近太ったかもしれない。下界に行ったとしてもすぐに帰れるので、神聖魔法はとても便利。


今日のシルフィは、泣いていることが多い。


(時々帰ってきてあげようかな)


と思った。だって私も悲しいから。やはり、心も女になってしまったのだと思う。それからシルフィは、下界では私の銀色の髪が目立つそうなので、フード付きの服を貰った。なんで目立つんだろう?と思った。しかしこれも女性服である。最近は普通に女性の仕草などをしているので、自分自身不気味に思った。人間の順応性恐るべし。


そう考えている間も部屋を掃除したり、整理したりしている。ここでも自分が女なのだなぁ・・・とやっている時に実感してしまう。


(もう開き直ってしまおう!)


そう思いながら準備を着々と進めていった。

しばらくして、シルフィのところへ行った。

シルフィに準備が出来たことを言うと、元気のない声で、


『どこにするの?』


と聞いてきた。私は一つずつ見ていった。そのなかに、魔法がある世界があったので、興味を持った。一度行ってみたいと思っていたのだから。

シルフィにこのことを伝えると、


『そう・・・・。』


と言った。不安ではあるが、好奇心が勝った。


『じゃあ、人気のない場所に送ってあげる』


「え、なんでですか?」


と聞いてみると、


『だって、急に人前に現れたら怖がられるじゃない』


と言われるまで気付かなかった。確かにそうである。あれ?でも・・今の言い方だと実際に体験したかのような言いぐさではないか?なので、聞いてみることにした。


「もしかしてやったことがあるのですか?」


『え・・あぁ・・昔にちょっとね・・・』


とどこか遠くを見ながら話をしていた。

少し気になった。シルフィの過去が。


『それはともかく、さっさとやっちゃおう!』


(誤魔化された)


と思ったが、追求せずに指示に従う。


『お金の使い方は分かる?計算出来る?』


などと母親の様なことを言われた。私は、


「分かるから!」


と言って、落ち着かせた。心配性だなぁ。

落ち着いたシルフィは、言った。


『じゃあ、名前つけないとね〜』


私は今まで今の自分に名前が無いことに気がつかなかった。


『アリスシアはどうかしら?』


『で、私だけアリスと呼ぶ!それでいいわね?』


と怖い笑顔でシルフィは言ってきた。

まぁ、女の名前はあったに越したことがないので、それでいいわ・・・と言って受け取った。


『それじゃあ、転移場所は使われていない山の教会にしておいたからね〜』


何故に教会?


『あと、必ずお姉ちゃんのところに定期的に絶対帰ってきてね!絶対!』


と言われ笑ったところで、私は転移された。

コメント、レビューへの評価、感想を書いて欲しいです。

これからもよろしくお願いします(^∇^)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