23-10
23-10
軽快な音楽と輪になって踊る男女。
薄闇の中の幾つもの組み合わせ。
手を取り合い、体を近付け合い。
時に目を合わせ、時に目を逸らし。
藍色に染まる空。
微かに残る西の紅。
冷たい風も彼等の心を冷ますには至らず、頬を染めてステップを踏む。
終わる音楽。
自然と、その時点でペアを組んでいた同士の会話は弾む。
さっきまで木陰で練習していたカップルも、また。
「あーあ。楽しそうだね、みんな」
机に顎を乗せ、鼻を鳴らす。
こっちは寒いしお腹は空いてくるしで、何一つ楽しくない。
「いつ終わるの、これ」
「一回10分として、後5セットあるから1時間は掛かるわね」
「暇だな」
「それより、どうしてあなたはここにいるの」
じっと私を見てくるサトミ。
フォークダンスに参加する人は控え室で待機しているか、着替え中。
少なくとも仮設本部で、机に顎は乗せてないだろう。
「サトミには言ってなかったか。色々事情があって、チケットを人に譲ったの。でも別に、ケンカした訳じゃないよ」
「だったらいいんだけど。もう終わりなのに、冴えないわね」
「自分だって、こんな所に詰めてるじゃない」
「だったら、お互いに冴えないわね」
わざわざ言い直すサトミ。
ただそういう問題でもないし、だからといって何かが解決する訳でもない。
自分の馬鹿さ加減を、改めて認識するだけで。
「しかしさっき神代さんに絡んでた馬鹿は、何者かな」
「さあ。ユウが倒した馬鹿は、誰だったの?」
「傭兵らしいよ。よく知らないけど」
「あの子も自分の事は話したがらないし。難しい問題ね」
ため息を付き、今度はインカムで係員に指示を出すサトミ。
踊ってる人達は楽しいだろうが、こうして眺めてる分には何一つ意味がないな。
「あれ、どうしたの」
「警備が交代になったので。もう、終わりですね」
アイスをかじりつつフォークダンスの輪を眺める渡瀬さん。
人の事は言えないが、暇そうだな。
「踊らないの?」
「相手もいないし、これはって人も見あたりませんし」
意外と辛辣な台詞。
私が男の子だったら、一週間は学校を休むだろう。
「神代さんは?」
「私と交代で、警備に。ああ、あそこ」
4つあるダンスの輪の一つ。
そこから少し離れた場所で、次に踊る人達の側にいる大きな女の子。
暗いし遠いのではっきりはしないが、さっきよりは落ち着いた表情に見える。
「ナオが、何か?」
「ん。どこにいるかなと思っただけ。ただ気の弱い子だから、変な奴に絡まれないように気を付けててね」
「あ、はい」
素直に頷く渡瀬さん。
二人は対で動いてるみたいだし、この子に頼んでおけば間違いはない。
「じゃ、私は石井さん達と遊んできます」
「そう。またね」
とことこと去っていく渡瀬さん。
取りあえず少しは、何とかなったのかな。
「その馬鹿達が、もう一度来ると思ってくる訳?」
「来ないとしても、警戒した方がいいでしょ」
「意外と後輩思いなのね。でも、御剣君には厳しいじゃない」
「サトミ程、鬼じゃないけどね」
二人でとっ組みあっていたら、無愛想な顔をしたケイに見つめられていた。
「何よ」
それは彼も言いたいだろうが、この場においては言った者勝ちだ。
「用が出来た。準備してくれ」
「また、雨でも降ってきたの?今さら吸っても仕方ないでしょ」
「そうじゃない。フォークダンスに、女の子の空きが一つ出た。埋めないと全体が崩れるから、そこに入ってくれ」
今さらそんな事を言われても困る。
というか、そういう気分ではない。
「他にもいるでしょ。女の子は。サトミだって、モトちゃんだって」
「忙しいんだよ、みんな」
「私が暇だって言うの?」
「忙しいのか」
サトミに組み付いている自分。
彼女はインカムを付けて、指示をしている最中。
