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vol.7

よう、報酬だったな、まあ座ってくれ。少し話がある。このあたりの用心棒稼業を取り仕切るダニーに声をかけられ、お世辞にも綺麗とは言えないソファに一香がしぶしぶ腰掛ける。なんだ、ダニー。報酬の値切りの話だったら、聞かないぞ。

そうじゃない、耳に入れておきたい情報があってな。最近、盗掘が多い話は聞いてるだろ。そうだ、菅と原だ。奴らがこのあたりに来ている。賞金がかけられた。情報だけでも報酬が出る。こちらからも情報を提供する代わりに、何かあったら知らせてくれ、賞金を山分けしよう。

何で一人で賞金をぶん取ろうとしない?

奴ら相当手強くてな、捕まえられずに賞金を逃すより、手を組んだ方が良さそうだ。

わかった、ちょうど仕事の空きがあるし、その話に乗ることにするよ。

よし、奴ら手口を教えよう。

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