表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

第二話 相棒

俺は交通事故で死んだかと思った。

しかし、秀吉の家臣に倒れているところを拾われ

秀吉の(やかた)で秀吉の妻、おねに介抱してもらう。

その後、秀吉に未来の話をすると気に入られたようで

信長に謁見することを進められる。

そして俺はそれを承諾し、清洲城へ向かうこととなった。


馬をしばらく走らせていると、

清洲城の城門が見えてきた。

少し多めの兵が城門近くにいた。

何かあったのだろうか。

羽柴秀吉・・・街の中に入ってから

見当たらなくなってしまった。しかし、お腹がすいたので

さっさと入城してしまおうと思い、馬をすすめた。


「待たれい!!!何者か?!」


城門にいた兵たちは槍をこちらに向けてきた。


「ひっ!お、俺は・・・」


必死に槍を下ろしてもらおうと

色々と頑張って考えていると、

背後から秀吉が現れた。


「控えいっ!清正!!!」


もしかして、この人が加藤清正か・・・


「と、殿っ!先に手勢を引き連れ、

 信長様に書状をお渡しいたしました!」


清正他10余名の兵たちは膝をつき、

服従の意を表しているようだった。


「そうか。では信長様に場所へ。」


秀吉が命ずると、清正が「開門!!!」と叫び

城門を開かせると、俺たちを信長の場所まで案内した。




「いいか一真殿。信長様にははっきり物申したほうが良い。

 はっきりと申せないと叩き切られるかもしれぬぞ。」


やっぱり信長は怖い人なのか・・・

叩き切られないように気をつけなければ・・・


「では行って参れ!」


秀吉はそう言うと、ふすまを開けた。


「の、の、信長さん・・・いや。信長様!戸沢一真です。」


信長はしばらく俺を見ていた。

俺は慌てて顔をはらった。


「はっはっはっはっは!面白いやつじゃ。

 戸沢・・・一真と申したな。」


信長は高笑いのあと、

真面目な顔をした。


「は、はい。」


「では・・・武士なのか。」


秀吉も信長も名字も一緒に名乗ると

武士と勘違いするんだな。


「いえ。武士ではありません。」


信長は顔をしかめた。


「ほぅ。まあ良い。して、その身なりはなんなのじゃ」


秀吉もわかってくれたからな。信長もわかってくれるだろう。

長い長い説明が始まった。




「それはまことか。ヘイセイ・・・という場所からやってきたのだな?」


「場所ではありません。時代です。」


「そうか。そこで鉄の馬にはねられ、死に至ったのだな?」


車のことを鉄の馬と説明したのは正解だったな。


「はい。」


「よろしい。どうじゃ。わしの家臣とならぬか?」


いきなりだなおい・・・

しかし損ではないかも知れない。

野武士などに襲われて

死んでしまうのは嫌だな。

よし!天下統一しよう!!!


「はい!!よろしくお願いします!」


俺は嬉しかった。あの信長に認められたのではないかと思ったからだ。

しかし、これに異を唱えた人もいた。


「殿っ!!!お待ちください!!!このような怪しいものを

 我ら織田家臣団に迎えるとはどうかと思いますゆえ、

 どうかご再考を!!!」


ごつい人が信長に物申した。


「控えよ勝家!!!わしは一真を家臣に迎えると決めたのだ。

 いいな皆の衆!!!一真を織田家臣団に迎い入れる!!!」


ははぁ!!!




俺は、城下町に家と部下を20名授かった。

部下には忍者もいた。だけど俺は忍者を操るほど

統率力というのが高くない・・・

とりあえず謁見も済ませたので休みたい・・・

忍者2名を町人に化かして、自分を守らせた。


「おっとっと。これはこれは。申し訳ございません。」


茶坊主みたいな人が目の前にいた。

町人に化けた忍者の一人がクナイを持って

角から茶坊主を睨んでいた。


「な、なんですか?」


茶坊主は下げていた頭を上げるとこう言った。


「戸沢一真様ですね・・・?」


なぜ俺の名前を知ってるんだ・・・


「ど、どちら様で?」


茶坊主は一礼をした。


「前田玄以が父にあたります、前田玄信でございます。」

(※前田玄信は架空の人物です)


「あの天才前田玄以さんの息子なのか!

 某ゲームでは政治はトップレベルに高い前田玄以・・・

 玄信さん。よかったら軍師になってくれませんか!!!」


茶坊主はまた一礼をした。


「恐悦至極に存じます。」


こうして、家臣を手に入れた。

信長・・・様?からすると陪臣だな。


さて。さっさと隠れ家に行ってみようか。


戸沢は前田玄信を仲間に迎え入れ、

一気に勢力を増したことになった。


信長の一人称を「俺」か「わし」どちらにしようか迷いました。。。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