46-18
46-18
机に置かれる3通の書類。
覚え書きが2枚と、生徒会とのかわした自治の概要が一枚。
そこに寄っていくビデオカメラ。
映像がモニターに映り、それは全校放送に乗って流される。
「この後はどうする」
「大学へ戻るよ。用は済んだ」
素っ気なく告げる秀邦。
学内は混乱の極み。
学校への追求と、不正に荷担したと思われる生徒への追求。
自治を議論する状況ではとてもなく、その混乱はしばらく続きそうである。
図書センターの分室にあった私物は全て片付けられ、秀邦はリュックを背負って室内を見渡した。
「何か忘れてたら、連絡して。取りに来る」
「高校はどうする」
「暇があったら、たまに顔を出すよ」
あくまでも、大学を主眼に置いた台詞。
だがそれも、彼の素養を考えれば当然の結論。
今まで高校へ通っていた事自体無駄だと主張する者も多い。
部屋の外へ出る風成達。
そこには真山が待っていて、彼女は秀邦に小さな花束を渡した。
「転校する訳じゃないよ」
「せめてもの気持ちです」
柔らかく微笑む真山。
秀邦は照れ気味に笑い、その花を受け取った。
「ありがとう。君も暇があったら、大学に来て」
「ええ、必ず」
「俺に、そんな事言ったか」
スルーされる風成の台詞。
秀邦は真山と握手を交わし、廊下を歩き出した。
階段を降りていく彼等の前に立ちふさがる一人の少女。
長い髪をばっさりと切り、腕を組んで彼等を見上げる凛とした表情。
「逃げる気?」
台詞も挑発的。
これには秀邦も苦笑しつつ、自分の顔を指さした。
「逃げるも何も、どちらかと言えば俺の勝ちだよ」
「戦いの場から去った時点で負けなのよ。逃げ出した時点で、あなたの負けなのよ。つまりは私の勝ちって事」
牽強付会。
突っ込み所はいくらでもあるが、秀邦は笑うだけ。
笹原は舌を鳴らし、彼が持っている花束を指さした。
「大体、それは何。何様のつもり」
「一応はここを去るんだ。俺との別れを惜しんでくれる人もいる」
「散々学内をかき回しておいて、自分は良い思い出になっていなくなるんでしょ」
「それは耳が痛いね」
少し陰る表情。
学内を混乱させたのは、彼一人の責任ではない。
ただそれに大きく関わったのも事実。
その意味において、笹原の主張はあながち間違いでもない。
「まあ、負け犬は去ればいい。後は私に任せてね」
「……お前、何言ってるの?」
「負け犬は去ればいいのよ」
「いや。その後の台詞」
慎重に。
怯えすら見せながら尋ねる風成。
笹原はふっと笑い、ポケットからIDを取り出した。
「正式に、生徒会長代理に任命された。選挙があるまでは、私が代理。選挙があれば、私が立候補。当選すれば、当然私が生徒会長よ」
声高らかに告げる笹原。
しかし拍手が起きる気配はなく、空気が重くなっただけ。
風成に至っては、ため息を付く始末である。
「お前、そういう柄じゃないよ」
「出来る出来ないじゃないの。誰もいないのなら、私がやるしかないでしょう。この私がね」
「お前も荷担はしてるんだ。謹慎とかしないのか」
「今は非常事態。優秀な人間は一人でも欲しいのよ」
自分で優秀と言ってのける笹原。
実際そうなだけに、この自信は今の混乱状況においてはありがたい存在かも知れない。 踊り場に響く高笑い。
風成達は先程とは違う意味での、沈痛な表情を浮かべていた。
正門前に止まる赤いスポーツカー。
秀邦はクラクションを鳴らしたそれに手を振り、学校を振り返った。
「楽しかったよ」
一人一人に握手を求める秀邦。
風成達はそれに応え、笹原も一応という顔で彼の手を取る。
「しばらくは混乱するにしろ、悪い芽はある程度摘んだ。これ以上悪くなる事もないさ」
「だといいんだがな」
笹原を見ながら話す風成。
秀邦はくすりと笑い、彼の右腕を指さした。
「もう治ったの?」
「煮干しは偉大だな」