モトちゃんは、ここにすらいない。
「分かったわよ。踊ればいいんでしょ。踊れば。どうすればいい訳」
「もう時間がないから、すぐ控え室に行ってくれ」
「はいはい。全く、シンデレラじゃないんだからさ」
「ユウは、カボチャだろ」
男一人を地面に転がし、少しだけ気を晴らす。
しかし控え室はいいが、誰もいない。
大きな鏡とドレッサー、バッグやリュックが壁際に並んでいるだけで。
ただ細々した物はもう少しあり、ドライヤーや化粧品。
靴下が片方だけ、なんて物もあるが。
「あーあ」
畳敷きなので取りあえず寝転がり、座布団を枕にして目を閉じる。
大体今日は一日動いていたので、結構疲れた。
外と違って暖かいし、何か良い匂いもするし。
少しだけ、寝るとするか。
「25番の方。25番の方はいらっしゃいますか」
遠くから聞こえる切羽詰まった声。
そんな人はいない。
というか、25番ってなんだ。
「あの。何番の方ですか」
部屋に入って来るなり、訳の分からない事を言う女の子。
何番ってどういう意味か、こちらの方が尋ねたい。
小ささなら間違いなく一番だけどね。
という訳で意思の疎通には至らず、しばし見つめ合う私達。
手を揉みしぼる女の子。
そこでようやく、意味を悟る。
「ああ。何番かは知らないけど、代理」
「良かった。じゃあ、行きましょうか」
「いいけどさ。どうして代理なんて必要なの」
「他の男の子からアプローチされて、そっちで踊ったようです」
随分のんきな話だな。
でもって、私は間抜けな話だな。
広いグラウンドに出来る、いくつもの輪。
その周囲を照らすスポットライト。
ライトで出来た輪をライン代わりに並ぶ男女。
私もそこの一角を占め、ぽつんと立ってみる。
自分の場違い加減を痛感しながら。
着飾った男女。
男の子はスーツか、それを少し崩した恰好。
女の子は華やかな服装。
フリルが付いていたり、スリットが入っていたり、胸元が大きく開いていたり。
襟元にはネックレスやチョーカー。
髪も綺麗にセットされ、立ち姿も華麗の一言。
間違えても、泥だらけのジャージ姿の子はいない。
しかし失笑は怒らない。
誰もがみんな、自分の事に精一杯で。
上手く踊る事だけではなく。
目当ての子と踊るその瞬間を考えて。
祈るような顔付きで、音楽が始まる時を待っている。
仕方ないので上は脱ぎ、腰で締める。
でもって寒いので、すぐに着直す。
「あーあ」
ため息と同時に始まる音楽。
誰か分からないが、とにかく手を取って踊り出す。
ステップという程難しい物ではなく、言ってみれば手を取り合って歩くくらい。
すぐに代わる相手。
する事は同じで歩くだけ。
相手との歩幅が違うため、多少は苦労するが。
早く終わらないかなと思いつつ、相手を代わる。
何度目かのチェンジ。
ふと感じる異変。
懐かしいというか、馴染んだというか。
「なんだ?」
やたら高い位置に持って行かれる手。
それによって上がる視線。
はにかんだ精悍な顔。
苦笑気味に屈められる、大きな体。
「な、何してるの」
「自分こそ」
「い、いや。人がいなくなったから、代わりって。ああ、この子だったのか」
「何の話だ」
狭い歩幅で歩くショウ。
事情を話す状況ではないし余裕もないので、こっちも歩く。
少し落ちる照明。
ゆっくりになる音楽。
重なる手。
近付いた体。
感じる息遣い。
言葉も無く、何かをする事もなく。
ただ手を取り合って、ステップを踏む。
静かな、二人きりの世界。
辺りの景色は闇に溶け。
周りの人は、照明の光にぼやけてかすむ。
軽くなる気持。
浮き上がるような体。
夜空に見える星にまで届くような。
どこまでも続くような時……。
戻る照明。
終わる音楽。
ペアになって歩き出す男女。
私達も一緒に歩く。
さすがに手は離して、でも近い距離で。
