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記憶持ち転生疑惑の少女  作者: 日下みる
14/31

~ままとおままごと~

母親目線。一緒に遊んでみました。

今日は久しぶりに娘の遊び相手をすることにした。

いつもは本を読んでいるのだけど。

私が本を読んでいる時は子供達は絶対に邪魔しない。

以前、ついカッとなって怒ってからは話しかけなくなった。

それなのに、どうして突然娘の相手をしよう、と思ったかと言うと。

娘が一人おままごとをしてる時の独り言が面白かったから。

もぅ、なんていうか、はぃぃい???っていう感じなのよ。

という訳で、さぁ遊んであげるわ♪



最初はおままごとらしい。

娘はハンバーグの玩具を焼いている。

「じゅうじゅう じゅうじゅう」

どうやら焼いている音らしい。

じーっと見てると、急かされていると思ったらしい。

「ひゃくひゃく せん まん! はい、どーぞ!」

うん。意味がわからない。

焼いてる効果音でそんな音あったっけ?

「”じゅうじゅう”からなんで音が変わったの?」

「じゅうよりひゃくとかのがつよいから!すぐできるの」

・・・・は?

えーと、つまり、娘には焼いてる音の「じゅうじゅう」が「10 10」と変換されたらしい。

そして、10より大きな数字で100と1000と万が出てきた、と。

いつのまに万まで覚えたのかしら?

この数字は火力を意味していたらしい。

実際そんなことしようものなら、このハンバーグは外側は炭で中は生のまま。

うん。食べたくない。おままごとだし、いーけど。



次はお店屋さんごっこらしい。

「このにんじんくださいなー」

「はーい。にせんえんです!」

にんじん高いwwwwwwwwwwwwwww

まぁ、お金の価値とかわかってないからしょうがないんだろうけど。

たwwwかwwwwいwwwww

「はい、じゃぁ、五千円ね。おつりくださいなー」

「はーい。はっせんといちまんえんのおかえしでーす」

ふwwwwwwwえwwwwwwwwたwwwwwwwwwwww

ダメだ。何この子。おもしろすぎるんだけど。

「お金増えてるよー?」

「?そっちのほうがうれしいでしょ?」

商売になってないwwwwwww

この子におつかいはまだ早いことがよぉ~くわかった。

まぁ、そもそも危なっかしすぎて一人での外出もさせてないんだけど。

この様子じゃ”初めてのおつかい”はまだまだ先ね~。

あー。おもしろかった。本でも読もう。

娘は文句を言う事もなく一人遊びに戻っていた。

ここまで気にされないとちょっと悔しくなってくる。

少しは引き止めたりとかしてくれないかしら・・・。


お母さんがなかなか構ってくれないので慣れっこ。

むしろ困惑してたり。

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