「君には負けるよ」
軽く手を振り、車へ乗り込む秀邦。
車はすぐに発進。
余韻に浸る間もなく、その姿は彼方へと消える。
「あっさりしたものね」
淡々とした口調で告げる流衣。
風成は肩をすくめ、正門の脇に掲げられた草薙高校の表札に触れた。
「元々大学が本業なんだ。こっちはそのついでだろ」
「だとしてもよ」
「私が何?」
素早く反応する笹原。
彼女も大学に席があり、その意味では秀邦と同じ立場。
しかし大学へ戻る意思は、まるで見せていない。
「いない人間の事を考えても仕方ないでしょ」
「そうだけど。……あの子達はどこに行ったの。鞭を持ってた」
「金を受け取ったら、すぐにいなくなった。あいつらこそひどいな」
鼻で笑う風成。
そういう契約と言えばそれまで。
彼等をつなぎ止めておく理由は無いし、義理も無い。
残された者の思いはともかくとして。
学内へ戻る風成達。
彼等を生徒会長執務室へ連れてきた笹原は、机に手を付き話を始めた。
「全員、聞きなさい」
「3人しかないわよ」
小声で突っ込む流衣。
風成、流衣、真山。
笹原を入れても4人。
全員と呼ぶには、確かに少ない数である。
生徒会長と議長はすでに退学。
傭兵達も去り、秀邦も今日学校を去った。
残されたのは彼等4人だけ。
それに寂しさを覚えない者はいないだろう。
「いないなら仕方ないでしょ。念じて増える訳でもあるまいし」
「そうだけど」
「一応、今後の事について説明するわね。私は生徒会長代理。真山さんは引き続いて体育会代表。混乱を収拾しつつ、自治の道を探る」
「私達はどうするの」
素っ気なく尋ねる流衣。
笹原は彼女を見つめ、小さく首を振った。
「どうもしない。もう帰って良いわよ」
「本当に?」
「平凡な学校生活が送りたいんでしょ。生徒会も十分それに当てはまるとは思うけどね」
苦笑しつつ語る笹原。
流衣はそれには何も答えず、ドアへと歩き出した。
「良いのか」
「義理や人情で言ってる訳じゃない。あなた達は優秀だけど、混乱を招きやすい。むしろいない方が助かるわ」
「ひどいな、お前」
「事実を言ったまでよ。今までご苦労様。お礼はいずれするから、せいぜい期待してて」
半ば事務的な口調。
風成は適当に頷き、ドアの前で待っていた流衣と一緒に外へ出て行った。
「……良いんですか」
「何度も言ってるじゃない。いない人間の事を考えても仕方ないって。やる気がない人間も同じ事よ」
「そうですね」
「仲良しごっこは昨日までで終わり。終わりなのよ、もう」
自分へ言い聞かせるような台詞。
真山はそれを噛み締めるように、目を閉じて顔を伏せる。
机に置かれる資料。
慌ただしく入ってくる生徒会のスタッフ。
生徒会としての活動が再開され、感慨はすぐにかき消える。
全てを遠い過去として。
「大体、そんなところかな」
ソファーに崩れ、鼻で笑う風成さん。
流衣さんは黙って頷くだけである。
「その後はどうなったんですか」
「ひどいぞ、もう」
「何が?」
「あの女。何かにつけて俺達を使いやがるんだ。あれをやれ、これをやれ。それをやれ。とにかくひどい。最低だったな、あの女は」
身震いしそうな顔で話す風成さん。
何をやらされたかは知らないが、あまり良い記憶にはなってないようだ。
「その人は、今どこに?」
「大学院生だろ、確か。遠野と一緒にいるはずだ」
「へぇ」
ちょっと会いたいというか、興味はあるな。
「会いに行くのは良いけど、俺は行かないよ」
「友達なんですよね」
「滅相もない。あれに会う日が来るのなら、それは多分この世の終わりだね」
何を言ってるんだか。
地下鉄に乗り、八事の草薙大学へとやってくる。
昨日の半分は高校の敷地に移転したが、その半分はここへ残ったまま。
心理学部もここに残っているらしい。
狭い敷地に乱立する教棟。
その狭いスペースを行き来する大学生達。
