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転生(1)

異世界に転生することになった主人公が神に能力<チート>をもらい、「マジかっ!そんじゃあ、もらったこの能力<チート>でヒャッハーしてやるぜ!」と、意気込んで転生したものの。...何故か主人公の周りの人々も主人公以上のチート能力をもっていて...。「こんなはずじゃなかったのにー!!」と、悔しがりながらも必死に上を目指していく少年の物語。

始まります。


――――――――――――――――――――



...ここはどこだ?



周りが真っ白な空間の中、俺〈那岐なぎ優斗ゆうと〉は目を覚ました。


 

俺はたしか夜中にコーヒーが飲みたくなってコンビニに行って...それから、それから?あれ?どうしたんだっけ?



「ふぉっふぉっふぉっ。よーやく目が覚めたようじゃのう、少年」



そういえば今週のジャ〇プまだ読んでなかったっけ。先週気になる所で終わったからなあ。早く続きが読みたいな。


「って、おい少年。聞いとるか?少年?しょーねーん?」



あと帰って早くアニメも見ないとな。今期のは面白いのが多いし。ダ〇ヤのエースとか、リ〇バスとか。


「お~い、少年?しょーねーん!」


やっぱり俺はクドがかわいいと思うんだよな。アニメ化されて動いてる姿が見れて本当によかったよ。refrainだとあんまり映らかったけど、あの心和ませる姿が見れただけでもう...


「少年!お願い無視しないで!しょーねーん!」


全く、なんだよさっきから。こっちがクドの素晴らしさを語りだそうとしているところに。


「いやいや!何を一人で語り出そうとしとるんじゃよ!というより誰に対して!?」


そりゃあ、ここにはあんたしかいないだろ?


「こいつ何言ってんの?みたいな言い方をするでない!というか儂は始めから少年に認識されておったのか!?」


そんじゃあここは死の淵の世界であんたは神で、手違いによって転生させてやるZE!みたいなノリってこと?


「スルー!?そしていきなり本題に!?......こほん、まあいい。大体そんなとこじゃ。少年には転生してもらうことになった」


ヒャッハー!やったぜ!最高だぜ!!


「テンション高いな少年!?...儂を恨んではおらぬのか?」


?なんで?


「なんでって...。少年の言う通りお主は儂の手違いによって死んだんじゃぞ?いうなれば少年の人生を強制的に終わらせたようなものじゃ。未練やなにやら色々と有るはずじゅろ?」


...そりゃあ、少しくらいはやってみたかったこともあったさ。けど...


「...けど?」


ぶっちゃけ向こうの世界は退屈だったからさ。彼女もいないし、コミュ障だったから友達もいなかったし。だから感謝してんだよね。


「...感謝、じゃと?」


ああ。こんな非現実的な場所に連れてきてくれてさ。俺、多分今までの人生の中で一番興奮してるぜ?...て、もう死んでるんたっけか。


「...ふふふ、ふふ、ふは、ふははははは!」


って、なんだよおい。急に笑い出して。


「いや、なに。少年がこんな面白い奴だったとは思わなくての。...そうか、感謝しておるか」


なんだよさっきから。


「よし。気に入ったぞ、少年!お主をもっと面白い世界に連れて行ってやろう!」



――――――――――――――――――――

ここで一度切ります。





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