000 プロローグ
初めまして、多田貢です。
今作が処女作となります。
なので、感想などを頂ければ幸いです。
これからも書いていきたいと思っているので、宜しくお願いします。
(あ、まだプロローグですけどね)
これはある男のお話である。
ある日、その女性にそれは突然訪れたーーー
僕は、「普通になりたい」高校三年生の 柊 暦。
自分にコンプレックスがある。と言いたくない。
でも、ある。と・く・に・顔!
私の顔の何がいけないんだ!
いつもみんなにいじられる。
それが嫌だった・・・。
まぁ、見た目は自分自身でもブサイクだと思う。
毎日頑張っていじめから逃げています。
何故逃げているかって?
これからそれを説明しよう。
私はいつものように学校に行き、部活をせずに帰るという普通の高校生活を過ごすはずだった。
何故、部活をしていないかというと、周りの人間が怖くて逃げていたから・・・。
しかし、運悪いとに帰りにいじめ三人衆に見つかってしまうこともある。
こいつらは、特に悪い奴らで、いつも近づいてきては罵ったり、暴力をしてくる。
学校での僕に対する態度は3パターンある。
一つ目に、軽蔑し、そして近づかないことだ。
これは、大半の人がしている態度だ。
二つ目に、軽蔑し、罵ったりすることだ。
これは、一部の人がしてくる態度だ。
三つ目に、軽蔑し、罵ったり、暴力したりしてくることだ。
これは、一部の一部がしてくることであるが、一番嫌だった。
まぁ、そういうように男子は僕を軽蔑し、悪口を言い、使いパシリにする。
それだけならまだ良かった。でも、さっき言ったように、実際は暴力されたりしていたため、精神的にも身体的にも辛かった。
だが、みんなは汚物でも見るかのように僕を見てくる。
それだけならまだいいというのも変だが、というかそれだけでもましな方だった。
何故なら、みんなは私を邪魔者扱いし、ゴミを捨てるかのように教室から追い出そうとするからである。
それはとても恐ろしかった。
あれは女子、男子の皮を被った悪魔だと思った。
そんなに嫌なら、何故いつもいつも捕まえようとしてきたのかが理解出来ない。
(そんなに嫌なら無視すればいいのにと思う。)
でも、言ったところで意味がない。
それは、相手が誰かをいじめたそうにしているため、すぐに気づくことだからだ。
これがいつも続くから、私にとって災厄な日々だった。
私にとって嫌な思い出であったのだから・・・。
人間不信になりそうって?
(それは・・・なれるならなりたいさ・・・。)
でも、僕にはそれが出来なかった。
だって僕は、
(普通の『友達』が欲しいと願っているのだから・・・。)
しかし、これから始まることは、それに終止符を打つものであったーーー
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ある朝、僕は目が覚めた。
いつものようにカーテンを開けて、朝日を見た。
(今日はいい天気だ。)
と、思った。
だが、気分がいいのは朝だけだ。
だってそうじゃないか、これからいじめられに行くんだぜ。
しかし、これだけで学校を休んではいけないと思い、ベッドから重い体を起こし、着替えて、名残惜しく思いながら自分の部屋から一歩を踏み出した。
この家には母親と姉と一緒に3人で暮らしている。
父親は五年前にガンで死んでしまったため、母親は朝早くから働いている。
だから、家事など全般は私がしている。姉は?と聞かれたら、今僕に抱きついている。姉の名前は 柊 琴音。
姉に手伝って欲しいと言っても手伝ってくれない。
いつも「抱きついていることがいいもん!」年に合わないことを言った後、何かブツブツ言っている。
姉は、容姿端麗で成績優秀な怪物なので、いつも勉強などを教えてもらっている。
苦手なものなど無いはずだが、家では大体僕をいじってくるだけなのである。何故か姉だけは普通以上に接してくれる。
何故だろう考え込んでいると姉が、
「何か変な事考えていたでしょう!」
と言われた。僕は、
「いや、何も考えてないよ?」
と言った。まぁ、朝ごはんが出来たので、あとは食べて学校に行くだけであった。
玄関から出る時、柊家恒例のハグと言っても、
(姉が一方的に僕にしているだけだけど)
まぁ、一応ハグをして玄関を出た。
憂鬱になりそうな学校に行けるのも、姉に癒されているからもしれないと思った。
だが私は、それを頭から振りはらい、
(よし!今日こそは頑張るぞ!)
と思いながら学校へ向かった。
学校へ着くと静かに自分の席に着席して本読んだ。
しばらく経った後、私の机の右前に来て誰かが僕に、
「おはようございます、柊さん」
と言ったので、僕も、
「お、おはようございます・・・」
と返事をした。最初は驚いた。私に話しかける人がいるということに。
彼女は 緑川 詩織。優しくて清楚と学校で人気のある人なのである。
何故かよく話しかけてくれる人であり、数少ない「普通に話せる人」なので、こちらとしてはとても有り難かった。
僕としては、嬉しかった。
だって、やっと普通に話せる人に会えたのだから。
(もうこれ以上望まないから、このままであって欲しい)
と心の中で願った。
しかし放課後、彼女と偶然会い何故か一緒に帰ることになった。
この後に何が起きるのかということも知らずにーーー
その後、彼女と一緒に帰ることになり、信号が青になるのを待ちながら彼女と話していると、そこにスピードを上げてこちらへ向かってくるトラックを見た。
私は一瞬驚いた。
トラックがこちらに迫って来ているのだから。
だが、彼女は気付いていない。
このままだと二人とも死ぬと思い彼女を押した。
しかし、それでトラックが止まってくれるはずがない。
(避けられない)
と思ったときあと、一瞬意識が飛んだ。
そう、轢かれたのである。
しかし、この時私は彼女が無事であることにほっとしていた。
彼女が形相を変えて駆け寄って来て、何か叫ぶ声が聞こえたような気がした。
しかし、感覚がだんだん無くなってきていたから、何を言っているのかは分からなかった。
今は自分でも分かるくらいとても状態が悪いことが分かった。
その時、ふっと頭の中に言葉がよぎった。
(僕はこのまま死ぬのかな・・・?)
と思ったところで私の意識は闇に沈んでいったーーー
皆さん、どうでしたでしょうか?
これから、連載していこうと思っているので、指摘するところなどがあるのであれば、参考にしたいので、教えて欲しいです。
まだプロローグですが、頑張っていきたいと思います。