私のイメージするキャンパスライフとはかなりほど多く、ラッシュアワー時の駅を思い出す。
「狭いな、相変わらず」
器用に人の間をすり抜けていく風成さん。
半ば無理矢理連れてきたが、今は私達の先頭。
来たら来たで、色々な思い出が蘇ってきたのかも知れない。
「体育学部。スポーツ科学部でしたっけ。そこに進んだと思ってました」
「俺の人生も色々あってね。スポーツ科学部にも在籍はしてたよ」
「ここでも勉強を?」
「RASの関係で、経営学をやらされた。ただ、何一つ役に立ってないな」
言い切らないでよね。
やがて学生は姿を減らし始め、建物も一気に古くなる。
ドアの中に入っても、それは同じ。
狭い階段と薄暗い照明。
壁には古いビラが貼られ、静かというか寂しい感じ。
「前サトミと来た時も、こんな感じだったかな」
敷地は同じで、建物も連絡通路で繋がっている。
ただここだけ独立した建物であり、雰囲気はやはり一線を画している。
「どこにいるか分かります?」
「学会に出てるのかもな。出てて欲しいな」
希望で話す風成さん。
あまり当てにならないので、秀邦さんに連絡を取る。
彼の指示通りに建物内を歩き、研究室に到着。
秀邦さんは風成さんと流衣さんを見て、怪訝そうな顔をする。
「好きで来た訳じゃない」
「何か用事でも?」
「何も無い。何一つとしてない」
そんなにここへ来るのが嫌だったのか。
私で言う、矢加部さんに会うような感覚なのかも知れないな。
それを想像すると、私も逃げて帰りたくなるが。
勢いよく開くドア。
白衣を翻し、颯爽と室内へ入ってくる綺麗な女性。
そして風成さんと流衣さんを見て、顎をそらす。
「久し振りね。私に会いに来たの?そうならそうと言えば良いじゃない。いや、そうじゃないとは言わせない」
出会っていきなりの台詞がこれ。
間違いなく、本人だな。
「うるさいよ、お前は。それと俺が会いに来たんじゃない。それは、弟の友達だ」
「……あなた、前浦田君の所にいた」
「浦田君……。ああ、浦田光」
「ネズミに芸を仕込んでたでしょ」
笑いながら私の頭を撫でる笹原さん。
私が仕込んでいた訳では無いし、撫でる理由がそもそも分からない。
ただ、そこはそれ。
色々言ってはいても、積もる話はある様子。
場所を学内にあるカフェテラスへ移動し、昔話に盛り上がる風成さん達。
こうしてみれば仲の良い友人同士。
秀邦さん達は飛び級で進学してるが、年齢もそれ程は変わらない。
またそこには、同じ時を過ごしてきた仲間としての絆が感じられる。
「真山さんでも呼ぶ?」
「呼ぶって、もう卒業してるだろ」
「ここの職員になってるのよ。……私。……カフェテラスに来て。……そう。今すぐ来て」
とてつもない台詞で通話を終わらせる笹原さん。
傍若無人どころの話ではないな。
「こういう女なんだ。人の事を何と思ってないんだ」
「彼女は時間に余裕がある仕事なの。校内カウンセラーなんだから」
「カウンセラー?」
「あれが分からない、これが分からない。あれが出来ない、あれがやりたい。そういう学生の悩みや相談に乗ってくれる人。私には必要無いけれど」
そう言って、高らかに笑う笹原さん。
この人を止める相談をする人は、必要かも知れないな。
やがて大人しそうな、清楚な感じの女性がやってくる。
紺のジャケットにパンツ。
セミロングの髪は後ろで束ねられ、首からは分かりやすく「校内カウンセラー」と書かれたIDが下がっている。
「あら、お久しぶりです」
「悪いな、仕事中に」
「笹原さんに呼ばれたのでは、仕方ありませんよ」
「まずは、この人を学内から追放したら」
ひどい事を言い出す流衣さん。
そのくらいの軽口を叩ける相手とも言えるし、実際そのくらいの相手だとも言える。
「この方は?」
「流衣の弟の友達。来年からは、ここの学生だ。……進学出来るよね」