「あなた。結局踊ってるじゃない」
インカムを手にして、苦笑気味に私を出迎えるサトミ。
普段にも増して優しく、温かな表情で。
「ケイに言ってよね。踊ってたら、ショウがいたんだから」
「それと、その恰好は何」
「俺は、着替えも用意した」
サトミの後ろで、ぼそりと呟くケイ。
そういえば控え室で、私の名前が張った服を見かけたな。
すぐ寝たので、すぐ忘れたけど。
「いいだろ、これでも」
私のジャージに触れるショウ。
ほら、問題ないじゃない。
「やってろ、二人で」
「やってるわよ。ねえ」
「え、ああ」
戸惑い気味のショウ。
確かに、何をやるのかという話でもあるが。
「それより、仕事してくれ」
「もう終わったじゃない」
「雪野さんよ。それは文化祭が終わったんだよ」
変な言葉遣いをするケイ。
それに文化祭が終わったのなら、全部終わったんじゃないの。
「ああ、後夜祭」
「分かってくれて、助かった。ファイヤーストームのやぐらを組むから、クレーン操縦してくれ」
「今更だけど、フォークダンスってその周りでやるんじゃないの?」
「消防署がうるさくて、取りやめになった。火なんて、燃えるためにあるんだろ」
それはそうだろうが、人を燃やすためでもないだろ。
そういう理屈を、この人に説いても仕方ないが。
すぐに組み立てられるファイヤーストーム用のやぐら。
ただやぐらといっても木材を格子状に組み合わせただけの、簡素な物。
サイズもそれ程大きくはないが、私を丸焼きにするくらいなら十分か。
「思った程じゃないね」
ぺたぺたと木材に触れ、上を見上げる。
高さとしては、教棟の二階くらいだろうか。
私が中にいても、間違いなく気付かれないな。
「入る?」
ライター片手に笑うケイ。
言ってる意味が分からないし、どうして笑ってるかも分からない。
「これ一つだけ?」
「なりは小さくても、威力はある。ユウと同じ」
「そういう比較をしないでよね。大体、ただの木じゃない」
「硝酸や砂糖を混ぜて、火力があるように見せかけるんだよ。試してみたら、丸焼けになるかと思った」
薬品が入ってるらしい大きな袋を蹴るケイ。
そんな話を聞いた後なので、こっちは一歩下がってショウの後ろに回る。
私なんて火が回ったと思った途端、欠片も残らないからね。
「じゃあ、これも撒くのか」
「ああ。ただ分量が難しいから、俺はやりたくない。……木之本君?……そう、ファイアーストームの薬品。……ああ、頼む」
ケイが端末をしまってすぐに現れる木之本君。
彼を信頼しない訳ではないが、燃えたくもないのでショウの後ろからは離れない。
「押すな」
「危ないじゃない。燃えたらどうするの」
「俺は燃えてもいいのか」
「大きいから、すぐには火は回らないって」
大騒ぎする私達に苦笑しつつ、無造作に薬品をやぐらの足元に掛ける木之本君。
彼には慣れた作業かも知れないが、もう少し離れた方がよさそうだ。
「大丈夫なの?」
「これは火力を増すよりも、見た目を派手にするんだよ。燃えるとすごいけど、実際は大した事無いから」
「分量は?」
「初めから、丁度の分が揃ってるね。後で色々追加しても面白いよ。綺麗な色が出るから」
火なんて赤いか青いかじゃないの。
というか、やっぱり大丈夫かな。
「ここで、ゲームとかやる?」
「やらない。燃やして終わり。もう、さんざん遊んだだろ」
「スポンジで、泥水すくっただけよ」
「なるほどね。とにかく燃えるから、見ててくれ」
いつになく楽しそうだな。
いっそ自分が燃えれば、もっと面白くなるんじゃないの。
「えー。キャンプファイヤーの準備に今しばらく時間が掛かりますので、それまでこちらでお楽しみ下さい」
どこからか聞こえる拡声器の声。
やぐらの手前に居並ぶ、ギターを持った男女。
