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和田くんと田中さん♡♡  作者: しろかえで
15/29

第12話 これで終息?

「予想通りに……」って言葉がポンッ!と浮かんだ。

 でもそれは、私が無意識に抱いていた『願い通りに』って言葉なのかもしれない。


 そう、和田くんと一緒に居るのは息苦しい。

 クラス委員の仕事をカレとやるのももうごめんだ!

 だからクラスが別になったのは本当に幸いだ。

 願わくば……隣のクラスでも無ければ良いのに!と思うくらいに。


 その息苦しさのタネは彼が蒔いたのだから……彼が泣こうが笑おうが私の知った事では無い!

 私の心は平穏を取り戻し、甘美なる“腐”の世界を耽読し、更なる妄想へと()()()()するのだ!

 その世界に“ナマ身の彼”は不要!

 つまり、和田くんが私の世界に共にある事はないのだ!!

 あーー!ただ……

 ウチのお母さんと和田くんのお母様やお姉様への対応が!

 問題だなあ……

 私に『緩やかなフェードアウト』なんて芸当ができるかしら??

 しかしまあ!

 いずれにしても!

 和田くんと別のクラスになったのは幸いだ!

 何だかちょっとだけ寂しいけど……

 でも、「田中さん!」ってうっとおしく呼ばれなくなる訳だから!

 ストレスは大幅に軽減される筈……

 でも私、「千景って呼べ!」って命令しちゃったんだよね……

 ウワッ!めっちゃ恥ず!!

 間違いなく私の黒歴史だわ!

 とにかく!

 また同じクラスになった美咲と“やおい”談義をして……この気持ちを切り替えよう!


 ◇◇◇◇◇◇


『和田くんとクラス委員やる事になったよ。おしどり夫婦だった千景からアドバイス貰えたら嬉しいな♡』ってメッセが揣摩さんから入った。


 へえええええ~そうなんだ!

 そういう流れなんだ!

 ったく!()()のヤツ!!

 絵に描いた様なサイテー男だな!!(私は描かんけど)

 あああ!!!

 ()()()()()の事を!

 頭の中に置くだけで腹が立つ!

 ってプンプンしながら教室を出たらバッタリと和田と出くわした。


 まあ私だって!

 立派なJKで……あと2年もすれば選挙権を持つ“大人”の仲間入りをするのだから……

 和田に対しては極めて“大人な”対応で接し、祝福までしてあげて、早々に()()()から離れた。


 で、一緒に歩いている美咲が靴下を直している時に、何気なく廊下を振り返ったら……アイツ、揣摩さんと親しげに話していて、私の怒りは爆発したのだが……

 なぜか胸が……

 シクッ!と痛んだ。



 

                        次話へ続く



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