「成績も出席日数も問題ありません」
つい机を叩き抗議する。
とはいえこちらは、一度退学になった身。
あれこれ言われるのは仕方ない。
真山さんはにこりと微笑み、私の肩にそっと手を添えた。
「進学する学部はお決めになりましたか?」
「家政科と、スポーツ科学部を専攻するつもりです」
「勉強家なんですね」
褒められた。
良い人だな、この人。
「そっちは流衣の弟。士官学校に行くらしいぞ」
「玲阿君も、一時期言ってましたよね。大学を辞めて士官学校に行くって」
「そんな事もあったな」
遠い目で語る風成さん。
その彼を、流衣さんが刺すような目で睨み付ける。
真山さんも加わり、一層盛り上がる風成さん達。
質問したい事もあったが、今は彼等だけにしておいた方がよさそうだ。
「帰る?それとも、どこか寄っていく?」
「家のすぐ側だからな。舞地さんにでも会ってきたらどうだ」
「あの人は多分、高校の方でしょ。東側の敷地」
かつての高校の敷地に、一部の学部が移転。
舞地さんはそこで見る事も多い。
「デートか」
いきなり後ろから聞こえる声。
咄嗟に振り向くと、いつものキャップにジーンズ姿の舞地さんが立っていた。
「風成さんと流衣さんの知り合いに会ってただけ」
「誰」
「ショウの従兄弟とお姉さん。草薙高校の自治を作り上げた人達」
「それを壊して、謝りに来たのか」
上手い事言うな。
というか、壊したって言わないでよね。
舞地さんがいれば、誰かがいるか。
それはもう、考えるまでもない。
「へろー」
例により、気楽な調子で現れる池上さん。
彼女は私の頭をさわさわと撫で、ショウを見上げた。
「デート?」
もういいんだって、それは。
池上さんに改めて説明。
昔の事を聞きに来たと告げる。
「つくづくそういう家系なのね、あなたの家って」
「そうかな」
いまいち自覚のない反応をするショウ。
とはいえかつてはお姉さんと従兄弟が、自治の確立に参加。
その意地に、彼自身が参加。
池上さんがそう言うのも無理はない。
「今の高校はどうなの」
「ぱっとしない。結構窮屈になってる」
「前みたいに」
「そうでもないけどね。昔ほどの自由さはないと思う」
私は半年草薙高校を離れていたので、まだその全体像をはっきりとは掴んでいない。
また離れていた分勝手に理想化しすぎ、勝手に幻滅してる可能性もあるが。
「いつまで経っても揉めるのね、あなた達は」
「好きでやってる訳じゃないんだけど」
「そうだとしてもよ。今振り返ると、昔は何をやってたのかとしみじみ思うわ」
風にそよぐ前髪をかき上げ、しみじみと呟く池上さん。
カフェテラスに集まる学生達はいかにも幸せそうで、暴れ回る者は誰一人としていない。
羽目を外す事はあるかも知れないが、それはかなり限定的。
ガーディアンがキャンパス内を走り回る事は無く、警備員の姿もあまり見かけない。
「良くも悪くも、大人なのよね。実際、成人だし」
「そんなに変わる物?」
「変わるしかないというか、変わる事が求められるんでしょ。警棒担いで殴り合ってたなんて、今考えると正気の沙汰じゃないわね」
言われてみれば、その通り。
街中でそんな事をすれば、間違いなく逮捕される。
高校内だから。
もしくは、生徒の自治が貫かれているから許されている部分は大きいだろう。
その根幹を作ってきたのは風成さん達。
ショウの従兄弟やお姉さん。
そして先輩。
志半ばでここを去った人もいる。
またそれは、彼等の世代だけに限らない。
そんな彼等の努力に報いるだけの事を、今の私は出来ているだろうか。
彼等が残した成果を、後輩達に引き継ぐ事が出来ているだろうか。
自問をしても、あまり良い答えは出て来ない。
それでも私が目指す目標は、目の前にある。
時を忘れて、楽しげに語る風成さん達。