変に派手な服装で、ドラムは体に全部を背負ってる。
「燃えるぜー」
やぐらを指差す、ボーカルらしい男性。
それは燃えるだろうし、改めて指摘してもらう事でもない。
「寒いぜー」
どっちなんだ。
いや。確かに寒いけどさ。
「やってるかー」
何をだ、何を。
みんな私と同じ気持ちらしく、反応は薄い。
というか、どう対応したらいいのか戸惑っている様子。
大体、この人達は誰なんだ。
「俺は誰だー」
だから、こっちが知りたいっていうの。
せめてバンド名なり個人名を名乗ってよね。
「うわー」
突然ギターで櫓に殴りかかる男女。
何事かと思ったら、ギターはあっさり砕けて地面に落ちた。
段ボールみたいな柔らかい素材で作ってあったらしく、その残骸をやぐらの中に放り込み出した。
演出なんだろうけど、この暗闇の中でははっきり見えないので何も面白くない。
「俺の、俺のギターがー」
訳の分からない事を言いつつ、ケースから新しいギターを取り出す男性。
こっちは本物らしく、弦に指を掛けた途端設置されているスピーカーから音がした。
雑音ではなく、綺麗な和音が。
「行くぜー」
突然奏でられる激しいメロディ。
何かを投げ出すバンドのメンバー。
頭の上を跳んでいくので、咄嗟に頭を抱えて地面にしゃがむ。
あちこちから上がる叫び声。
しかしそれはすぐに、歓声へと代わる。
何事かと思っていたら、目の前に一つ落ちてきた。
白い和紙に包まれた、手の平よりも小さいサイズ。
馴染みのある重さというか、手応えというか。
「餅」
白くて、粉が振ってあって、少し固い。
それ程珍しい物ではない。
ただ、夜の学校で見かける物でもない。
ましてや、後夜祭にばらまく物ではあるはずがない。
しかし、面白いには面白いな。
またそれが狙いなのか、やぐらを取り囲む集団は誰もが歓声を上げて餅を取り合っている。
こういいう言い方はなんだけど、たかが餅。
買おうと思えばすぐに手に入るし、何が何でも欲しいという物でもない。
それでもこうしてばらまかれると、違う心理が働くようだ。
「もっと欲しいかー」
「欲しいー」
叫び返す生徒達。
「餅屋へ行けー」
何だ、それ。
無いなら無いって言ってよね。
「歌うぞー」
「歌えー」
みんな、染まってきたな。
しかし始まったのは、スローなバラード。
上手いには上手いけど、肩すかしだな。
「聞けー」
聞いてるよ……。
ようやく終わる、訳の分からないライブ。
この人達のは、生じゃないと意味がないな。
勿論曲もいいんだけどね。
TVから、餅は飛んでこないから。
さすがに泥まみれでは何なので、私服に着替える。
シャワーも浴びる、髪もとかす。
こう考えると、さっき今での恰好は何だったのかという話だな。
紺のジーンズスカートに白のシャツ。上にはオレンジのパーカーを羽織り、フードを被る。
被る事に意味はない。
それを問う事こそ、無意味だと思う。
「寒いのか」
「別に。雰囲気よ、雰囲気」
「訳が分からん」
首を振るショウ。
ちなみに彼は、ジーンズにTシャツ。
冷たい風が吹き、夜も更けていく中での。
何の意味が分からないんだか。
「でも、どうして火を燃やすのかな」
「燃え上がるだろ」
「まあね。面白いには面白いけど」
静まり返るグラウンド内。
どこからか飛んでくる火の線。
それはやぐらに当たり、突然青い炎を吹き出した。
「わっ」
一気に天を突く炎。
思わず仰け反りそうな程の火力。
距離はあるが、熱風が前髪をなびかせるように吹いてくる。
「と、とてつもないね」
炎の柱というか、炎の固まりというか。
もしかすると炎の頂点は、教棟の上辺りまで届いてるかも知れない。
「あー」
「なんだよ」
「何が」
「いや。何でもない」
再び首を振るショウ。
訳の分からない子だな。