私達も高校生活を振り返った時、ああして笑顔を浮かべるようになりたい。
そのためには、今という時を大切に過ごす事。
それがまずは、第一歩だろう。
第47話 終わり
第46話 あとがき
自治導入編とでも言いますか。
ユウ達から見て、2世代前の話。
1世代前が河合達に該当します。
風成や秀邦が自治制度の道筋を作り、河合達がそれを既成化。
ユウ達が確立するという流れになります。
登場人物については日記上で書いたため、玲阿家については割愛するとして。
まずは、今回の描写について。
登場人物の性格もですが、当時はまだ戦争の色濃い時代。
ゲリラの掃討作戦が行われていたくらいで、かなり混乱していた時期。
中部地方はそれ程でもありませんが、治安は乱れ気味。
その影響は学校にも波及し、乱闘暴動は当たり前。
武器の持ち込みも目立ち、暴力沙汰は絶えませんでした。
そして彼らは、玲阿流直系。
降りかかる火の粉は容赦なく振り払う生き方をしているため、敵への対応も自然と過激になります。
その意味においてユウ達は、「甘い」んですよね。
彼らに比べると。
そして登場人物についてですが
笹原
飛び級で高校に入学した秀才。
独善的かつ、独裁的。
ただそうするだけの自信と能力を併せ持つ。
また己の限界や分は弁えていて、そこの線引きは出来ている。
現在は草薙大学大学院の院生?
ヒカルにハムスターを預けたのも彼女で、以前よりは多少丸くなってる様子。
同じ学部の関係上、秀邦は今も顔を合わせています。
真山
SDCの代表。
元は野球部のマネージャー。
いわゆる調整型で、他の部からの信頼も厚い。
視野の広さは、おそらく笹原以上。
自分の行動がSDC(とその関係者)の益にならないと理解しつつ、学校のために風成達へ協力する。
現在は、草薙大学の校内カウンセラー。
学生の相談役的立場で、笹原とも仲が良い様子。
巨体な傭兵
いわゆるフリーランス。
身体能力が高く、また常識を兼ね備えた立派な人間。
当時は視野を広げるために学校外生徒になる者もおり、彼もその一人。
現在の状況は不明。
ただ真っ当な人間なので、結構平凡な暮らしをしているのかも知れません。
小柄な少女
同じくフリーランス。
情報収集及び、狙撃が専門。
体術は平均レベル。
やはり、人間的にはごくまとも。
大学ではおそらく射撃部に所属。
現在は軍か、警察に所属していると思います。
多分。
鞭を持つサディストな傭兵
同じくフリーランス。
前述の二人とは違い、腕試しのために学校外生徒になったタイプ。
サディスティックな行動は元来の物だが、「そうして羽を広げて自分をより強く見せる」事により外敵を遠ざけようともしている。
女性に好意を見せるが、男性が嫌いな訳でも無い。
現在は名古屋市内において、防犯グッズの店を経営。
中等部編において、丹下さんが妹と訪れた店がそれです。
生徒会長
自治制度を導入した立役者。
彼は彼なりの思惑があり、生徒のみによる自治は早急過ぎると考えていた。
笹原に有無を言わせぬ程の威厳を持つ存在で、行動原理の基本は「生徒のために」
ただ学校のバックアップがまだ必要との考えから、風成達とは路線対立する事となる。
現在は多分、中央省庁で頑張ってるのではないでしょうか。
ガーディアン連合議長
同じく、自治制度導入の立役者。
徹底的なリアリストで、推測を信じないタイプ。
力のみを信奉するタイプでもあり、ガーディアン組織の拡大を図っていた。
学生運動の名残を持つ。
現在はおそらく、どこかで教員でもやってるんでしょう。
ガーディアンのリーダー
議長の部下。
自作自演の演出を嫌っていたが、指示には従う真面目な性格。
自分の役割と指示に板挟みとなっている、結構な苦労人。
学生運動とは無縁で、典型的な「ガーディアン」
現在は多分、体育教師じゃないでしょうか。