取りあえず少し距離を詰め、手をかざす。
熱風は来るが、それ程熱くはない。
しかし、火の粉は飛んでくる。
サトミなんて、むしろ下がってるくらい。
「燃える、燃えてるよ」
「当たり前でしょ」
「ほら。ほら」
「何燃えてるの」
興味の欠片もないという口調。
別に自分が燃える訳でもないのに、何を怖がってるのかな。
「餅焼こうか、さっきの餅」
「いつ拾ったの」
鈍い発言。
餅は相当数飛び交ったはずで、私は3つ確保した。
「棒は、棒」
「どんど焼きか」
「いいから、棒」
「そういう情緒のない事はやらないんだ」
薪を背負って答えるケイ。
この姿で、情緒を語って欲しくないな。
「それも燃やすの?」
「木之本君に薬品を塗ってもらったから、違う色に燃える。俺はやらないけど」
「不器用だもんね。ショウ投げたら」
「貸してみろ」
「赤」と書かれた薪を抜き取り、無造作に構えるショウ。
でもってすり足で炎へ近付き、火の粉が激しくなった辺りで薪を放った。
炎に吸い込まれて行く薪。
それに吹き上がる、真っ赤な光。
すぐに上がる大歓声。
「面白いね。近付きたくはないけど」
「見た目程は燃えてない」
「じゃあ、熱くはないの?」
「見た目程は、熱くない」
訳の分からない答え。
第一、試しようもないし比較のしようもない。
燃え上がる炎。
それを囲む大勢の人達。
炎に照らされる、幾つもの顔。
静まり返る火の回り。
薪の燃える音だけが、グラウンドに響く。
空の星と、炎の灯り。
炎の近くにいるのは、カップルが大半。
その外に友人同士。
そこから少し距離を置き、木にもたれて腕を組む。
この輪に入るのがどうという訳ではない。
ただなんとなく、一歩引いて炎を眺めたい気分だったので。
今日一日遊ばずに、グラウンドの整備をしたせいだろうか。
楽しむ側よりも、運営する側。
責任、という言葉がなんとなく思い付いた。
自分だけの楽しみを追う時期は、もう過ぎたんだろうか。
ただ楽しいだけでは済まされないんだろうか。
その辺は分からない。
深く考えた事もない。
自分に何が出来るのかすらも。
何をすべきかも。
炎はただ燃えて、揺れるだけ。
当たり前だが答えが浮かび上がる訳もない。
それは自分で見つけ出すしか
燃える 炎 囲む僕達
昨日までは知らない 今はその傍らにいる
今も燃える 赤い炎
天を焦がす 赤い光
僕の身も 焦がす
夜空を 赤く染め上げる
僕の心を 燃え上がらせる
燃える 炎 囲む僕達
どこからか聞こえるバラード。
それに耳を傾けつつ、空を見上げる。
歌詞通り、赤く染まる空。
私をも、赤く染める。
締めくくりに相応しい。
華やかで。
だけど切ない、透き通った赤い色……。
第23話 終わり
第23話 あとがき
軽い息抜き編、ですね。
外伝に近い内容で、本編の流れからは若干外れているかも。
たまには、こういう話もありという事でご了承下さい。
ニャンの活躍により草薙高校内における陸上部の存在は非常に大きく、現在はSDC内でもそれなりの地位を占めつつあります。
格闘技系の団体が主流という流れも変化している様子。
この辺のパワーバランスも多少は学内に影響があるんですが、本編ではそこまで書く余裕も無いはず。
だったら、ここで書くなという話ですが。
ちなみにニャンは世界GPに時折参戦しており、海外でも徐々にその名を知られつつあります。
後夜祭でライブをやったバンドは、「AAジャミング」
コミックバンド風でありながら、確かな演奏技術も持ち合わせています。
イベントに呼ばれる事が多く、持ちネタも多数ある様子。
今回は餅を撒いていましたが、子供相手の場合はお菓子を撒いたりもします。
今はインディーズで、プロデビューはしてません。
という、どうでも良い設定でした。




